うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお・・・!!!
やっぱり創真は最高だ!!!
創真がこの作品の主人公で本当に良かった!!!
と、今日発売のジャンプを読んで心から思いました。
週刊少年ジャンプ2016年39号掲載
掲載順第10位
第180話 【リベンジ・マッチ】
第三次試験として創真の前に立ち塞がったのは、セントラルに加担した葉山アキラでした。
と、ここで突然黒服の部下達が現れ、えりなは一般生徒と同じ試験ということで別の場に。タクミと恵も竜胆先輩から強制連行されていってしまいます。
ということは二人の相手は竜胆先輩か。(あっさりと)
そして、その場には創真と葉山の二人だけに。
創真:「・・・おまえとの再戦の日が まさかこんな感じでくるとはなあ」
まったくです!!
私としてもこんな形での再戦は不本意でしたね。
薊政権なんて関係の無い、真っ当な形でこの二人には再戦して欲しかったですよ。
創真のその言葉に何も言わなかった葉山でしたが・・・
その表情から見て、どうやら創真と同感だったみたいですね。
そしてここで扉絵。
中二病こじらせた葉山の図でした。
真面目に言わせてもらえば。
この画から見ても分かる通り、今の葉山は己を“隠している”状態なわけです。
かくして進級試験と題して勝負することになった葉山と創真。
そこに現れたのは。
遠月リゾート総料理長であり遠月学園取締役会役員である
堂島先輩!
お~!堂島先輩が(やっと)来てくれましたか!!
堂島先輩が取り仕切ってくださるならば勝負の公平・公正さに関してはもう絶対に大丈夫ですね!!
それにしても堂島先輩がこういう形で関与してくれるとは・・・
・・・・・・・・・・ん?
!!!
今気付いたんですが、堂島先輩の「遠月リゾート(観光部門)の最高責任者」という立場って、作劇的にもの凄く便利かもしれません!!
もし創真達がこれから更に活躍のフィールドを広げ、今回の北海道だけでなく日本各地(ひいては世界各国)を旅することになったならば。
その宿泊施設絡みで堂島先輩が関与してくる可能性が生じるわけじゃないですか!!
月饗祭編以降から何気なく描かれていますが、遠月学園は日本はおろか世界にまで手を広げている巨大グループ。
日本中はおろか、世界各国に宿泊施設を構えていてももはやおかしくありませんもの。
早速ルール説明へと入る堂島先輩。
対決テーマは・・・
『熊肉』、ですか。
これまた奇縁な。
前回にて創真達が隈っ子になったばかりだというのに。(←くま違い)
・・・ひょっとして附田&佐伯先生は実はこれを狙ってたりして☆
まっさかね~~~。
そんなわけないよね~~~。
いくらなんでもね~~~。
・・・・・・・・・・だよね?(汗)
かくして『熊肉を最高においしく味わわせる一品』でぶつかり合う事になった創真と葉山。
対決は三日後。
それまでは準備期間となることに。
葉山が去った後、一気に来た情報に混乱する創真。(珍しい・・・)
そんな創真に堂島先輩は、今は周囲の事に気を取られている場合ではないかもしれない、と告げます。
この勝負もまた、創真にとって厳しいものになるだろうからと。
用意された厨房にて、早速創真は熊肉を調理してみます。
熊肉を扱うのは初めてとのことで、まずは素材自体の風味を味わってみることに。
確かに。これまでの試験テーマは「鮭」に「麺料理」と馴染み深いものばかりでしたが、今回の「熊肉」は地元色が強い故に馴染みの薄い食材ですからねえ。
えりなの北海道講座でも熊肉の事は習ったでしょうが、知識と経験はまた別物ですし。
かつて吉野が言っていたことを思い出す創真。
あ~。ジビエマスターである吉野がいたならば大活躍間違いなかったことでしょうね~。
吉野によると熊肉は結構臭みがある肉とのことで、他のジビエに比べて注意が必要とのこと。
ですが、実際に焼いてみるとそれほど問題は無さそう・・・?
