週刊少年ジャンプ2017年41号掲載
掲載順第12位
第230話 【勝利をねらえ!】
サブタイを見た時点で予感してました。
嫌な予感を(苦笑)。
堂島先輩から依頼され、わざわざ出向いてくれた四宮。
この機会に、創真は城一郎に師匠を紹介。
四宮は城一郎の事はあまり知らなかったようですね。
顔はよく知らなかったとしても、『才波 城一郎』という名を知れば気付くかもしれませんが。
四宮からも指導してもらえるなら百人力、と有難がる創真達でしたが・・・
恵にとってはプチトラウマのフラッシュバックという事態に。
さあどうなる恵?
さあどうする四宮??
と、ここで扉絵。
恵と四宮のツーショットです。
これは第110話の扉絵だった創真と四宮のツーショットを思い出させますね~。
そういうわけで本編でも・・・♪
時間軸は元へと戻り、3rdBOUTのテーマ食材の抽選へ。
恵が引いた食材は―――「りんご」!
応用も効き、本来ならば悪くはない食材ですが、如何せん対戦相手はスイーツのスペシャリスト。
りんごはまさにうってつけの食材です。
極星寮の仲間達は「せめて野菜だったら・・・!」と悔しがってましたが・・・。
野菜だろうが果物だろうが全く問題ないでしょ☆
だって。
どちらも“大地の恵み”ですもの。(^^)
再び回想へ。
四宮とのマンツーマン指導が始まる恵でしたが・・・。
案の定、「お約束」の連発★★★
四宮のツッコミがごもっともなのである。
ハッキリ言っちゃう創真さん。
そんなどストレートなキミが好き。
そして数時間後・・・。
依然としてぎくしゃくな関係に頭を抱える四宮。(頑張れ)
でもって恵はこの在学中に一体いくつ「人の字」を飲むことになるんだろう・・・。
そんな四宮に話し掛ける堂島先輩。
依頼したのは自分からではあるものの、四宮が二つ返事で了承してくれたのは意外だったとのこと。
そんな堂島先輩に「ただの気まぐれ」と返す四宮。
薊政権なんてものはどうでもよく、関わるつもりなどそもそも無かったと。
でも・・・
“頂点”への道を歩む中で、自分の店を持ち、自分に付いてきてくれるスタッフ達を得て。
そんな中で、次は自分が誰かを導く番かもしれない―――そう思った時。
頭に浮かんだのが創真と恵の顔だったのでした。
★。.::・'゜☆。 \(T▽T)/ ☆。.::・'゜★
このコマ今週のベストシーン確定。
創真&恵派にとっては至高以外の何物でもありません
遠月学園のためでもなく、日本の料理界のためでもなく。
四宮が動いた理由は
創真と恵のため。
そんな四宮の思い遣りが嬉しいやら喜ばしいやらで大変です。
ですが、残念ながら四宮は筋金入りのツンデレ(笑)。
ツンな態度に恵が萎縮したままでは指導もままなりません。
でも優しく励ます四宮なんて四宮じゃない。(←おい)
というわけで、四宮はどうしたかというと。
四宮:「根性だ!!」(どがぁぁん)
ごもっともーーーーー!!(Σo(><))
こういう根性論大好き!!
分かりやすくって最高!!
いきあたりばったり的な根性論は好きではありませんが、事実に基づいた根性論なら大歓迎。
「敵と戦う以前の特訓段階でビビってたら勝てるものも勝てない」というお言葉が正論すぎてもう。
そんな四宮の発破を受けた恵は・・・
・・・。
(そっとジャンプを閉じ、目を瞑ること3分)
うん・・・、また一つ、恵は一皮剥けたんだね・・・うん・・・。
・・・まあ、なんだ。
そういうわけで無事?恵も吹っ切れ、ようやく本腰を入れて特訓できるようになったのでした。
皆の勝利のために。
いざ挑まんとする恵。
そんな恵の姿に、この二人が奮い立たないわけがないわけで。
創真の言う恵の“覚悟”とはやはり、2ndBOUT時の久我達のように、例え負けてでも相手の消耗を優先させて「次」へと繋げようとしているのでしょうかね~。(どう考えても体力制には納得も理解も出来ませんが)
創真とタクミもいざ出陣。
彼らのテーマ食材は・・・
創真の第1カードは「バター」!
タクミの第2カードは「牛肉」!
かくして3rdBOUT開戦です!!
附田先生のツイッターによると、今回の恵と四宮のエピソードは約3年前から書きたいと思われていたとのこと。
そんなにも前から温めていたお話だったとは☆
でも確かに当時から四宮の[レギュム(野菜料理)の魔術師]に始まり、恵の[レギュムのコロポックル]やら[レギュムの雪ん子]やら色々盛り上げられていましたからね~(懐)。
[レギュム(野菜料理)の師弟]という関係に収まるのも非常に納得。
創真のどストレートさと四宮のツッコミにコメントしてくれていたのも個人的に嬉しかったです。(^^)
・・・それにしたって・・・。
ジ●ジョのパロディといい、恵って女性キャラで一番ブッ飛んだ描写されてません?(半目)
普段が気弱で地味でオドオドしている分、反動がデカくなるのでしょうか・・・。
本当にこの作品のキャラは一癖ある子達ばかりだなあ・・・。(そこが面白いんですけども)
作画面でも、まさかこの漫画でシャボン玉背景が見られるとは思いませんでした。
本当に佐伯先生はその才能の使いどころを間違えていらっしゃる。良い意味で。
これで実質共に、創真と恵は兄弟弟子に♪
かつて三周年記念考察にて、「タクミ・葉山・黒木場ら三大ライバル達が、四宮を介して創真との縁がより深まれば面白いかも」といったような予想を述べたこともありましたが・・・。
彼らより先に恵がその座に就いちゃうとはね☆
でもこれはこれでよし!!(Σd(^▽^))
勝手に四宮を「師匠」呼びする創真。
勝手に四宮を「コーチ」呼びする恵。
やっぱりこの二人はお似合いのカップルです。
こりゃ創真と恵が結婚する際には四宮は仲人役決定ですね♪(←)
さて、こうして四宮コーチ(苦笑)から直々に指導を受けた恵ですが、果たしてどんな戦いが展開されることになるのでしょうか。
第3カードのテーマ食材は「りんご」。
作中では茜ヶ久保ももに有利と言われていましたが・・・、恵にとっても有利ですよ?
