更新が遅くなってしまいましたが、今週号のジャンプも大変面白かったですね!
【ゆらぎ荘の幽奈さん】
表紙&巻頭カラーおめでとうございます!
人気投票の結果は、まあほぼ妥当といった感じでしたね。
幽奈と千紗希は流石というかやはりというかで、素直に納得です。二人とも本当に魅力あふれる素敵な子ですから。(^^)
ただ・・・正直言えばコガラシはベスト3以内に入って欲しかったな~。
個人的にはコガラシは堂々の1位です☆
この作品の良さは沢山ありますが、それら全てを支えているのがコガラシのイケメンっぷりだと思っていますので。(^^)
当の内容の方も、もう珠玉としか言いようがありませんでした。
前々回からチョコに伴った各ヒロイン達それぞれの「らしさ」がとても活き活きと発揮されていて、それらも大変素晴らしかったのですが・・・。
コガラシの初々しい表情といい、幽奈の笑顔といい、うさぎさんのチョコといい、今回は可愛らしさがこれでもかーっというぐらい一杯で、終始温かい気持ちにさせてくれました。
やっぱりこの作品はとっても素敵です!!(^^)
それと・・・。
うわーーーん!!中路さーーーん!!
「ジャンプ+」の方に異動だなんてーーー!嘘でしょーーー!
『ソーマ』の担当から代わった時もめっちゃショックでしたが、それでも『ゆらぎ荘』での陰ながらのグッジョブっぷりに毎回感謝してたのに―――!!
しかも中路さんは横田先生の担当もなされていたという、私が知る限り最高の編集さんだったというのにーー!
まあ、それほどの敏腕編集さんだからこそ、「ジャンプ+」の発展の為にと呼ばれたのでしょうがね・・・。
でも残念。うう残念。(><。)
「ジャンプ+」の方でも、お元気で、どうか頑張ってください・・・!
【鬼滅の刃】
よくやった炭治郎。(Σd(‐ ‐))
【HUNTER×HUNTER】
一瞬心臓が止まりました。
この「めくりの緊張感」があるから紙面はやめられない。
【Dr.STONE】
前回言いそびれていたので今回言います。
コハクかわいい。
それと、『ソーマ』のアニメ第三期決定に伴い、新キャスト陣を始め創真役の松岡禎丞さんと米たにヨシトモ監督のボリュームいっぱいのインタビュー記事が掲載されていたのには飛び上がりました。
全く予期していなかっただけに、殊の外嬉しかったです♪
特に印象深かったのは松岡さんの創真へのメッセージでした。
いやもう全面同意としか。
私も、もはや創真は半分息子のような思いで見ているかもしれません(笑)。
週刊少年ジャンプ2017年30号掲載
掲載順第3位
第220話 【竜胆、いざ参らん】
うお。今回の扉絵もまた料理漫画としては誤解を受けそうなイラストですね。(汗)
「捕食者」のオーラ大解放といった感じの竜胆先輩。
あと牙が。
キバキバ。
前回ラストの竜胆先輩も牙が強調されて描かれていましたが、これまで「牙」を意識した描写がなされていたキャラは二人いるんですよね。
一人目は黒木場。(名前も「キバ」が入ってるという隙の無さ)
そして二人目が創真という。
竜胆先輩や黒木場ほど大げさには描かれていないものの、創真の「牙」の描写は第一話という超最初期から描かれているんですよね。(あのコマで創真はアクマ様だということを悟りました☆)
これらの強調描写は間違いなく「攻撃性」の表現。
竜胆先輩の「牙」は主にこれまで「八重歯」というやんちゃなイメージとして描かれていましたが、遂に此の度、その「牙」の本来の意味と共に彼女の“表情”の一つが解禁されたわけです。
それを証明しているのが
竜胆先輩の“両目”が描かれているということ。
これまで竜胆先輩の左目は、ず~~っと前髪に隠れて見えていなかったんですよね。
創真と竜胆先輩の相似性がかなり気になっている私としては、「創真も左眉に傷があるし、もし竜胆先輩の左目にも傷や痣があったりしたらどうしよう・・・」とか考えてしまっていたのですが、杞憂で済みました。
そして、その隠された目は彼女のミステリアスさも表していたわけで。
その実力と共に遂に明かされた、竜胆先輩の“顔”。
特筆すべきは猟奇的雰囲気よりも、この描写と言えるかもしれません。
久我VSと司・・・『緑茶(茶葉)』
女木島冬輔VS竜胆先輩・・・『唐辛子』
美作VS斉藤聡明・・・『まぐろ』
といった具合に決定した、2ndBOUTのテーマ食材。
え~~~!?よりによって『唐辛子』を竜胆先輩が引くなんて~~~!
