今週号のジャンプは創刊50周年記念号!!
おめでとうございまーす!!(>▽<)
少年ジャンプは私にとって最も身近な漫画雑誌でした。今までも、そして、これからも。それだけはずっとずっと変わらないと思います。
今月から始まった少年ジャンプ展vol.3も勿論行きますからねー!(実はvol.1もvol.2も行ってたり。レポは後々纏めてUPするつもりでいたり。)
表紙も過去作と現連載作との共演とは、これまた特別感満載ですね。
附田&佐伯先生が選んだ作品が『ヒカルの碁』だったことには至極納得。
いつだったか佐伯先生が仰ってましたものね。『ヒカルの碁』(小畑先生)の作画の秀逸さには大きな影響を受けたと。
川田先生とミウラ先生のチョイスも納得しかありませんでした。
特にミウラ先生の『SHADOW LADY』は懐かしいなあ~。
いえ、実際にちゃんと読んだのはたった一話だけですけど。(←)
でも「怪盗」「変身」「ラブコメ」「キャラクター」といった多くの要素が印象に残る作品だったんですよね~。
地味に嬉しかったのが、『魔人探偵脳噛ネウロ』があったこと。
稲岡先生ありがとうございます。(^^)
っていうか、今回で初めて気付いたんですけど作者イラストも松井先生に通じるものがありますね。
鳥山明先生と井上雄彦先生の対談も、まさに50周年だからこそ、ジャンプだからこそといった企画で素晴らしいの一言。
笑いの多い対談内容で、読んでて雰囲気の良さが伝わってくるようでした。(^^)
流石は両者共にジャンプの黄金時代を築き上げ、共に「世界」に影響を与えた方々。
熟年のプロならではの視点や考えもお聞きできて大変貴重な対談でした。
そして。
個人的に最も感慨深かったのが歴代漫画家さん達のサイン色紙集ですね。
うわ~懐かし~『WILD HALF』。(当時の連載陣で一番好きでした)
うわ~~懐かし~~『DRAGONQUEST -ダイの大冒険ー』。(今思えば、監修が堀井雄二さん直々だなんて凄すぎる)
うっわ~~~懐かしい~~~『ついでにとんちんかん』。(え)
もうこれだけで永久保存の価値は充分です。
中でも一番惹かれたのは『るろうに剣心』の色紙でしょうかね~。ダメモトで応募しよっかな。
でも『ワールドトリガー』も捨てがたい・・・。(葦原先生、いつまでも待ってますからね・・・!)
・・・え?
『ソーマ』には応募しないのかって?
確かに『ソーマ』のイラストも良いですよね。色彩鮮やかですよね。カワイイですよね。(肩のりソーマくんv)
でも。
98%の漫画家さん達が直筆なのに、どうして複製なんですか附田&佐伯先生?
さすがは50周年という事で『こち亀』も戻ってきてくださいましたが、やはり安定感が半端ないですね。
50周年だろうがなんだろうが、両さんはずっと変わらないということで。
お久し振りといえば、長谷川先生の実写版『BLEACH』ルポ漫画も面白かったです。
逐一入るコマ外のコメントに逐一大笑いさせて頂きましたありがとうございます。
そんな長谷川先生が敬愛してやまない久保先生も、久し振りに読切でご登場。
その作品『BURN THE WITCH』には一言のみ。
おスシちゃんきゃわああああああああああああああああああああああああああああああ。
さて、ひとしきり叫んだところで今週もいってみましょうか。
・・・残念ながら、先週と熱量があまり変わってませんけども。
週刊少年ジャンプ2018年33号掲載
掲載順第13位
第271話 【“世代最強”の息子】
落ちたの?
