さてさて、写真が続いたので、
久しぶりに文章でいきたいと思います。
突然ですが、人間って、
ホントにやばいとか、恥ずかしいとか、
そういうことって、
人に言わないじゃないですか。
芝居の稽古のときも同じなんですね。
この台詞、出てこないかも、
なんてことを口に出したら、
演出家をはじめ、共演者までをも、
不安にさせちゃいますから。
だから、言わないんです。
たとえば、5月の公演で、
「イタチの清吉」がなぜか、どうしても、
「イワシの清吉」に脳内変換されてしまう、
なんてことも、
バラしたのは千秋楽の後でした。
それでさえ、あとから、
「本番で言われなくてよかった~」
と、
けっこう恐がられましたから(笑)
そりゃ、そうです。
もし私が反対の立場だったら、
絶対にビビります。
「望子さん、すみません!
自分、この台詞、言えないかもです!」
なんて宣言されたら、
その台詞のたびに、こっちが緊張しちゃいます。
でもね、
稽古をしていると、必ず、
苦手な台詞、っていうのが出てくるんですね。
これ、たぶん、誰でもあると思います。
だって日常生活でも、
「あの人の名前が、いつも出てこない」
とか、
「あれ? TPPだっけ? TTPだっけ?」
とか、
出てこなかったり、混乱する、
苦手ワードって、ありますよね?
ねっ!ねっ!ねっ!
日常生活でもそうなら、
そりゃぁ、台本を丸暗記する台詞なんて、
イロイロ出てくるわけですよ(さりげに言い訳)。
でもね、
稽古の最初の頃はわからないんです。
台本が前にあるから。
それが、台本を離して、稽古を重ねるうちに、
どうしても苦手な言葉が出てくるんです。
これはねぇ、誰でもそうだと思いますが、
うん、誰でも、
うーーん、
まぁ、ねぇ
やっぱり、トシを取るに従って、
だんだん増えてきたかな
みたいな気が・・・、
しないでも・・・ない・・・けど。
ま、それはいいとして、
<そういう言葉にどう対処するか?>
というと、
その前から身構えるんです。
(くるぞ、くるぞ)
他の台詞を言いながらも、
頭の中で先にその台詞を復唱したりして、
それで何とか事なきを得て「ホッ」。
こうやって、
いつも本番も乗り越えているんです。
あんまり身構え過ぎても、
今度は舌がもつれたりするんですが、
・・・って、
いやはや、我ながら、
お恥ずかしいハナシを書いておりますが
でも、また、今回もあったんです。
苦手な言葉。
それが、まぁ、よりにもよって・・・。
と、ちょっと長くなりましたね~。
久しぶりで引っ張ってみますか(笑)
では、この続きは、また明日に。
(つづく)
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