これを久我が引いてくれていたら、めっちゃ大当たりだったのになあ~~~!(><)
久我もそう思いますよね~やっぱり。
こうして見ると、各自決定したテーマ食材は
『お茶』は久我にとってやや不利で
『唐辛子』は香辛料だけに自由度が高い
そして・・・
もし本当に斉藤聡明が海鮮系を得意とする料理人だったとしたら・・・『まぐろ』はめっちゃ有利な・・・。
あ、それと。
すみません。どうやらこの連帯食戟のテーマ食材は北海道の名産品とは関係ないようでした。
唐辛子はともかく、お茶やマグロは北海道の名産品とは言えませんからね。
そういうわけでテーマ食材も決まり、それぞれ調理に取り組み始める選手達。
前回ラストにてワニというインパクト抜群の食材を出してきた竜胆先輩。
遂に明かされる竜胆先輩の料理人性、それは
「希少食材マスター」!
へ~、希少食材、ねえ・・・。
なんかめっちゃ料理としての幅が狭いような・・・それでありながら広いような・・・。
と、ここでワニさんの脱走というハプニング発生☆
そうなんですよね、ワニさんやカメさんって意外と足が速いんですよ。
昔飼ってたリクガメ君もちょっと目を離した隙によく脱走してたっけなあ・・・(懐)。
とにもかくにも、真っ黒司会者も誰も噛まれることなく、すぐに捕獲されました。ちっ残念。
こうしてワニさんは竜胆先輩によって捌かれることに。南無南無。( ̄人 ̄)
その作業と並行しながら、竜胆先輩の料理人としての履歴が語られます。
久我も十傑の権限を使って海外によく赴いていたというのは葉山とのリベンジ戦(第181話)で述べられていましたが、竜胆先輩は更にアクティビティ☆(っていうか、人一倍寒さに弱いのによく北極なんぞに行きましたね)
行動力においては間違いなく十傑内でも随一と言えるでしょう。
そして、附田先生が仰られていた「月饗祭編でのヒント」が判明。
な~るほど。
単行本第15巻の挿絵でも取り上げられていた『昆虫食研究会』が、そう繋がっていたわけですか。
確かに竜胆先輩は模擬店全制覇したと言っていましたしね。
腑に落ちる一方で、イモ虫が出てこないかとハラハラビクビク。
コオロギでしたか。
よかった。(よくねーよ)
回想での郁魅の「幸平みたいな奴だろ」という発言が個人的には目に留まりました。
やはり作者側も、創真と竜胆先輩の相似性をさり気にアピールしているのでしょうか。
竜胆先輩三変化☆★☆
特に【蛮族(バーバリアン)】は竜胆先輩だからこそ、といった衣装ですね!
