【ワシントン=今井隆】オバマ米大統領から次期駐日大使に指名されたキャロライン・ケネディ氏(55)は19日、上院外交委員会の指名承認公聴会に出席し、所信表明を行った。
沖縄県・尖閣諸島を巡る日中対立に関し、「(尖閣諸島は)日本の施政権下にあり、(米国の対日防衛義務を定めた)日米安全保障条約第5条が適用される」と明言。「平和的な解決、対話と緊張緩和を求めていくことが米国の関心事で義務だ」とも述べ、日中の衝突回避に尽力する考えを示した。
ケネディ氏が大使就任に向けた所信を公の場で表明するのは初めて。公聴会の冒頭、「日米同盟はアジア地域の平和と安定、繁栄の礎石だ」と強調した。集団的自衛権の解釈変更を巡る議論については「日本国内の議論を注意深く見守りたい」などと指摘するにとどめた。
(2013年9月20日08時06分 読売新聞)
沖縄県・尖閣諸島を巡る日中対立に関し、「(尖閣諸島は)日本の施政権下にあり、(米国の対日防衛義務を定めた)日米安全保障条約第5条が適用される」と明言。「平和的な解決、対話と緊張緩和を求めていくことが米国の関心事で義務だ」とも述べ、日中の衝突回避に尽力する考えを示した。
ケネディ氏が大使就任に向けた所信を公の場で表明するのは初めて。公聴会の冒頭、「日米同盟はアジア地域の平和と安定、繁栄の礎石だ」と強調した。集団的自衛権の解釈変更を巡る議論については「日本国内の議論を注意深く見守りたい」などと指摘するにとどめた。
(2013年9月20日08時06分 読売新聞)