アニメも早くも第9話まで放送されましたね。
公式ツイッターの方でも情報が更新されているかな?と覗いてみたらば。
チュドーーーン☆☆☆
完全不意打ち。
ハートに核弾頭ミサイル的中です。
『公式レシピブック ~遠月学園 勝負の一皿~』。
・・・買う予定なかったのに。
あんな創真目にしたら買わざるを得ないでしょうが!!!
佐伯先生のおばかぁああ!!!
さて、アニメ感想が遅れ気味になってますね、頑張らないと・・・!(汗)
今回は単行本のおまけ漫画からスタート☆
これは明らかにあれですね。
気合入れてるのは郁魅の方じゃなくてアニメスタッフの方です。(^^;A)
前回言いそびれてました。
貞塚や創真の包丁に引き続き、早くも登場してます。
ゴシップ新聞『遠月スポーツ』が。
これはもう、アニメ第二期も決定していると確信していいでしょうね。
これほど原作における先の展開のネタを出してくれているんですもの。
そして、これもまた言いそびれてました。
創真写真写り悪すぎ(核爆死)。
履歴書の写真もそうだったけど、写真撮影の時はヘラ顔はよした方がいいと思う。(^^;A)
さり気に改変されていた、控室でのやり取り。
創真が「丼のタレ」にも工夫を施したという、視聴者への説明を兼ねた会話が割とあっさりとしたものになっています。
でも私としては、これはとても良い改変だったかと。
その理由は後ほど・・・って。
睡眠時間が二時間だあぁぁぁあ!?!?!?
んなもん昼寝レベルだ!!!
駄目よ創真!!躰壊します!!!
成長期なんだしその倍は寝て頂戴!!!(><。)
この作品の準々レギュラー?である川島麗。
予想以上のキャピキャピ声でした・・・。(^^;A)
気付いたんですが、「麗」って名前は「裏」と掛けてたんですね。(←今更?)
さあ、そして両選手入場!!
スクリーン演出凄え~~~!!
完全に『アイ●ンシェフ』(もしくは『料●の鉄人』)のノリです。
うわ~これはワクワクしてきた♪
でもって
やっぱ『幸平 創真』って字面良いなあ~~~v
意味といい文字数といい発音といい画数といい、全てのバランスが完璧!!(←バカレベルに依怙贔屓)
というわけで
創真頑張ってーーー!!!!!
(o(>□<)o)
↑
モブどものブーイングをかき消す大声で
まったく、遠月学園って一応坊っちゃん嬢ちゃんばかりのセレブ学校なんですよね?
だったら観戦のマナーぐらいわきまえろ(怒)。
まあ、「絶賛炎上中」という表現には苦笑を禁じ得ませんでしたが。
悪い意味ではあるものの脚光浴びまくりな創真の食戟に対して、小西先輩の時の食戟の侘しさといったら。(^^;A)
果たしてあの後、ワンちゃん達は御馳走してもらえたのでしょうか?
そして保護してもらえたのでしょうか?
シッポ振って寄ってきてくれるような良い子達だけに、それがずっと気になってます・・・。
そして対戦前のお約束である煽り合戦へ(笑)。
勿論創真の勝利♪
創真の口の達者さは日本一。
そしてえりなは文字通り高みの見物。
えりなが自分の試合を見に来てくれたと、高揚する郁魅がなんか不憫。
目当てはキミじゃなくて、創真の方なんだけどね☆
わざわざえりなのナレーションを入れてくださったお陰で、危うくテレビ画面にコップ投げつけそうになったのは内緒。(←)
ちなみに、原作を読んだ時にも思ったのですが、ここの創真の横顔な~んか好きなんですよね~。
この落ち着きはらった表情が妙に惹かれるといいますか。
かくして、いざ食戟開戦!!
いざA5肉も登場!
いざセール肉も登場!
これは安い!!(Σd(>▽<))
国産のサーロイン牛が半額の350円とは!おっとくー♪
いいなあ~、こんなに安いスーパーうちの近所にも立ってくれないかな~。(自炊してるとね、こういう事をマジで思うようになるんですよ)
モブ共:「ふざけんなぁぁ!!!」
アンタたちの方こそふざけんなー!