少なくともえりなや恵は絶対着れないし、似合わないでしょうから。
竜胆先輩って初登場時は小悪魔なイメージがとても強かったんですけど、改めて見ると『ソーマ』の女性キャラでは数少ないワイルド系なんですね。
今時の女子高生っぽくにも見えて、小悪魔的でもあり、そしてワイルド系でもある・・・。
う~ん、何度も言わせてもらいますが、やっぱり竜胆先輩は創真と似てる点がかなり多いキャラですよね~。
ぶっちゃけ竜胆先輩って、創真が女性だったらこういう感じになってたかも・・・と思えるキャラです。
そんな竜胆先輩に、創真くんは何を思ったかというと。
・・・。
・・・・・。
・・・・・・・・・・。
見てみたいかも。
(※完全に怖いもの見たさで言ってます)
ワニ肉の調理という色々と目立つ調理を進める竜胆先輩とは対照的に、女木島冬輔は至って静かに調理を進めていました。
彼が作っていたものは・・・チャーシュー。
竜胆先輩が[希少食材マスター]ならば、
女木島冬輔は
[ラーメンマスター]でした。
うわ凄い威圧(汗)。
竜胆先輩オン・ステージ☆
今回のお話は料理人としての竜胆先輩の解説にほぼ大半が費やされていましたね。
これまで相応に出番はあったものの、「十傑第二席」という肩書以外料理人としての実力は全く明かされていなかっただけに、彼女のファンの方は今回の内容に大満足だったことでしょう。
コスプレ祭りだったしね(笑)。
これまでも時々「モンスター」を想起させる表情は見せていましたが、前回ラストから「モンスター」っぽさ全開で描かれている竜胆先輩。
元々竜胆先輩は「メデューサ」のイメージで附田先生がデザインされたとのこと。
その附田先生の原案を佐伯先生が更にブラッシュアップしてくださったそうです。
竜胆先輩の瞳孔鋭い眼や「寒さに弱い」という爬虫類を連想する設定も、きっとその名残でしょう。
可愛さや綺麗さだけでなく、えりなや恵には表現できないであろうワイルドさやミステリアスさ、妖艶さといった魅力まで併せ持つ竜胆先輩。
そんな竜胆先輩はハロウィンには大活躍間違いなしでしょうねきっと。
本人もノリノリでコスプレしそうですし。
メデューサはもとより、バンパイアとか魔女とか。
うん、めっちゃ似合うと思う。
閑話休題。
[希少食材マスター]として遂にその実力が明かされた竜胆先輩ですが、個人的には料理人としての腕前より注目している部分があります。
それは彼女が「美食家」であり、「捕食者」であり、「豪食者」でもあるという
“食べる”というファクターを非常に大きく持つキャラクターだということ。
これまで“食べる”行為を特別なファクターとして持つ人物は、御存じの通り[神の舌]を持つえりなのみでした。
そんなえりなの専売特許とも言えていた“食べる”行為に、竜胆先輩は全く別の角度から介入しているキャラクターなんですよね。
しかも、竜胆先輩は「美食」だけに限らず世界のありとあらゆる食材の味をその身で味わってきた人物。
これは以前にも述べたことではありますが、竜胆先輩はひょっとしたらえりなをも凌駕する味覚の豊かさを持つ人物かもしれないという。
料理というものは作るだけではなく、それを食べてくれる人が居てこそ成り立つもの。
そう考える私としては、竜胆先輩は司以上に大きな役割を担う、かなりの重要人物と思っています。
知れば知るほど、姉弟かと思うぐらい似ている部分が多い竜胆先輩と創真。
前回感想にて司は城一郎に出会っていなかった場合のえりなと例えましたが、では竜胆先輩はというと
『ゆきひら』という自分の店を持っていなかった場合の創真
と言えるのではないでしょうか。
いわば竜胆先輩も司も、料理人としての“原点”が違っていた場合の創真とえりなと解釈できるというか。
そういうこともあり、竜胆先輩と司の関係性もまた興味深いところ。
現第一席と第二席の関係は、将来の第一席と第二席の投影図でもあるかもしれませんから☆
そんな竜胆先輩の独壇場とも言えた今回でしたが、最後を一気に持って行ったのは女木島冬輔!
さすがは十傑上位。
覇気が違います。
他の対戦カードと違い、十傑第二席と(元)第三席という最も実力が拮抗している組だけに、非常にハイレベルな接戦が予想される勝負ですね!
お互いがそれぞれの箔を存分に魅せて闘い合うのは面白くて堪りません!!
「動」の竜胆先輩と、「静」の女木島冬輔。
ワニという極めてマイナーな食材と、ラーメンという極めてメジャーな料理。
彼らの対決が果たしてどうなるのか、注目ですね。