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立花隆先生のアメリカでの日本の解散劇の報道の描写について

2005-08-13 21:33:46 | マスコミ批判

評論家の立花隆氏がアメリカに滞在中だそうで、日本経済新聞のサイトに「海外メディアが伝えた小泉・郵政解散劇の評判」と題した論考を載せている。

長くてわたしもくわしくは読んでられませんが、こちらです。


立花氏の主張はアメリカでは今回の解散は日本では大ニュースだが、アメリカではほとんど報じられていないということと、郵政民営化がアメリカの圧力であることにほぼ集約されるものだろう。

いろいろ反発を感じた点もあるが、まず解散して選挙があるということに関してはそれほどアメリカで大々的に報じる必要はないのではないか。


選挙の結果が出てから報じるぐらいで充分でしょう。

また一般的アメリカ人が日本についてあまり知らなくてもそれほど気にする必要もないとすらわたしは思う。


日本だってアメリカのニュースがどれだけ報道されているかと言えばアメリカのトップニュースでもあまり報道されてはいないというのが実情だろう。


アメリカで今回の解散について報道していないことについてたとえば「USA TODAYは、完全に無視して、1行も報じなかった」としている。


わたしは雑誌の方の最近のUSA TODAYはまったくもっていないが、USA TODAYのサイトでJapanese Koizumi で検索するとAPの記事が出てくるようで以下のページになります。


こちらです。

記事はAPのものらしいですが、USA TODAYが無視してるとまでいえるかどうか、自分は疑問です。


APのものらしいが、ビデオもある。


またNew York Times のサイトでJapanese Koizumi で検索すると、

ここへ飛びますが、立花氏がこの画面を出すのは到底無理ということでしょうか。そのうちこの画面も出なくなるかもしれませんが。。。

それを見れば、New York Timesは解散前から解散を予測した記事を少なくともサイトには出していたことが分かる。

なおNew York Timesは無料の登録をしないと小見出しぐらいしか見られない。

またイギリスのBBCもわりと今回のことは新聞の社説を比較して詳しく報道しているようだ。

こちらです。

というわけで、立花氏はどうも紙メディアを見ただけであまり報道されていないと結論付けているようだが、アメリカではサイトは見ないのだろうか。

アメリカにいる立花氏がこうしたサイトに気づかず、ひどく環境の悪いところにすんでいるわたしがこうしたサイトに気づいているとしたらこれもずいぶん皮肉な話しではないだろうか。

立花氏はインターネットに関する著作もあって議論も読んでいるようではあるが、いずれにせよ小泉首相のことを「ちょっと頭の弱いポピュリスト政治家」と呼べるほど頭がいいとは自分には思えない。

自分もそれほど頭はよくないですが、一応英語ぐらいは少しは読めて、検索の仕方もそこそこできるつもりです。



追記(21:56):ただ最初、USA TODAYのサイトを検索する能力がまったくないかのように書いてしまいましたが、これはもともとAPの記事のようですのでそこまで言うのはやめます。文章も少し変えました。題も変え、その後もちょこちょこ直してます。

いずれにせよ、それほどネット上の情報をあまり見てはいないようであるとは思います。