「再生と改革に取り組むNHK予算~衆・参総務委員会審議から」とか言う番組を
途中から見た。
これは前にあったような討論番組ではなくてNHKのアナウンサーと会長、それ
と聞き手みたいな感じで見城美枝子が出ていた。
前回の討論番組はなんとも言いようがない悲惨な感じがしたが、今日はまた
きれいにまとめすぎてる感じで、それが鼻についた。
国会の質疑の模様をダイジェストで放送していたのだが、野田聖子にはもう
あまり興味はないが(いずれまた、あるテレビ番組の感想などを書きたい。
週刊新潮の記事や最近の造反の動きなどいろいろこの人も話題を出し続けて
くれているようだ)、民主党の若手の議員は前会長の退職金に関してかなり
強く問いただして、NHK側がまともに答えられなかった場面があって、その
ときのことをくわしくおぼえてなかったので、この番組を見て思い出そうとし
ていたら、見事にカットされていた。
それどころかある議員から「グラッときたらNHK」などというおべんちゃら
を言われた場面などをうつし、それを引き継ぐ形で、会長がしゃべっていたが、
はっきり言ってもう怒る気力もなくなった。
地震のニュースはNHKでなくてもすぐだすわけだし、防災無線も張り巡らして
あるところも少なくないわけで、防災用の報道は決してNHKの専売特許でも
何でもない。
またNHKは自然災害に関する情報を提供するためだけに存在しているわけでは
ない。
もちろんそう言っているわけではないだろうが、この間の脱線事故にしても「たま
たま」NHKの職員が現場に居合わせていたからで、それを「NHK魂」というのは
どうだろう。
しかもその話しは受信料の話しの中で出てきたと思うが、まったく受信料とは関係
ないし、NHKにしかできないことというのでもなんでもないだろう。
NHKは不祥事をいくつもおこしているが、実名を挙げられているのはその一部で
しかないのではないか。
自分たちに都合のいいことばかり流して、何が「再生と改革」かと正直あきれた。