気楽に♪

ゆったりと自然体で、気楽に過す私流・・・  (無断転用禁・著作は放棄せず)

図書館運営

2015年09月03日 16時33分17秒 | 綴りごと
今日は、久し振りに晴れたと思ったら

また夕方から雨。

湿度高過ぎです。

ジトジト、ムシムシ。


関連会社から“疑惑”の選書 武雄市TSUTAYA図書館、委託巡り住民訴訟に発展


何?と思って読んだら…

酷いものですね~~。


2013年4月に市の図書館運営を全国で初めてTSUTAYAとコラボし、

注目を浴びた武雄市図書館(佐賀県)。

しかし、そこに並ぶのは「公認会計士第2次試験2001」や、

シリーズものだが全巻そろっていない「ラーメンマップ埼玉2」など、

出版年度が10年以上前で市場価値が低いものばかり。

市民から疑惑の声があがっている




えええええ~~~

図書館には、最新の話題性が有る「新刊本」が揃っているからこそ、行きたくなる。

それらが年を経て、古い本になるのはそれはそれで良いけれど。


はなから、出版が古い「新古本」が入って来たのでは

図書館に行こう!って気持ちも薄れる!ってものです。


図書館の本は、数多く並んでいればよい!ものではなく

如何に時代にマッチして、こう云った物なら市民が喜んで手に取るだろう!と

しっかり職員が1冊、1冊吟味して揃えていく!

それが市民図書館であろうと思う。


個人図書館なら、個人の趣味で集めれば良いけれど

市民図書館は、多岐にわたるニーズにいち早くこたえるために

最新版を購入し、

地域経済関係、教育関係等々、古いのでは話にならないものも多々ある事を

しっかり認識しなければならないのである。


また、地域の歴史、民話、景観など

その地域独特な物は、たとえ古かろうと研究者にとっては大事な資料であるだけに

廃棄処分などは、もってのほか。


なのに…


市民の疑問や不満の声は、選書だけにとどまらない。

改修にあたり、書物や視聴覚資料など合計8760点が除籍、廃棄処分された。

「郷土資料『みを』『温泉博士』などが除籍されましたが、

これらは県立図書館にも所蔵がない資料で貴重なものだった。

さらに、武雄にしかない蘭学資料が詰まった『武雄蘭学館』は、

TSUTAYAのレンタルコーナーに改修されてしまったのです」

(「武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会」の代表世話人・井上一夫氏)

 蘭学館には、国産第1号の大砲など蘭学資料が常設で展示され、

昨年8月には2千点もの資料が国の重要文化財に指定された。

電気通信大学の佐藤賢一准教授が、こう解説する。

「明治以前の西洋技術導入の歴史をひもとく武雄の蘭学資料は、

非常に価値のあるもの。

戊辰戦争の際に明治天皇からいただいた“錦旗”の現物も展示され、全国的に注目度は高かった」



絶句!としか書きようが有りませんね~。

なんて事なんでしょう。

此処の図書館職員のレベルを疑ってしまいます。



市立図書館の運営の仕方で、その市の「文化的レベル」が良く解ります。


我がふるさとの、亡くなった菅野〇顔氏がこの話を聞いたら

きっと顔を真っ赤にして怒るでしょうね~。


図書館や本を愛する職員の気持ちは、市民に伝わるものです。

だからこそその図書館は市民にも愛される。


私は小学から通った、あの古い小学校裏の図書館は今でも目に浮かびます。

何処にどんな関係の図書が並んでいたか

図書館の玄関さえ、はっきり覚えています。


大人の人が入る場所はずっと奥で、

子供心に、早くあの場所に入って本を読んでみたいと思ったものです。


そしてその奥には小さな池と庭が有って…

(子供の目にはとても大きく感じましたが)


市民にとって図書館は、そういった所なんだと思うわけです。


もうあの図書館は私の記憶の中にしか残ってはいませんが

もう一度入ってみたい、懐かしい図書館でもあります。


武雄市図書館も、早く市民に長く愛される図書館づくりに励んでほしいものです。


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