こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[人間味]

2018-02-07 15:16:54 | 感じる
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[人間味]

余談が好きです。学生の頃から、授業の内容よりも、余談を楽しみにしていました。余談を話してくださる先生の、いつもと違う目がみられるからです。そして、どの先生も余談をしているときに、「ふふっ」と笑います。「思い出し笑い」であり、自分のプライベートを切り取ってしまった「照れ」の場合もあります。

日曜日のアナンサー教室では毎週違う講師がいらっしゃいます。今回授業をしてくださった先生も、余談をしてくださいました。ナレーションの授業でしたので、ナレーションについてのお話でした。ニュースをみていて、とても上手なナレーションだと思うと、有名な俳優さんがやっている。そして、視聴率の高い番組では制作費も多いので、有名な俳優さんに依頼できる。しかし、番組のコーナーでスポーツ選手を追うことになりました。そのナレーションは、あえて素人のほうが良いだろうということで、番組制作者が担当しました。それが、とてもよかった。ナレーションの世界は深いそうです。その先生は声には自信があったので、もっと若い頃にナレーションをみっちりやっておけばよかったと言っていました。今は引退されていますが、引退間際にナレーションのオファーがあったそうですが、もうその年齢から取り組むのは、とやめてしまったそうです。そして、その素人がナレーションしたコーナーを担当していた人は、今ではテレビ局でとても偉い方になりました。そして、それがこの先生のいだ従兄弟そうです。
「入社するときに少し口添えはしたけれど、出世した従兄弟は、実力で入社しましたよ。」
そこで、笑顔です。この笑顔が、余談の醍醐味です。従兄弟の入社に関与した話しをして、すぐにその言葉に訂正のような言い方をしています。そこに、先生の人間味を感じました。

私の授業の前や途中に余談をします。それは、生徒に集中してほしいためもありますが、私のことをしってもらうためであり、生徒たちの個性を引き出すためです。余談に対する意見がでてくると、そこに生徒たちの「人間味」を感じることがあります。悲しい話しをして、想像以上に感情移入する生徒、とてもおっとりしていると感じていたが、冷淡な発言をする生徒。生徒たちも、普段教壇という高い場所にいる先生が、みんなの広場に降りてきたような感覚になるのでしょう。余談をしてから、その前よりよく授業を聞いれるようになります。余談をするには、その会場のニーズに答えないといけないので、普段から情報収集のアンテナはピント立てていないといけません。それが、脳を活性化させているかもしれません。

みなさんも、余談を生活に取り入れてみてください。部下や、お子さんや、ご主人にむけて。余談から入ると、みなさんの願いごとを聞いてくれるようになるかもしれませんよ。



[先陣]

2018-02-05 19:43:37 | アナウンサー教室
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[先陣]

昨日はアナウンサー教室でした。発展クラスになり、基礎クラスの教室ではなく、少し広い教室になりました。以前は、左奥の席に座っていましたが、なぜか発展クラスになってから、その席に座っている生徒さんがいるので(別にどこに座ってもいいのですが)右奥に座っています。座席も指定席のようなものがあり、そこに座らないと落ちつかないのですが、右奥の席が指定席になりつつあります。

さて、今回の先生、私が心の中で「え」の先生と呼んでいる男性の先生です。何故「え」の先生なのか?それは、基礎クラスのときに、「え」の発音ができずに一次試験は全部落ち、「え」の練習をして補欠でアナウンサーになったという話しをしてくださったからです。アナウンサーの発声で「え」は口を横に開くのではなく、縦に開きます。それがなかなかできませんでした。「え」の先生のお話を聞いてから、毎晩お風呂で口を縦に大きくひらき「え」の練習をしました。うまくなっているかわかりませんが、以前よりはいいと思っています。

今回の授業は、ナレーションでした。「え」の先生が、
「少し練習したいよね。それでは、3分間練習してください。」
とおっしゃりました。この時間です。私の葛藤。教室は静まりかえっています。早く音読しないと、練習時間が終わってしまいます。この日曜日のクラスは控え目な生徒ばかりです。ここは、私が一番に声をださないといけない。さて、声をだしましょう!頑張れ自分。