観戦のマナーをわきまえやがれっつってんだよ!!!(激怒)
まあ、何故かアヒルさんが投げ込まれたのには笑いを禁じ得ませんでしたが。
すっかり創真に見切りを付け、自分の料理に取り組む郁魅。
ここら一連のシーンはかなり魅せられるものがありました。
この少し前に切り出したA5肉の香りを嗅いだ時の眼差しもそうでしたが、表情や動きがとても「綺麗」なものになってましたね。
特に焼き上がった肉の温度を唇で計っている時の表情は、とても艶やか。
ここは原作でも目を惹かれた所でしたっけ。
これで服装さえまともだったらねえ・・・(大苦笑)。
えりな:「聴こえなくて?天井の調べ・・・肉のソナタが。」
聞こえません。(っていうか聞こえてたまるか)
そして再び郁魅の方から煽り合戦へ。
止せばいいのに・・・。
ホラね。
またもや創真の勝利♪
創真の口の達者さは世界一。
創真の「返し」は倍返しという名の正論だからなあ~~~。
迫る制限時間。
おお~~~!!この演出は素晴らしい・・・!!
そして終了。アイキャッチ(CM)を挟んでいざ審査へ。
ここのアイキャッチも単行本から引用。
川島麗のぶりっ子さに、最後には注釈さえも閉口(笑)。
郁魅の品の審査が終わり、次は創真となるわけですが・・・。
なに食べる前から見下してるんだという。(アンタらはどっかのお嬢様と同族か)
これが観客のモブ共ならともかく、「審査員」としてその態度は明らかに問題ありです。
まあそんな態度だからこそ、この後の展開がより一層盛り上がるわけですけども。
そんな失礼な態度の審査員達に自分の品を差し出す創真のタイミングと表情が凄く絶妙なんですよこれがまた!
会話の最中に器を置く「音」と、蓋を開ける落ち着き払った「微笑」が、審査員達の「偏見」を中断してるんですよね。
この細やかかつ見事な作りにまたもや感嘆。
いつも丁寧に作ってくださっているこのアニメですが、今回はそれが一際抜きん出ていると思います。
ここからの展開にはもうガッツポーズが止まりませんでした♪
夢中になって描きこむ審査員達が見ててとても爽快♪
しかも「梅風味飯」の判明のシーンで、梅の花びらが舞う演出が。
創真を[春の嵐]と見ている私としては、この演出はもう最高♪
なによりミニキャラ化した審査員達がめっちゃ可愛い~~~vvv
前回の感想でも、こういった実食リアクションのミニキャラ化をもっと増やしてほしいと述べたばかりだったこともあって、これには超笑顔になっちゃいました♪
そして創真による総括。
小西先輩の言葉を借りて郁魅の丼の至らない点を指摘した創真。
単行本感想でも少しだけ述べましたが、創真ってマイペースでありながら他者の言葉をしっかり聞いている子なんですよね。
しかも小西先輩がそのセリフを言ったのは、あのいやぁな暑苦しいシーンだったというのに(爆)。
私達視聴者でさえも気に留めなかったような言葉をきちんと聞き、参考にしていた。
この創真の姿勢には当時も感心させられましたっけ。
それでも往生際が悪く自分の敗北を認めようとしない郁魅に、創真はとどめとして自分の料理を。
ここも個人的に惹かれたシーンです。
ここの創真、口調はドS以外の何ものでもありません。(←←←)
なのに、そんな口調とは真逆で、表情は非常に真っ直ぐに温かく郁魅を見てくれているんですよ。
ここに創真の人柄が醸し出されているな~と感心しました。
アニメスタッフさん本当にグッジョブすぎる。
創真の料理を口にし、彼が言っていた「丼の語り」を聞き取る郁魅。
「肉のソナタが聞こえなくて?」とかえりなが言ってましたが、これはここのシーンへの繋がりにもなっていたのかも。
郁魅の肉という“食材”だけが奏でる調べ。
創真の丼という“料理”が織り成す言葉。
その対比なのだろうな、と。
そして回想。(クマさんへの仕打ちが最小限で良かった・・・。)
そしてリアクション。
リアルタイムで原作を読んだ時にはやっぱりドン引きだった私。
ですが、アニメのこの演出はさほど抵抗無く見れました。(まあ、この作品に付き合ううちにだいぶ耐性が付いたというのもあるでしょうが/苦笑)
インパクトは充分にありながら、あっという間に画面奥に遠ざかってくれたのでキツさも無く。
このバランスは凄く絶妙!