これはどうやら解体処理がきちんとされているお陰のよう。
ジビエは仕留めた後の解体の手際によって大きく味の良し悪しが決まるそうです。
そしていざ味わってみる創真。
やはりクセは強いものの、甘くてコクのある脂が溢れるその味。
これならいけると思ったその時―――
固まる創真。
ひとしきり咀嚼した後に顔を出した風味。
それは鼻にまとわりつく獣臭さ。
ここで創真は先程の堂島先輩の言葉の真意に気付くことに。
“臭さ”という特殊さを持つ食材である熊肉。
この食材を使いこなすには「臭み抜き」が必要不可欠。
そしてその「臭み抜き」の基本となるのが―――香辛料!!
つまり今回の勝負もまた葉山の独壇場なわけでした。
やっぱり香辛料というのは汎用性が非常に高いだけに、本当に葉山は厄介なライバルですよね。
しかも葉山は香辛料を通した“香り”のスペシャリストでもありますから、熊肉の臭さへの対処など容易い事でしょうし。
この勝負の不利さに気付き、焦る創真。
次は手元にある材料で臭み抜きをしっかり意識した調理を試みるものの、それでも臭みは解消されません。
どうやら熊肉の臭さというのはかなり手強いようです。
思いのほか手強い「臭み」に創真は頭を抱えます。
まさか今回だけで頭を抱える創真が二度も見られるとは。なんとも珍しい。
普段は主に恵や吉野がその役目をを請け負ってくれているけど今はいないからでしょうね。(メタな見方)
これほど創真が「臭み」というものに手こずらせられるのは初めてですね。
「臭さ」というと思い出されるのが貞塚ナオの「漆黒のラクサカレー(別名:くさやカレー)」。
っていうか、これは貞塚ナオの出番では?
彼女はクセの強い食材の造詣に深い料理人ですから!
・・・ん?
!!!
これまた今気付いたのですが、貞塚のこのスキルはこれから先の展開で大いに活躍できるものですね!!
これから先創真達が様々な土地に赴く機会が増えるならば、その土地特有の個性的な食材を扱う機会も増える筈。
外国なんてそれこそ強烈なクセあり食材が山ほどあるわけですし。
その際に「臭さ(クセ)」を「美味さ」へと応用させる技に長けている貞塚はかなり頼もしい仲間になってくれる筈!!
うわこれは我ながら面白い予想だと思う・・・!
と、そこへ。
創真の耳に入ってくる妙な掛け声。
その掛け声は次第に近づき、遂には創真のいる厨房へ。
声の主は・・・
スキンヘッド軍団。
さあ、みんなー!復習の時間だよーーー!(歌のお兄さん&お姉さん風に)
と言う附田&森崎先生の声が聞こえたような気がしました。
というわけで。
はーーーい!(\(^0^))
と栗うさぎは応えましょう。
さあどんとこい!!
-
辣椒・・・皆様ご存知『唐辛子』。
どーだ!!
えっへん!
こういう時コツコツと勉強してきて良かったな~と思います♪
そして。
「辣椒」とい・え・ば。
元・十傑第八席 久我照紀の参上です!!
お~!
これは意外ながらもなかなか興味深い人物が登場となりましたね!!
何故なら久我は・・・。
!
!!
!!!
うおー!
またも閃いた!!
スパイスのスペシャリストである葉山とのこの勝負に、中華料理(四川料理)のスペシャリストである久我が助っ人に来てくれたこの展開。
意外に思えたものの、考えたらかなりの適任だと思います!
何故なら中華料理に用いられる香辛料はスパイスの中でも代表格のものが多いため。
現にスキンヘッド軍団こと中華料理研究会の部員達が持ってきたスパイスは、いずれも有名なスパイスばかりです。
中華系香辛料の扱いに長けた久我なら、きっと的確なアドバイザーとなってくれることでしょう!
