頑張ったね、本当に。
今週の『食戟のソーマ』を読み、恵に掛ける言葉はこの一言に尽きます。
とても良い勝負でしたよ、ほんと。
某所で「針生姜あたりなら、風味を活かした隠し味として使えそう」というコメントを見て、た、確かに・・・!!(・□・)と感銘を受けたのですが、まさにその通りとなりました。
う~ん、私もまだまだだなあ~。
精進精進。
話の展開構成的にも読みやすかったですね。
遠月革命編が始まってからというもの、審査員や敵の言動が全く以って意味不明だったり変に煩わしかったりと悪い意味でツッコミ所満載な傾向があったのですが(いまだに2ndBOUTのあの体力制には納得いかねえ)、今回は審査員側も敵側も素直に納得できる言動を取ってくれていました。
ここ最近は理由説明無し、もしくは精神論的な理由付けが多かった審査員側も、今回はきちんとした料理理論による理由を述べてくれていましたし。
茜ヶ久保ももも恵を認めてくれていましたしね。
でもって腹黒司会者も普通に司会してましたし。(これでま~た創真に対するバッシングが戻ったりしやがったら次元の扉ぶち破って蹴り飛ばしてやる)
・・・え~っと、つまり・・・。
恵が自発的に茜ヶ久保ももとの対戦を望んだのは、戦略的な理由ではなく、純に強者と闘って成長した自分の実力を発揮したかったから、という理由でいいのでしょうかね?
四宮コーチらトップシェフ達からの直々の指導を受け。しかも創真達からサポートもしてもらって。
恵にとって今回の勝負は、負ける理由が見つからないほど多くの支えがあったわけで。
そんな多くの協力に応えるためにも。仲間達を勢い付けるためにも。
自分が敢えて一番の強者に勝つことで、これまでの助力に応えたい、という思いだったのでしょうか。
・・・だいぶ恵も、物腰は相変わらず弱気ながらも根底的な考え方は強気になってきてますね。(^^)
だからこそ。
尚更悔しかったのでしょうけど。
内心を押し隠して笑顔を見せる恵がまたなんとも・・・。(><。)
「えへぇ」とか「あはは」という笑い言葉が普段以上に多いのが、無理をしていることをより醸し出しているという。
この恵には、伝説の神回である第21話【至上のルセット】のあの笑顔を思い出させられました。
・・・ほんと、当時から恵は涙を隠して笑おうとする子なんだよなあ・・・。
そんな恵への創真の眼差しが優しいのがまた感慨深い。
やっぱり佐伯先生は、恵に対する創真の優しい眼差しを意図的に簡素化して描いてますよね。
そんなこんなでもうすぐ5年かあ~。
佐伯先生もさぞフラストレーションがお溜まりになられてるだろうなあ~。
さて!
こうして恵からのバトンもしっかり受け取り、いよいよ創真ら第1カードのターンに入りました!!
このペースだと次回は丸々使って斉藤綜明の料理紹介を行い、次々回で満を持して創真の料理披露となりそうですね!!ワクワク!!
タクミはほぼ自分の独力。
そして恵は自分とタクミの料理とのダブルコラボ。
と、くれば♪
創真は己の料理とタクミと恵の料理とのトリプルコラボレーションを決めてくれるに違いないでしょう!!
多分タクミの「クアトロ・フロマッジ」と恵の「りんごバター」を用いてね!
それと・・・。
タクミはピザ、恵はどら焼きと、二人とも丸い料理を出してますよね?
となると、創真の料理も丸いのかな~?とちょっと思ったりしました。(丸い容器に入れてくるとか?)
あと、これは結構確信の持てる考察なのですが・・・。
タクミのピザは片面半分ずつ味が分かれている構造。これは自分と双子のイサミとの絆を示す「片方」を示すもの。
そして恵のどら焼きの構造は、中心に向かって食べ進めるともう一つの味わいが現れるという、恵の強さの形を示す「芯」。
ならば。
創真の料理の構造は、底に違う味わいが隠されているという「深さ」で示されるのでは。
『幸平創真』という人物にかなりの“深さ”を感じている私としては、この考察はかなり自信アリです。
いよいよ次週の少年ジャンプ(52号)で『ソーマ』は五周年を迎えますね。
表紙が『ソーマ』じゃないと知った時は
は あ ? ? ?
と、ちゃぶ台を爆砕しそうになりましたが(←←←)、展開に合わせるのなら仕方ないですね。
うん、大人しく待ちます。
最近の『ソーマ』の掲載順が最下位付近なのも、きっと附田&佐伯先生が超ご多忙だからだと思っていますので。
あ、それと。
明日はアニメ版『ソーマ』も叡山との勝負が披露されますね。(BS放送の方は明後日ですが)
今期のペースから推測して、決着(原作第147話)まで放送されることでしょう。
私はさほど不満なく読めた叡山戦でしたが、当時はネット界ではかなり不平不満が湧き起っていましたよね。
その理由は多分ですが、絶望的状況の中で創真に何か策があるのではないかという期待を募らせておきながら、実際は単に美味しい料理を出して屈服させるという普段の闘いとほとんど変わらない戦法だったという肩すかし感からきてると思います。(主張は大変素晴らしかったと私は思ってますけども)
それと、審査員は何度もしつこく創真を否定していたというのに、寝返るのはあまりにもあっさりな描写だったということ。
そして叡山がほとんど意味なく創真の調理を中断させ、流れが煩わしくなっていること。
これらも不満を呼ぶ要因だったのでは。
なので、アニメでこれらを整頓し、スムーズに描写すればぐっとこの闘いの爽快感は増すと思うんですよね。
叡山が創真の調理を中断させるシーンをカットすれば。
なにより、審査員が創真の料理を味わったことで、自分達の盲目さに気付かされるのをしっかりと描写してくれれば。
この闘いの形勢逆転の鍵は
凝り固まった考えと偏見の破壊
だったのですから。
アニメスタッフさん達が如何様にこの叡山戦を料理し直してくれたのか。
楽しみにしてます。(^^)