明鏡   

鏡のごとく

かなしみのしゃく

2014-01-22 18:39:51 | 

かなしみをあんじていました 
雪の朝はやく
しろいくるまがぶつかりとまってた
じこをみていたからでした

くるまいすのてつじんと
えほんのよみきかせびとのかなしみを
あんじていました
ひとはあっさりといってしまうと

つかれはててねむるしかなかったのです
ふゆのさむさにかまけて
しゃくとりむしのように
かなしみはひらいてはとじていくのだとおもいながら

かなしみのしゃくはあいまいではかりづらいのですが
なんどもなんどもはわれらのほほをはいまわるのです
冬眠せずにいられない
雪のつもったしゃくなのです