すると、声がうわずって、棒読みになりました。
「最初に読んでくれるのはいいけど、もう少し感情をこめて。」
「え」の先生が笑いながら、私の心中を察してくれているように語りかけてくださいました。この教室に通うようになり、振り切って何かをすること、先陣をきって何かをすることを学んでいます。だんだん、怖いものがなくなってきました。

最初にやった教材は番組宣伝なので、元気よく大きな声でいつものように発声しました。しかし、途中、俳優さんと女優さんの名前を言うときはトーンを変え、また元気に、などの指導がありました。私は俳優さんの行を読む時に、声のボリュームを落としてしまい、何度かやり直しをしました。二回目に練習したのは、テキスト年間購読のお誘いです。原稿の中に電話番号があり。「7777」7が4つ続きました。私は苦手なので、声出し練習でゆっくり読むようにしました。順番に発表があり、なんとか苦手を隠すことができました。他の生徒さんで、7777が苦手な方が数名いました。彼女達の声を聞いていて、「ナナナナーナナナナー」とジョイマンが頭に浮かんできて、笑うのをこらえるのが必死でした。最後は環境特番の告知なので、声を抑えての課題です。いつもは大きな声でやっているので、声を抑えるのは難しかったです。声を落とす課題で実力を発揮する生徒さんも多くいました。

以前から興味のあったナレーション。今回の授業を受けて、アナウンサー教室が終了したら、こちらには進みたいと強く思うようになりました。せっせと働いて資金を集めようと思います。

[私のこと?]

2018-02-04 16:23:37 | 思い出
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[私のこと?]

私は、寝言をいいます。正確にいえば、寝言を言っているといわれます。

独身時代、私が寝言を言っていて、起きていると思った姉が、しばらく話しをしたそうです。しかし、寝ていると知り、こわくなったそうです。噂では、寝言を言っている人に話しかけてはいけないそうです。昔からの言い伝えでは、寝言を言っている人に話かけると、その話しかけられた人が死んでしまうということでした。寝言は近くにいる霊と交信しているので、霊でないも者が話しかけると、霊が怒り寝言を言っている人が死にいたる。怖いですよね

実は、睡眠中は「レム睡眠」(浅い眠り)と「ノンレム睡眠」(深い眠り)があり、寝言は「レム睡眠」の時に多くみられます。眠りが浅いときに、話しかけると、脳にストレスがたまるのでよくないということです。昔の人は、実体験で寝言に反応してはいけないと知っていたのでしょう。すごいですよね。

私は「記憶にない寝言」と「記憶に残る寝言」両方経験があります。

「記憶に残る寝言」、大学生の研修旅行の時でした。当時大学2年生だった私は、西洋美術史のゼミにおり、担当教授が美術品を見る2泊3日ほどの研修旅行を開催してくださいました。2年生と3年生の混合グループで行動していました。私の泊まった部屋には、2年生よりも3年生が多く、緊張して眠りました。一泊目の夜夢を見ました。父と喧嘩をしている夢でした。父にむかって
「あんたなんて、大嫌いだよ。」
と大声で言った瞬間、最後の「大嫌いだよ。」の声の時、目は覚めていました。自分の声で目がさめたのです。部屋はザワザワ。小声で
「どうしたの?なに?なに?」
あちらこちらから聞こえきます。
「すみません。私の寝言です。」
とカミングアウトすると、とても優秀でかっこいい先輩から
「私のことかと思ったよ。」
と笑いながら声をかけていただき、その場大爆笑にかわりました。本当に恥ずかしかったです。

結婚してからは、主人も寝言を言うので、深夜は寝言合戦です。主人は私の寝言を聞いても、すぐに忘れてしまうので、助かっています。

寝言、みなさんは、いかがでしょうか?

