あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

今年もありがとうございました!!(『食戟のソーマ』第100話感想)

2014-12-31 11:00:00 | 食戟のソーマ

 今日で2014年も終わりを迎えますね。
 ・・・まあ、私はこれから仕事ですが。(ちなみに明日もフル出勤
 
 年々思う事ですが、やはりあっという間に過ぎ去った一年間でした。
 でも、それだけ充実した一年間だったと言えるのでしょうかね?
 確かに今年は去年以上に『ソーマ』に没頭させられた一年だったかも(笑)。
 今年の最初に「更に『ソーマ』が飛躍しそう」と予想していましたが、まさにその通りとなり、アニメ化決定となった『食戟のソーマ』。
 それも相まって、来年2015年はいよいよ『ソーマ』が紙面から大きく飛翔しそうな年になりそうです!!
 来年はアニメ化だけでなく、画集も出るかも・・・?

 そんな煩悩尽きない栗うさぎですが、この煩悩だけは除夜の鐘で払うつもりは一切なし!(←)
 来年は新しいことに取り組んでみたいな~と思いつつも、まずは変わらずこのブログを大切にしていきたいと思います。
 今年も文章ばかりがひしめく熱苦しいこのブログに来訪してくださり、誠にありがとうございました!!
 来年もどうぞ宜しくお願い致します!!



 それでは!
 最後はいつもの感想記事で〆といたしましょう!!
 2014年最後の記事を、第100回という記念回で締めくくれて嬉しいです♪
 



 週刊少年ジャンプ2015年4・5合併号掲載。
 掲載順第4位
 第100話 【鋭き刃先】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前回は黒木場が扉絵を飾っていたので今回はきっと葉山が扉絵だろうと思っていたら、あらららら?
 扉絵じゃない?
 っていうか扉絵自体が無い?
 ありゃま~葉山ファンの人はさぞがっかりしたでしょうに・・・

 と思っていたら。

 次のページで扉絵並みのぶち抜き描写でした。
 なるほど、こういう手段でアピールしてきたか・・・☆



 葉山が出してきた品はカルパッチョ。
 やはり黒木場の品とは対照的に、すました・・・もとい洒落た冷菜となっております。
 中心の球状の物体は何なのでしょう?
 何かのゼリー?めっちゃ気になる・・・。


 対抗意識バリバリながらも、葉山の素材選びの腕は認めていた黒木場。
 正確には目利きじゃなくて鼻利きだけどネ☆(←)

 そしてアリスちゃん、「カルトッチョ」と「カルパッチョ」の名前の似よう振りに大ウケ。
 前回私も気付いた点ですが、やっぱ附田先生は主張したかったようです。
 この会心のダジャレを(爆)。
 だけど無反応な仙左衛門&堂島先輩が、どうしようもない寒さを伝えている・・・(苦笑)。


 実食に入る前に、最後の仕上げとしてカルパッチョをバーナーで炙り始める葉山。
 ふむ。やはりここは予想通り。
 だがそんな事では黒木場には及ばない―――
 そう思う大泉のお爺ちゃまの唐突なシリアス顔にちょっとびびった(爆)。  

 ところが、匂いを嗅いだ途端、レオノーラは腰砕け。
 匂いだけでこうなってしまうのですから、食べたりしたらもう・・・はい、男性読者の期待通りとなりました(笑)。

 これほどの匂いはどうやって出したのか?
 お~。第93話での考察が珍しく当たってくれました(笑)。
 香りを“足す”のではなく、食材そのものの風味を“引き出して”きた葉山。
 それに加えて、「かえし」を表面に塗ることで香ばしさと風味を強化させたとのこと。
 なるほど、「かえし」の糖分による焦げやすさですか!
 この現象は、照り焼きや西京焼きなどが普通の塩焼きよりも焦げやすいのと同じ理屈ですね。
 それを葉山は逆に利用してきたというわけですか。
 やるな~! 

 イタリア料理の「カルパッチョ」に「かえし」という日本の万能調味料を用いてきた葉山。
 なんかタクミがマジで出してきそうな「イタリアンと日本食の融合料理」になってますよ。
 タクミはこの決勝戦を見ているのかな~?
 黒木場の品もそうですが、今回の葉山の品を見てどう思うだろう・・・?

 そういうわけで葉山は「香りの引き算による強調」をこの品で実現させたわけですが、ここのくだりは葉山が創真と出会った時に教えたこと(第45話)ですね。
 あの時も述べていた、汐見の“理論”と“実践”の葉山。
 その二人三脚の功績をこの決勝で披露したというわけですね。
 第98話の黒木場とはまた違った形で、葉山の汐見への忠義が窺えました。


 お互いの武器(剣)の表現が非常に的確だった件について。
 黒木場の“力”は拳のような「膂力」ですが、「剣」に例えるならまさにこんな感じですね。(『FF7』のバスターソードを思い出したのはきっと私だけじゃない)
 対して葉山の「剣」はこれまたこんな感じ。
 「鋭さ」である葉山の“力”は、細身の剣や槍、矢といった「細く鋭い」武器のイメージですね。

 どうやら黒木場と葉山の勝負では葉山に軍配が上がった模様。
 審査員ら3名も、フル見開きの大盤リアクションです。
 良い子はこういうサンマの使い方はしないでネ☆(←誰もしねえよ)





 迫る時間切れ。
 それに伴って隠れていく月。

 そんな最中、浮かない様子の叡山。 

 ・・・♪( ̄ー ̄)ニヤリング



 そして。

 消える月。

 その直後。

 

 

 待ってました・・・!!



 真打にして本命にして主人公、遂に出番です!!!