今後のお色気シーンは、こういった「印象的ながらもあっさり終わる」演出にして貰いたいものですね、個人的な要望としては。
ちなみにここの郁魅の涙は、自分が埋もれている玉葱の作用という意味もあるんですよね。
丼⇒椀⇒「わ~~~~~ん」⇒泣く⇒涙⇒玉葱
といった、幾重もの「関連性」。
単なるオヤジギャグにように見えてなかなか奥深いんですよ、この作品のギャグは(笑)。
そんな原作ギャグにアニメスタッフも応え、「丼!(ドン)」と投票ボタンを押す審査員達。
なんだこの面白さの相乗効果は。
結果は勿論
幸平創真、初の食戟にて完全勝利!!!!!
★。.::・'゜☆。 \(>▽<)/ ☆。.::・'゜★
ちなみに原作ではモニターに勝者名が表示されていたものの、投票結果は出ていなかったんですよね。
それが個人的に少し引っかかっていたのでした。
3―0の完勝だったのか、それとも2―1だったのか。
それがアニメでははっきりと明示されていて、物凄くスッキリ!!(>▽<)
本当になんなんでしょう、今回の素晴らしさは。
読者が原作で密かに気になっていたような、微細な部分の全てに行き届いているこの丁寧なフォロー。
「痒いところに手が届く」って、まさにこういう事を言うんでしょうね。
もう感激です!!
フォローといえば、郁魅を切り捨てたえりなの表情も改変されていましたね。
原作ではそれこそ最低な徹底したコールド・アイでしたが、その冷酷な印象がだいぶ緩和されている描写になっていました。
これと似たアニメスタッフの配慮は、第5話で一色先輩を挑発する創真にも施されてましたね。
あの時の創真も、見事なまでのダーク・アイが随分と緩和されていましたっけ。(^^;;;A)
っていうか、主人公もヒロインもアニメスタッフに散々気配りされるこの漫画って、つくづく問題作ですね。(※褒めてます)
そんなえりなへの配慮の延長として、部下から除外されてしまった郁魅の描写も緩和されたものに。
これも個人的にほっとしました。
悲しむ郁魅は出来ることなら見たくありませんでしたから。
さあ、そしてやってきました創真くん。
「天然」を披露です。
ひたすら眩しいこの笑顔ときたもんだ☆
惚れちゃった郁魅は悪くない。
惚れて当然の威力だもん、これ。
かくして、EDを終えエピローグへ。
うん、やっぱり郁魅は普通の服を着てる方が可愛い。
そしてセクシーさもこっちの方が品があって遥かにグッド。
今回の冒頭で単行本のおまけ漫画が扱われていただけに、同じくおまけ漫画で披露されていたブレザー着の郁魅も見たかったですが、そこは単行本購入者のみのお楽しみということでしょうかね(笑)。
そしてしっかりオチが。
ちなみにこのオチは今後定番となります(苦笑)。
それと、今回のエンドカードもまた良かったです。
原作第33話の扉絵のアレンジなのですが、正直なところ、恵や郁魅の背後で創真達が何をやっているのか原作ではよく分からなかったんですよね。
飛び込もうとしてるのか、それともトビウオの如く海面から飛び出してるのか、何なのか。
そこが、このエンドカードでは自然に理解できる描写になってくれていました。
しかも小西先輩の存在はリーゼントのみという、この粋なギャグ(笑)。
エンドカードにまで施された原作のフォロー、そして原作の面白さを更に引き上げているアレンジ。
最後の最後まで徹底していた今回の出来には、もう全力で拍手です!!!
