ローマ法王が天に召された。信仰を持つものではないが、この人のことはすでに20年以上映像などで知っていたわけで、ご冥福をお祈りしたい。
それにしてもこの人は老いてなお死の数日前まで人々の前に姿を現し、何かを言おうとしていた姿は自分としては見るのもつらいものがあったが、法王ご自身も他の全ての人間と同じように苦しむということをむしろ積極的に見せるということだったらしい。
このことのぜひは自分にはわからないが、ご遺体も台の上におかれ、かなり近くまで一般の人も近づくことができたようだ。日本の皇室と単純な比較はできないが、日本の皇室では考えられないことである。どちらがいいとか悪いというようなことではなくて、文化の違いというべきものであろうか。