 前回の感想では敢えて述べませんでしたが、月の光が消えてから創真の出番が訪れたこと。
 とても嬉しかったです。
 これまでの遠月の歴史の中でほぼ全ての料理人が浴びてきた「月の洗礼」。
 それを創真には浴びて欲しくなかったのですよね。

 だって。


創真に“お清め”なんてすんげー似合わねーもん(笑)。

(※栗うさぎは創真ファンです)

 






 浄化?聖?格式?片腹痛い。


創真は正真正銘の“魔”な料理人でっせ?

(※栗うさぎは創真至上主義者です)








 月の光には浄化の力があるといいますが、そーんなもの創真にはミスマッチ。


むしろ創真のダークオーラには月の光も屈折するっつーの。

(※しつこいようですが栗うさぎは創真命です)





 真面目に言えば、創真は遠月の風潮とは一線を画す「異端者」ですから。
 これまでの者達と同じ「形式」には染まって欲しくなかったのです。

 まさに「異端者」として、「革命者」として、相応しい演出でした♪





 闇夜から現れる創真のなんと格好良いことvvv

やっぱダーク入っている方が「創真様」って感じですね♪

 


 

 

 

 黒木場回であった前回のサブタイトルは「先陣をきる牙」。
 それに続いて葉山回であった今回は「鋭き刃先」。
 黒木場という名前が「黒牙」を意味していることは割とすぐに気付きましたが、葉山は「葉」(スパイス)ではなく、「刃」を意味した名前なのかもしれませんね。

 今回の戦いは黒木場と葉山、二人の「戦い方」が準決勝の時以上に如実に出ていたと思います。
 黒木場は相手の土俵に敢えて立つことで、逆に完膚なきまでに叩きのめすタイプ。
 対して葉山は、徹底的に己の武器を研ぎ上げるタイプという。
 どちらの戦い方も私は好きですけどね。

 そして次回はいよいよ待望の創真のターンです!!
 今回はイメージ画を通して葉山と黒木場はそれぞれの「剣」で戦っていましたが、果たして創真の「剣」はどんなものになるのやら。
 っていうか、もはや「剣」ではないような気も。
 創真の“力”は傷つける力ではありませんし。(^^)
 それでも強いて「剣」で例えるならば、「灰猫」(by『BL●ACH』)のような攻守共に使える非常に応用性に富んだ剣になりそう。
 黒木場が「剛」、葉山が「鋭」なら、創真は「柔」ですからね。



 どうやら創真の料理は決勝戦としてだけではなく、長きに渡った「秋の選抜」全ての“〆”である模様!

 ということで、今回も見事に私の予想は外れみたいです(苦笑)。
 さすがに「ちらし寿司」は〆には出ませんものね。
 ですが、当たる当たらないかは、ここまでくるともうどうでもよかったり。
 私の想像を超える品を創真が出してきてくれる。
 もう今ではこの事が嬉しくさえ思えてきています。

 三人の中では、創真は調理スピードは早い方だと思います。(少なくとも葉山よりは確実に早い筈)
 そんな創真が一番最後に、しかもタイムアウト寸前まで時間が掛かったということは、この料理、相当手間暇が掛かっているみたいです。
 もともと創真は勝負時は後方になることが多いですが、それはそれだけ創真が制限時間目一杯までかけて丹精込めた品を作っているということを示しているのではないでしょうか?
 
よくネットでは「後出しの法則」とかいう言葉を目にしますが、そう考えた方がずっと作品を楽しめると思います。(^^)



 
 今回もやはり“温かい”料理を作ってくれた創真。
 一見簡素ながらも、驚かんばかりに多くのものが詰め込まれた品になっているのは間違いないでしょう。

 「秋の選抜」最後を飾る、創真の〆の料理。
 〆・・・それは選抜第一回戦で、勝敗の決定打になった点。
 〆の料理と聞いて連想されるのは、雑炊や麺類。
 そして創真はこの決勝戦で、これまでの闘いで学び得たことをきっと活用してくる筈。
 
 そのことを考えると・・・
 多分、創真は「雑炊」を出してきそう。

 何故なら、「雑炊」は日本版「リゾット」だから。

 そう。

 選抜予選で創真が出した「カレーリゾットオムライス」に繋がるんですよ。

 まさにリベンジのリベンジというわけです。
 なにせ創真さんは究極の負けず嫌いですから。(^^)

 予選の「リゾット(雑炊)」。
 本戦第一回戦の「〆」。
 ならば、第二回戦[準決勝]で学び得た事はといえば。
 やはり仲間達との絆、そして対戦相手への理解でしょうね。  
 実際、創真は葉山や黒木場をよく“見て”くれていますし。(^^)



 ・・・とまあ、今回も懲りずにあれこれ予想してしまいましたが、創真は非常に大きいキャパシティを持ってるだけに、どの方面からのアプローチによる料理を作ってくるかなかなか読み切れません。
 ですが、そこが凄く面白い!!
 もはや「読めなさ」も、今や立派な創真の魅力なんだなあ・・・とつくづく思います。





 「こいつで 〆だっ!」
 その言葉通り、記念すべき第100回目を怖いぐらい素敵に締めてくれた創真。

 もう否応なしに期待が高まるってもんです。

 果たして創真はどんな「集大成」を披露してくれるのでしょうか?



 そして!
 そんな創真回である次回はセンターカラー!!

 ありがとうジャンプ編集部!!!
 いつもながら大感謝です附田&佐伯先生!!!
 



創真の単独ピンなイラストを
何卒よろしくお願いしまーーーす!!!
(m(_ _)m)





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