望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・稽古場編・・・実は内緒でおびえていたこと

2013-09-04 01:41:49 | 舞台・ウラ話

さてさて、写真が続いたので、
久しぶりに文章でいきたいと思います。


突然ですが、人間って、

ホントにやばいとか、恥ずかしいとか、
そういうことって、
人に言わないじゃないですか。

芝居の稽古のときも同じなんですね。

この台詞、出てこないかも、
なんてことを口に出したら、
演出家をはじめ、共演者までをも、
不安にさせちゃいますから。


だから、言わないんです。

たとえば、5月の公演で、
「イタチの清吉」がなぜか、どうしても、
「イワシの清吉」に脳内変換されてしまう、

なんてことも、
バラしたのは千秋楽の後でした。

それでさえ、あとから、
「本番で言われなくてよかった~」
と、
けっこう恐がられましたから(笑)


そりゃ、そうです。
もし私が反対の立場だったら、
絶対にビビります。

「望子さん、すみません!
自分、この台詞、言えないかもです!」

なんて宣言されたら、
その台詞のたびに、こっちが緊張しちゃいます。


でもね、
稽古をしていると、必ず、
苦手な台詞、っていうのが出てくるんですね。

これ、たぶん、誰でもあると思います。

だって日常生活でも、

「あの人の名前が、いつも出てこない」
とか、

「あれ? TPPだっけ? TTPだっけ?」
とか、

出てこなかったり、混乱する、
苦手ワードって、ありますよね?

ねっ!ねっ!ねっ!


日常生活でもそうなら、
そりゃぁ、台本を丸暗記する台詞なんて、
イロイロ出てくるわけですよ(さりげに言い訳)。


でもね、
稽古の最初の頃はわからないんです。
台本が前にあるから。

それが、台本を離して、稽古を重ねるうちに、
どうしても苦手な言葉が出てくるんです。

これはねぇ、誰でもそうだと思いますが、

うん、誰でも、

うーーん、

まぁ、ねぇ

やっぱり、トシを取るに従って、

 だんだん増えてきたかな

みたいな気が・・・、

  しないでも・・・ない・・・けど。


ま、それはいいとして、

<そういう言葉にどう対処するか?>

というと、

その前から身構えるんです。

 (くるぞ、くるぞ)

他の台詞を言いながらも、
頭の中で先にその台詞を復唱したりして、
それで何とか事なきを得て「ホッ」。

こうやって、
いつも本番も乗り越えているんです。

あんまり身構え過ぎても、
今度は舌がもつれたりするんですが、

・・・って、

いやはや、我ながら、
お恥ずかしいハナシを書いておりますが

でも、また、今回もあったんです。

苦手な言葉。

それが、まぁ、よりにもよって・・・。



と、ちょっと長くなりましたね~。

久しぶりで引っ張ってみますか(笑)

では、この続きは、また明日に。

   (つづく)








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