夜になっても
外にほしていた
青いたおる
わすれられたまひるみたいに
くの字にかたまって
鉄棒をまたいだままどうすることもできなかった
乾いた青空とまちがって
たおるにはりついていた蛾は
自分の吐いた糸はとうにわすれていた
りんねのたおるにくるまって
もうひとまわりすることを
宿望していた
それでもね
りんねをこえたくなったなら
にたったおゆにつかってゆくのだね
外にほしていた
青いたおる
わすれられたまひるみたいに
くの字にかたまって
鉄棒をまたいだままどうすることもできなかった
乾いた青空とまちがって
たおるにはりついていた蛾は
自分の吐いた糸はとうにわすれていた
りんねのたおるにくるまって
もうひとまわりすることを
宿望していた
それでもね
りんねをこえたくなったなら
にたったおゆにつかってゆくのだね