新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

子供たちの笑顔は「プレシャス」な…そう大切な宝もの」

2011-02-27 20:33:01 | 日記
金曜日の夜、BSで映画を観た。

映画のタイトルは「プレシャス」

なんでも、去年アカデミー賞2部門もとったそうな。

そんなことよりも、この映画、もう涙なしでは見られませんでした…

NYのハーレムの貧困家庭で、両親から虐待を受ける16歳の肥満といえる少女が主人公!
その少女、出て行った父親からレイプされ、一人子供を産み、さらに、もう一人はお腹の中にいる…

母子家庭…母親は娘に虐待し、生活保護費、児童手当など、すべてのお金はこの母親がつかってしまう…子供の教育費、生活費などに廻されることはない…

少女は、学びたい気持ちがあるのに、それを簡単に許さない社会環境。

めちゃおもい…

この映画、アメリカだけの問題!??
いや日本でも…


「子供たちへのお金」
…この映画を観たときに痛感したのは、バラマキでは、そのお金が本当に必要な子供たちにつかわれていないケース。
この映画の世界だけではなく、現実問題として、多々あるんじゃないかな。
そうじゃなくて、心に傷を負った子への支援策、いじめとか虐待とか…。学びたい子供たちが、どのような境遇であっても学べるような施設の充実、そんな支援に「子供たちへのお金」がつかわれる社会になるといいんだけど。理想かもしれないけど…。
…でも苦しんでいる子供たちはいっぱいいるんだよ…

仕事で、「解離性障害」の子供たちと出会う機会、一緒に学習する機会がある。

簡単に言うと、突然、別の自分が心を支配して、リストカットなど、自殺しようと試みたり…

でも、授業で話してみれば、「なんら変わりない普通の中学生の少年少女」
「先生の授業は楽しい!」なんて、笑顔いっぱいで、オレを喜ばせるようなセリフをいってくれたり(笑)

…だけど、いじめだったり、両親の不和だったり、虐待だったり…
そんな暗い事実を何かかかえてる…この映画の主人公ほどではないかも知れないけど、なにかは必ず…
そして、入院している子なんて、氷山の一角で、心の壊れそうな予備軍の子供たちって、いっぱいいるんだろうな…。そんな子供たちに、目を向けた政策にお金をつかってほしいなぁ…。

子供たちの笑顔は「プレシャスな…そう大切な宝もの」なんだよね!
だから楽しい授業を…楽しい子供たちとの時間の共有を…

常に、そう思ってます。
…それは、ほんの微力なんだろうけど…


さてさて、この映画の主人公の少女、2児の母親となり、前向きに生きていく…
そんなエンディングに、ちと心が救われた感じがしました。