ふう・・・。
ちょっと先週は一人での勤務が続いたため、空いた時間は体力の回復にほぼ費やしてしまいました。
取り急ぎ『鬼滅の刃』の感想へと参りましょう。
と、その前に。
人気絶頂の波に乗って、第二回目となる『鬼滅の刃』の人気投票が行われますね。
投票するには単行本最新刊(第19巻)もしくは今週号の少年ジャンプに付いている応募券が必要とのことで。
これまで単行本に人気投票の応募券が付いた時ってありましたっけ?
少なくとも私の知る限りそういうのは無かったので、ちょっぴり画期的に思えました。
これなら単行本派の人も投票に参加できますからね。(^^)
それに・・・、今のジャンプ本誌の展開は単行本派の人にとっては衝撃的すぎますし・・・。
私も運よく予約無しで単行本をゲットできましたが、なんと応募券が二枚も付いていました!
これは嬉しい!
『鬼滅の刃』は魅力的なキャラが多いので、これなら選べないくらい好きなキャラが複数いる人にとっては大助かりなのではないのでしょうか。
ま。
私は竈門炭治郎一択ですけど。
それにしても今回の投票は票数が超エグイことになりそうだな~。(苦笑)
週刊少年ジャンプ2020年10号掲載
第192話 【廻る縁】
・・・さあ。
いよいよ炭治郎と無惨の一騎打ちが始まります。
それでも。
今回の出だしはいたって静かに始まりました。
それは、炭治郎が視た「記憶の遺伝」のその後―――
先祖の炭吉の眼を通して、縁壱の人となりを、オリジナルの「日の呼吸」を視た炭治郎。
これによって炭治郎は日の呼吸の理解を格段に深めることが出来ました。
これぞまさに[百聞は一見にしかず]。
日の呼吸の型はとても美しかったとのこと。息を忘れる程に。
無駄なものを削ぎ落とした、洗練された動きは得てして美しいもの。
これが日の呼吸が「神楽」として受け継がれていくことになった理由でしたか。
そんなとても強い印象も相まって、炭吉は縁壱の動きをほぼ完ぺきにトレースできたのでしょう。
たった一度しか見ていないものでも鮮明に記憶に残ることは実際ある事ですからね。
別れ際に炭吉に耳飾りをあげた縁壱。
お母さんの形見をあげるなんて・・・。それだけ竈門一家への感謝があったのでしょうね。
これが今生の別れになることを知った炭吉。
そして。
「約束」が交わされます。
私の願い通り、炭吉と炭治郎の言葉と心が一致して。
(⌒‐⌒)
一コマだけ炭吉の姿が炭治郎になっているのがまた良いですね・・・。
本当に容姿も心もそっくりです炭治郎と炭吉は。
炭治郎は炭吉の生まれ変わりですと言われても素で信じますよ。
最初に出会った時は届かなかった炭吉の言葉と想い。
でも今は・・・
「ありがとう」
ここの縁壱の笑顔にちょっと涙ぐんだ自分。
私、いつの間にかこんなにもこの作品に対する思い入れが大きくなっていたんだなあ・・・。
縁壱が炭治郎達の祖先を助けてくれたこと。
鬼である珠世さんを信じて逃がしてくれたこと。
日の呼吸を見せてくれたこと。
縁壱が紡いだ縁が全て集い、今こうして対峙している炭治郎と無惨。
そしてまた一つ。
日の呼吸の型を知り、透き通る世界を体得していた炭治郎だったからこその「答え」が見つかります。
それは日の呼吸の十三個めの型。
・・・凄いですね・・・。
これまで張られた謎の伏線がばんばん明かされていってますよ。
あまりにも大盤振る舞いでちょっと戸惑ってしまうぐらいです。
そのヒントは『円舞』と『炎舞』という、同じ読みの二つの型にありました。
それは私も思っていました。
なんで同じ発音なのかと。
まあ、最初は単なる誤植かと思っていたんですが。
十三個目の型。
その正体は。
十二の型を繰り返すこと。
( ゚ロ゚)
そ う き た か ! ! !
いやもう目から鱗がナイアガラ!!
これほど真正面から堂々とヒントを記しておいたんだなんて!!
単なる誤植じゃなかったとは!!