文句なんてつけようがありません。
神回。
それ以外の何ものでもありませんでした。
創真の初めての食戟が行なわれたこの回。
まさにこの作品のタイトルそのもの。
それに相応しく、構成・作画・演出・音楽、全てが完璧でした。
まずは構成。
原作からの人はすぐにお気づきになられたでしょうが、原作では「タレ」への工夫が勝利の切り札のように描かれていました。(第11話ラスト)。
それがカットされ、控室のシーンで少しだけ触れられるだけに。
ですが、そうすることによって極星陣のセリフや審査員らのコメントを通して、「具(肉)」「タレ」そして「ご飯(梅風味飯)」と、“丼”を構成する要素全てにバランス良く焦点が当たる構成になってたんですよね。
審査員達が三人ということを上手く利用し、一人一人に構成要素の称賛を割り振っていたのもまた見事だったと思います。
アニメオリジナルのアレンジは、審査員達の反応だけでなく郁魅にも。
次々と賛辞が繰り出される度に「所詮タレはタレ…!あたしの肉の敵じゃ・・・!」「梅肉?たかがその程度で・・・!?」「一つ一つは安物の食材のはず・・・!」と思っていた郁魅。
そう描写することで、郁魅は“丼”の要素一つ一つしか見ていないという事が示されていたんですよね。
そして最終的に創真の言葉によって、「全体」を見ていなかったことに気付かされるという。
郁魅は肉に対する愛情が深く、肉の良さ、旨さとしての「強さ」を信じ切っていた。
だからこそ、肉の「至らない点」に気付けなかった。
彼女もまた“視野”が狭い子だったわけです。
「肉」という一点のみに重点が置かれ、「丼」というテーマ自体に向き合っていなかった郁魅の料理。
対して、テーマに向き合い全体のバランスが見事に調和していたのが創真の料理。
創真の丼はまさに「三味一体」の品。
それが勝利の決定打になったわけです。
これは凄く巧い改良だったと心底感心させられました。
相~当~に原作を読み込まなければ、これほどの説得力の補完、分かりやすさの補強はまず不可能でしょう。
付け焼刃的なものではなく、“本物”の手腕を感じましたね、本当に見事の一言でした。
「幸平流シャリアピンステーキ丼」。
これほどハイクオリティの説明がされたことで、創真の初めての食戟の品として申し分ない料理に格上げされてくれたと思います!!
次に演出。
作画や脚本以上に私が重視している点がこれですが、今回はもうもうもう・・・満点!!!
丼の蓋を持ち上げる創真のカットが斜めに描写されていたり、創真の丼を掻きこむ審査員達や創真にときめいて脱兎する郁魅などといった疾走感溢れる描写等、上質な演出がもう随所に。
原作を超えるセンスの良さが全ての面で光っていましたが、個人的に特に秀逸と思えたのは、制限時間が迫ってきての創真と郁魅の畳み掛けのシーン。
漫画のようにコマ割りを入れながら、同時に各コマ内でカメラ移動を入れてくるという凄くテンポの良い演出にむっちゃ高揚。
漫画の長所とアニメの長所との融合をここに見ました!!!
他にも、肉の温度を測るために針金を取り出すところを、カメラアングルを少し変えることによって指揮者の構えのように見せていたり、肉に触れる部分の郁魅の動きを本当にピアノの演奏のように見せていたりしていたところがまた素晴らしかったです。
「動き」が付くことによる演出効果。
ここのシーンはその演出力に純に驚かされました。
そして音楽。
元々このアニメの音楽には大満足していましたが、今回はその用い方がこれまで以上に活かされていたと思います。
「肉のソナタ」のシーンで用いられていたピアノのBGM。
ピアノの流麗な音色に合わせて郁魅の繊細さや女性らしさが表現されていました。
そんなピアノの音色を郁魅の回想でも用いたことによって、彼女の「女の子としての強み」のみならず「女の子としての悲しみ」も示していたんですよね。
シーンの雰囲気にしっかり合いながら、そういったメッセージ性も感じ取られ、原作を読んだ時以上にここ一帯のシーンにはしみじみさせられました。
その一方で、郁魅が肉の温度を唇で測り終えた際、小さく立ててた音も上品なセクシー効果に。
そうなんですよ!こういう品の良い色気なら大歓迎なんですよ!!(握りこぶしで)
BGMといった表立った音楽だけでなく、効果音といったさり気ない音にも行き渡っていた高品質な効果。
「音楽の力」を改めて教えられた、そんな感じでした。
最後は作画・・・と言いたいところですが、もうこの点においては言う事はありません(笑)。
ということで、キャラクター描写について。
創真の丼を食べて回想し、涙を零した郁魅。
これまで「強くあること」のみを求められてきた郁魅にとって、ここで溢れた涙はこれまで無理に抑え込んでいた「女の子らしい自分」の象徴でした。
張り詰めていたものをほぐす料理、強張っていた気持ちを溶かす料理。
こういう料理というとまず恵の料理が代表に挙がるでしょうが、創真の料理も実は同じなんですよね。
