あくだとかむだとかぜんとかひにくにもよくのいきかた よくわからんや
かなしみをあんじていました
雪の朝はやく
しろいくるまがぶつかりとまってた
じこをみていたからでした
くるまいすのてつじんと
えほんのよみきかせびとのかなしみを
あんじていました
ひとはあっさりといってしまうと
つかれはててねむるしかなかったのです
ふゆのさむさにかまけて
しゃくとりむしのように
かなしみはひらいてはとじていくのだとおもいながら
かなしみのしゃくはあいまいではかりづらいのですが
なんどもなんどもはわれらのほほをはいまわるのです
冬眠せずにいられない
雪のつもったしゃくなのです