きた。
きたきたきたきたぁーーーーー!!!!!
待ってました!!
“点”と“点”が繋がって新たな視野が拡がるこの感覚!!!
この脳細胞が一気に活性化するような感じ。
このアハ体験。
こういう閃きが味わえるからこそ、この作品にやみつきになってしまうんですよ・・・!!
展開としてはさほど大きな変動はありませんでしたが、今回の内容は個人的にかなりテンション高く読めました。
それもひとえに、これからに向けての活躍のビジョンが一気に拓ける閃きが沢山あったから。
特に堂島先輩と久我がこの勝負に関与してくれることになったのは色々と意義深いものがあります。
堂島先輩は葉山の「危うさ」に気付いている人です。
そんな堂島先輩が秋の選抜に引き続き創真と葉山のこの勝負を見届けてくれる事になったのは、まさに適任としか言えません。
地獄の合宿での四宮戦でも仲介人になってくれたことを始め、私にとって堂島先輩という人は城一郎に代わって創真の闘いを見守ってくれる存在だと思っています。
そして久我の参入も大きな意味が。
前回葉山は創真を「今まで何をしてた?」と強烈にバッシングしてきましたが、早速その“答え”の一つが提示されたわけです。
それが月饗祭で生まれた久我との縁。
今回の勝負では是非とも、こういった形でどんどん葉山の創真への“否定”を覆していって欲しいですね!!(>▽<)
そんな今回の勝負のお題は『熊肉』。
なんとまあ。こんなにも早く附田先生が『スクールオブジャンプ』でのリクエストに応えてくれるなんて☆
以前『スクールオブジャンプ』でのツイキャスに附田先生が前・担当の中路さんとご出演してくださった際に、リアルタイムで視聴者からの投票が行われたんですよね。
「本編に出すとしたら、熊肉と羊肉どちらがいいか」というテーマで。
その際に選ばれたのが「熊肉」だったという。
なんともネタ的なものが強くなりそうな結果になったなあ・・・と思いながら視聴していたのですが、これは思っていた以上に深いお題になりそう。
生放送からそれほど期間が空いていないにも関わらず、視聴者からのリクエストを[創真のライバル三本柱]である葉山との勝負に用いてくださったという附田先生の粋な計らいに感心させられました。
ちなみに・・・。
もし「羊肉」になっていたら附田先生はどんなストーリーをお考えになっていたのでしょうかね?
・・・それも読んでみたかったかも☆
さて、そんな『熊肉』はこれまでテーマに掲げられてきた食材の中で最も馴染みが薄いと同時に最もクセが強いという特殊な食材です。
そんな熊肉を使いこなす鍵は「臭さ」。
「臭さ」への対処・・・。
そして中華系香辛料に精通している久我の協力・・・
これらから考えてみて、創真が作る料理は「スープカレー」になるのではないでしょうか?
ご存知の通りカレーは葉山の得意中の得意分野ですが、今回述べている通り創真は相手の土俵で戦うのを好む傾向があります。
カレーならそれこそ葉山の土俵に真正面から挑む形になりますし、熊肉の臭みにも対応できると思うんですよね。
それにカレーは創真と葉山の出会いの品であり創真がはだけさせられた品でもあるという、色々と葉山との因縁が深い料理なこともあって、まさに「リベンジ」として相応しいのでは。
何より。
スープカレーの発祥の地は札幌ですから。
まあ、もしこの予想が全く掠りもせず、大外れでも・・・
後悔なんてしません!!
こうやってこれまでのストーリーで描かれた様々な要素を理解・分解・再構築するというこの「深読み」自体が、私にとって最高の楽しさなので!!
そんな「深読み」を続けた中で私が見つけ出したこの作品の魅力の一つが、料理一つ一つに込められている要素が登場人物達の背景や信条、人柄に大きく関わっているという事。
これからも料理面からの視点も大切にしながら、この作品への考察を続けていくつもりです。