虚勢や見栄、強くあろうという張り詰め。
そういったものを取り払ってくれる。
なりふり構わず「食欲」に突き動かされてしまう。
それは“ありのままの自分”にさせてくれるということ。
それが創真の料理。
そんな創真の料理と共に、彼自身にも落ちちゃった郁魅ちゃん(笑)。
でも、これは惚れちゃってもおかしくないんですよね。真面目に考えても。
アニメではちょっとカットされちゃった部分もあるのですが、これまで父の方針に従って、心身だけでなく態度も強く振舞ってきた郁魅。(その結果がヤンキースタイルだったわけですが/苦笑)
その事や家柄、自身の実力の高さ等もあって、周囲の同年代の男子はほとんどが彼女を怖れていたと思います。(もしくは彼女のスタイルに興奮するかどっちか /苦笑)
推測するに、正面からは立ち向かってこないものの、陰口を叩くような奴ばかりだったのでしょう。
それが窺えるのが「肉魅」というあだ名。
かなり険悪に嫌っていたことから、きっと悪意を込めて呼ばれていたのでしょうね・・・。
そんな奴らばかりの中、唯一違っていたのが創真。
自分に正面から意見を言ってきて、威嚇にも全く動じないという骨のある男な創真は、多分郁魅が初めて出会うタイプの男の子だったことでしょう。
それでありながら、料理を通じて大切な事を気付かせ、教えてくれた。
嫌いだったあだ名も、創真は全く悪意無く、むしろ好意的に呼んでくれた。
「かわいい」という発言はあくまで要因の一つ。
郁魅は自分に真っ直ぐに向き合ってくれた、創真の強さや温かさに惹かれたのでしょう。
実際、あんな風に屈託ない笑顔を向けてくれた男の子なんていなかったでしょうし。
ヤンキーに振る舞いながらも実は「男の子」への免疫ゼロだった郁魅が、創真を意識してしまうのも無理はないなーと思います。
実際、創真は凄まじく良い男ですしね。(大・断・言)
今回は全体に渡って郁魅の「女の子」としての描写や演出が丁寧に表現されていたこともあって、尚の事彼女の魅力が余すところなく描かれていたと思います。
そんな郁魅の描写の一方で、原作に無い活躍振りを見せてくれていたのが極星寮の面々。
原作では全くの出番ゼロだった彼ら。
ですがこうして試合の応援に来てくれたことで、彼らはもうちゃんと創真を仲間として思ってくれているということが実感できて、とても嬉しいものがありました。(^^)
苦楽を分かち合う彼らとの絆は「地獄の合宿編」からしっかりと描かれていきますが、その前にここでもその絆の足固めをしてくれたことはとても良い改変だったと思います。
しかもそれだけでなく、彼ら一人一人の描写にもまた感心させられたんですよ。
例えば、吉野&榊の行動。
創真の料理が好評価を受けた時に極星陣も喜んでくれていましたが、その際に手を組み合っていた吉野と榊。
これは原作を良く読み込んでいなければ描写できなかった行動だったと思います。
極星ガールズって、(主に吉野からですが)手を繋いだり抱き合っていたりといったスキンシップを取っていることが多いんですよね。
意外と女の子同士の“絡み”が少ない今作にとって、極星ガールズのこういったやり取りはちょっとした特徴のようなものになっています。
そこをしっかりと表現しているんですよ。
メガネを持ち上げる丸井の仕草も然り。
丸井のこの仕草も原作では「秋の選抜編」になるまで見られないものですが、それをアニメではいち早く描写。
こうしてくれることによって、「頭脳派」「解説役」といった丸井のキャラクター性が早い段階で定着してくれたと思います。
他にも、やはりただならないものを感じさせる一色先輩の描写などもまた良かったなあ、と。
アニメオリジナルの部分でありながら、それぞれのキャラクターの特徴や癖などをきちんと把握していたこれらの描写。
キャラクターへの理解と愛情が感じられて、大変喜ばしかったです。(^^)
もう、本当に今回は満足。満腹。
文句なんて言ったらバチが当たるレベルです。
ストーリー展開はとっくに知っていたにも関わらず、まるで初めて目にするようなワクワクドキドキとした気持ちで楽しめました!!!(>▽<)
こう思わせることが、原作からのアニメ化として大成功と言えるのではないのでしょうか。
第1話からアニメのハイクオリティさには感心させられてましたが、まさか演出や作画だけでなく、構成にまで舌を巻かされることになろうとは思いもしませんでしたね。
う~ん、こりゃあ附田&佐伯先生も「負けられない!!」と火を付けられたことでしょう(笑)。
・・・さて。
いよいよ次回から「地獄の合宿編」に入る模様。
この合宿編は本当に今振り返っても、大変大きな意味を成していた章だったなあ、と思いますね。
まずは、創真の最初にして最良のライバルとなるタクミ・アルディーニとの邂逅ですか。
声と動きがついた二人のコント・・・もとい掛け合いがめっちゃ楽しみです♪