(初っ端から良いツッコミをさせてくれてありがとうタクミ)
そんなこんなで、[真夜中の料理人(ノワール)]を日本に仕向けた張本人が「サイバ」と名乗っていた事をえりなに報告。
純粋に尊敬している故にその事実が信じられないえりな。
対して創真はというと、酒にでも酔ってたんじゃね?と通常運転。
ありえる。
あの親父ならしでかしそうだ。(←もう少し信用しろ byタクミ)
意外にも、創真の父親=才波城一郎という件を知らなかった先輩組。
連帯食戟を行った時点でとうに知ってたと思ってたんだけど。
その事実に、合点がいく寧々先輩。
いえいえ、創真の強さはむしろ“もう片方”からの影響の方が大きいんですが。
とにかく本人に事実確認を、ということで電話をしてみたところ―――
城一郎が言うには、その「サイバ」は城一郎のもう一人の息子とのこと。
ふ~ん。
で、禄に説明もないまま電話を切る城一郎。
彼は今まさに挑もうとしていたのでした。
当の「サイバ」に。
その結果は―――
「サイバ」の完勝。
ふ~~ん。
驚愕する面子の中に、随分と懐かしい顔触れが。
マクフリー久し振り☆
それにしてもこれまでずっと作中最強料理人として描かれてきた城一郎が、こんなぽっと出のキャラに完敗を喫してしまうとは・・・。
はあ・・・。
“原点”がまた一つ崩落してしまいましたか・・・。
そんな「サイバ」の本名は、『才波 朝陽』。
うん、いい名前だね。(←)
そんな名前のくせして[“真夜中”の料理人]なんてやってるわけですか。
顔の方も少しだけ見せてくれましたが、なんだか黒木場っぽい奴ですね。
こいつが城一郎の「もう一人の息子」とのことですが・・・
まあ、血縁関係が無くても「息子」と呼ぶことなんて割とあることですしね。
そうして、城一郎を打ち負かした朝陽は今度は創真に会いに行く模様。
ラストのコマから見るに、『ゆきひら』にも関与してきそうです。
・・・とまあ。
50周年記念号に合わせて「最強」の敗北という衝撃の展開を用意したのかもしれませんが、私にとっては
ふ~~~ん
としか思えませんでした。
これは前回の失望をまだ引きずっているのも大きいですが、それ以上にこれまで丁寧に積み上げてきたものをこんな形で崩落させたことの意味が分からないからです。
ここ最近の下手に奇をてらった展開を目にするたびに、かつての名言が思い起こされます。
それは、第170話で創真がえりなに語った
「行き着く先がわかってたら楽しくないだろ」
という言葉。
この言葉には、今でも大きく同意しています。
ですが。
だからといってキャラクターやその周囲環境を粗雑に扱っていい理由には全くなりませんよ。
私がこれほど失望しているのは、予想の斜めをいく展開にではありません。
その展開に至るまでの理由、キャラクターの掘り下げ、周囲の人物達の言動などといった描写が、あまりにも不誠実だからなんです。
良いところは相変わらず凄く良いんです。
でも。
遠月革命編以降から徐々に、良いところ以上に悪いところが目立つようになってきているんですよね。
悪いところと言いますか。至らないところと言いますか。
昔だったらこんな決着理由や伏線無視なんてしなかったのに、といっそ不思議に思えるほどに。
頑張って今回の展開を前向きに解釈するならば。
城一郎を最終ボスにしたままでは、創真の決着が綺麗につかないからだと思います。
創真は勝負事に関しては物凄い完璧主義者ですよね。
城一郎との料理勝負で、創真は現在0勝491敗という状態ですが、仮にこの先城一郎と再勝負して、仮に勝利を収めたとしても
勝利数がこれまでの敗北数を越えない限り本当に勝ったとはいえねえ
とか言って、全然満足しないと思うんですよね。(少なくとも私の中では創真はそういう子)
その展開の回避策として、今回城一郎以上の腕を持つ「敵役」を用意したのかな、と。
た・だ・し。
何度も言うようですが、これまでの積み重ねや布石をことごとく無視するような展開が続いている今のこの作品を見る限りでは、この展開を見事に活かしきることが出来るかどうか、かーなーりー怪しく思えてしまいます。
「行き着く先が分からない」展開にするなら尚の事、附田&佐伯先生には“原点”を大切にして貰いたいです。
これまで歩んだ足跡も、「帰る場所」も、見失ってしまっては
かつての城一郎のように“嵐”に呑まれてしまいかねないので。