「繋がり」や「積み重ね」がこの作品の大切なキーワードというのはとうに知ってはいましたが・・・いやはや、私もまだまだ理解が足りないようです。
この大胆かつ真っ直ぐかつ筋の通った“答え”はもはや見事としか言いようがありません。
しかも円環状に置かれてある十二の型名が日輪(太陽)の形になっているのがまた非常に意味深いという。
そう、これです。(⇒)
そもそも。
炭治郎はあらゆる部位に「日輪」があしらわれているんですよね。
これはファンブックを読んでいる時にふと気付いたことでした。
まずは誰もが分かる「耳」。日輪の耳飾りが。
そして「眼」。中心のハイライトを中心に放射状の模様というのが日輪を想起させます。(「あの状態」になると特に顕著に)
そして「髪型」。炭治郎は少年漫画の主人公としては結構珍しいオールバックという髪型ですけど、これが日輪のデザインに重なっているんですよね。顔を中心に、髪が炎のように描かれる時があるという。(例:第94話の“痣”発現時等)
極めつけはその「心」。無限列車編で描かれていた彼の“精神の核”はまさに日輪そのものでした。
もともと炭治郎は[赫灼の子]と言われていますが(第9話やファンブック等)、ここまでくるともはや[日輪の子]と言ってもいいのでは。
まったく吾峠先生はどこまで意図してのことなのやら☆
こうして十三個めの型を見つけ出せはしたものの・・・
なんとその型で夜明けまで斬り続けなければならないとのこと。
縁壱の時は一回斬っただけで無惨の再生能力が失われてしまったというのに。
この違いは一体?
十三個目の型の真相が物凄く腑に落ちただけに、この部分が今回私が一番引っ掛かったところでした。
しかもそれだけではなく
怒涛の無惨の攻撃を避けながら斬らなければならないこと
炭治郎の命が夜明けまで持つか分からないこと(やーめーてーーー)
爆散という無惨の逃亡法を防ぐ手立てがまだ見つかっていないこと
等、問題点は山積みという。
「縁壱さんですらできなかったことが自分にできるのだろうか?」
そう自問する炭治郎。
できるよ。炭治郎なら。
あの時の縁壱には無かったものが炭治郎にはあるのだから。
沢山の仲間というものが。
だから。
私はこう感じています。
今はまだ縁壱の戦い方に沿っているだけ。
『竈門炭治郎の戦い方』はまだ始まっていない。
想いと共に。
考えを巡らし。
仲間と一緒に戦って。
ようやく『炭治郎の型』は成立すると。
既に”想い”は充分抱いています。(「心を燃やせ」という独白のコマが・・・。煉獄さん・・・。)
あとは考え抜くこと。
柱達や同期組も間もなく戦線に復帰してくれるに違いありません。禰豆子も急いで向かってくれています。亡くなった人達もきっと助けてくれる筈・・・!
だから、今はしっかりと炭治郎と無惨の一騎打ちを見守らなくては・・・!!!
そして遂に。
切って落とされる戦いの火蓋。
すげえええええええええええええええ。
戦いの迫力もさることながら炭治郎がすげえええええええええええええええ。
吾峠先生もすげえええええええええええええええ。
これまで何度も何度も思ってきたことですが
これアニメ化する時どうすんの!?!?!?
マジでufotableさんは頭抱えてると思います。
でもこれは吾峠先生もufotableさんの神仕事振りに触発されたからこそここまで頑張ってくださっているのでしょう。
これぞまさに相乗効果。
原作とアニメの理想的な関係だと思います。
それにしても柱数人でも圧されていた無惨の攻撃をたった一人で太刀打ち出来ているなんて炭治郎凄すぎません!?
いくら「透き通る世界」と「動作予知能力」を駆使しているだろうとはいえども。
うう!!(><;)
被弾はしてしまいましたが・・・
炭治郎は柱&同期組が一発でやられてしまった無惨の謎の攻撃を看破!!
なんと腕と背中だけでなく、足からも高速の鞭を繰り出していたそうな。どんだけ。
腹からも攻撃を出してきたらもう笑うしかありませんね。
そして。
始まる「十三の型」への挑戦。
ここで「ヒノカミ神楽」ではなく「日の呼吸」と述べられているのが熱い!!!
この瞬間炭治郎は「ヒノカミ神楽」だけでなく「日の呼吸」の継承者にもなったんですねえ・・・。(><。)
『円舞』、『烈日紅鏡』、『火車』。
まずは三つ・・・!
これによって自分の考察に確信を持つ炭治郎。
あと九つ・・・!
・・・って。
炭治郎の刀の色が変わってきている!!?!!
これは間違いなく「赫刀」の発動とみていいでしょう!!
た・だ・し。
やっぱり発動の手段が柱達とは違う・・・。
単独で発動させたものの、少なくとも今の炭治郎は伊黒のように“万力”とまでは刀を強く握っていないと思われます。
これは多分―――
あ゛~~~~~~~~~~!!!!!
どうしよう!!!
どうしよう!!!
どうしましょう!!!
200回を迎える前に「あの考察」をUPしちゃったほうがいいのでしょうか~~~~!!!!!(><;;;)
吾峠先生!お願いですからもう少し展開のスピード遅くしてください!(←)