[手が止まる]

2018-02-03 20:23:14 | 思い出
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[手が止まる]

棚の整理をしました。整理を始めると、ついつい手が止まること、ありませんか?今回は、手が止まってしまいそうなものを見ないようにしました。

しかし、どうしても無視できないものを発見しました。

▲韓国のおかねとコイン

数年前に家族で韓国に旅行した時の小銭でした。100ウォン3枚、500ウォン1枚。1枚、違うコインが混ざっていました。文具の入っているお道具箱に入っていました。こんなところに、思い出の小銭を置いておくなんて、自分でもびっくりです。

この旅行は、大学の第二外国語で韓国語を学んでいた、長男と次男だけが韓国語を知っていました。私は韓国ドラマが好きで、毎日字幕でみていましたが、知っている韓国語は?といえば、「ケンチャナヨ」(大丈夫)「サラゲ」(愛している)「アイグー」(アイグー 擬音語なんてことだ!と落胆したときに言う)くらいです。旅行の為に「オルマエヨ」(いくらですか?)を覚えましたが、答えの数字を理解できないというくらいの語学力です。

家族の予定が詰まっていたので、一泊二日という大急ぎの旅です。海外旅行経験者は、私と長男のみ。私は20年前に1回イタリア、長男が1年くらい前にタイに1回。次男の主人は初めての海外です。私は緊張していました。犯罪にまきこまれたらどうしよう。あわただしく準備をしたので、スーツケースは、旅行前日に仕事帰りに購入し、ガラガラ引いて返ってくるというものでした。

明洞、中心で遠くにはいきませんでした。地下鉄に乗る時はカードを購入し、ガイドブックに載っている冷麺・おかゆ・焼肉ととにかく沢山たべました。明洞では、韓国のおかねに換金できるところが街中に沢山あり、とてもびっくりしました。ホテルでは、ホテル側のサービスで二部屋用意されていて、ゆったり泊まることができました。弾丸旅行で、朝一番の飛行機で韓国に向かい、翌日は最終便で帰国するというコースだったので、羽田に到着したときは疲労困憊でした。当時は写真を撮る習慣がなく、携帯で撮った写真のデータを誤って消してしまったので、心の中にある思い出だけになってしまいました。しかし、このように韓国の小銭を発掘すると、本当に行ってきたのだなと実感します。もっと韓国語を勉強して、是非また行ってみたいです。



[自分にできること]

2018-02-02 19:36:26 | 発信する
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[自分のできること]

簡単なようで、とても難しいこと。「自分のできることをする」ことではないでしょうか。「自分のできること」と「自分のしたいこと」は違います。「自分のしたいこと」だけをするのは優しいです。

昨日の夜から「自分にできること」はなんだろうと、いろいろ考えました。そこに、「やってもらう相手が喜ぶ」または、「相手に負担がかからない」ということを加えると、更に難しくなります。様々な相手を想定しました。夫、息子達、友達。どなたを想定しても、今の私にできることは、文章を書くことです。昔から文章を書くのが好きでした。そして、去年の夏から毎日二つのブログをかかさず書いています。

とても大切な人がいて、その方に何かをしたいのですが、私が思いついたのは、葉書をだすことです。実は、年賀状沢山あるのです。白紙の年賀状です。年賀状を出すつもりで購入して、年賀状を出せなかった年のものです。

▲使っていない年賀状
2011年バージョン・他にもあります


しかし、葉書も値上がりしたので、明日値上がり分の切手を購入する予定です。毎日一通、大切な人に葉書を書きます。どんなものになるかまだ決めていません。本当は、大切な人がそれを嬉しく感じるかわかりません。もしかすると、私の独りよがりになるかもれません。それでもいいと思っています。

その葉書は、大切な人意外が目にすることはないと思います。それでも、毎日ポストに行くのが楽しくなればいいです。何を書こうか、昨日の夜からいろいろ考えています。文章・写真・俳句なんでもありにします。

「自分にできること」は沢山あるようで、少なく「自分がやってみようとおもうこと」は沢山あります。葉書を書くことは、「自分がやりたいこと」寄りの、「自分ができること」です。しかし、「自分のしたいこと」が含まれていないと、「自分ができること」を続けることは難しいでしょう。とても抽象的な文章になってしまいましたが、とにかく、毎日葉書を書いてみる。という意気込み表明です。そうやって、宣言することで、不可能が可能になる。ような気がします。

家の近くのポストを想像しました。いつも通勤に使っているルートとは違う道で、駅まで行くことになりそうです。少し遠いので、早く家をでるようにします。自分の中から何が出てきて、その葉書にのせることができるのか。楽しみです。