だってりんごなんてそれこそ東北の果物の代表中の代表☆
日本の生産量のほとんどを東北地域だけで賄っているんですから。(うちの地元も結構な産地です)
恵にとっては、果物の中では最も馴染み深い品と言えましょう。
そういうわけで、テーマ食材における有利性はお互い五分。
冷菓やジャムなど幅広い分野に応用可能なりんごですが、茜ヶ久保ももはスイーツの中でも特に焼き菓子が得意なこともありますし、りんごの焼き菓子を作ってくると予想します。
ざっと思いつくだけでも、アップルパイ、タルトタタン、アップルクーヘン・・・。
茜ヶ久保もものことだから、外観も綺麗なお菓子を作ってきそうですね。(実際前回でも「可愛いものが好き」という、見た目にこだわる発言もありましたし)
対して、恵は一体何を作るのか。
りんごは料理にも充分使える食材ですが・・・
恵は普段はあれほど気弱でビビリなくせして、四宮や黒木場との勝負から分かるように意外と大胆なまでに相手の土俵に乗った正攻法な手段を用いてきますからね~。
その事から考えてみても、恵もお菓子を作ってきそうな気がします。
数あるりんごを使ったお菓子の中で、ちょっと恵にリクエストしたいお菓子がひとつ。
それは『タルトタタン』。
りんごの焼き菓子についてちょこちょこ調べていたところ、偶然タルトタタンのルーツを知ったのですが・・・
これがまあ、滅法興味深いエピソードだったんですよ!
言い伝えによると、タルトタタンはとある“失敗”が切っ掛けだったとのこと。
その“失敗”を挽回しようと工夫し、出来上がった物を型からひっくり返して出してみたのが新たなお菓子の誕生の瞬間だったという。
ちなみに。
そんなタルトタタンはフランスの伝統菓子です☆
失敗を挽回するための創意工夫、それによって生まれた「予定を超えた凄いもの」・・・。
ね?
地獄の合宿時で四宮と衝突した原因や、創真の信念と重なりません?
こういういきさつがあったため、是非とも恵には『タルトタタン』を作ってもらいたいと思った次第です。
勿論、恵独自の工夫や気遣いが込められた、ね。(^^)
一方の創真達はというと。
第1カードの「バター」は、寿司職人である斉藤綜明にとってはかなり不利な食材です。
これはラッキー。
でも・・・。
斉藤綜明も伊達に十傑ではありません。
寿司以外でも、きっとかなりの腕前を持っているに違いないでしょう。
「和」のイメージがかなり強いキャラだけに、どんな料理を作ってくれるのか逆に楽しみなところがありますね。
バターも汎用性は高いものの、メインにするには・・・ちょっと難しい食材かと。
バターなんて油脂の塊をメインにした場合、どうしてもクドく重い品になりがち。
豊かな風味を活かしながら、いかにクドさをカバーするか。そこがポイントでしょうかね?
第2カードは「牛肉」。
牛肉といえば、郁魅の得意中の得意分野。
郁魅も感嘆するような牛肉料理を期待します♪
それにしても、創真との食戟では「鶏肉(地鶏)」でしたが、今度もお肉ですか叡山・・・(苦笑)。
なんか、今回の3rdBOUTはいずれのテーマ食材も応用性豊かな食材ばかりですね☆
某有名ジャンプ感想サイト様でも仰っておられたことなのですが、確かにこれらの食材ならば、創真ら反乱軍全員がそれぞれのテーマ食材三つを全て用いた料理を互いに連携し合いながら出してきてもおかしくないと思います!
・・・でも。
敢えて、私は別の予想を立てさせて頂くことにしましょう。
今回の冒頭で「“個としての戦力”が求められる戦局もある」と述べられていたことから、少なくとも第3カードは恵単独による闘いとなるかと。
四宮との特訓で得た成果がメインに描かれると思います。
料理面は上記で述べた通り。
そして創真とタクミの方は、「世界」を意識した料理を披露してくれることを期待しています。
斉藤綜明も叡山も、「己の料理」、ひいては「己の世界」しか見ていない人物です。
対する創真とタクミは、二人とも「出会いによる世界の拡がり」を理解している人物。
これまで焦らしに焦らしてきた「チームワーク」を、最もお互いの出会いによって良い影響を受けた二人が披露してくれることを心から期待しています!!
だって。
ラストがあれほど良い感じの“引き”だったのですから!!(>▽<)