JR上野駅公園口から徒歩10分の
東京藝術大学大学美術館では
5月17日までダブルインパクト展を開催しています。
米国ボストン美術館と東京藝術大学が
それぞれ所蔵する近代美術コレクションを
紹介する美術展です。
開国以来日本を訪れた西洋人は
日本の文化や芸術に驚きました。
かたや日本人は西洋の文化の高さに
衝撃をうけたのだと思います。
そして、お互いの文化的影響が
ダブルインパクトになったのです。
今回はペリー浦賀来航から日露戦争までの
50年間に焦点をあてた日本美術のみを紹介しています。
なかでも私のお薦めの作品は
藝大所蔵 狩野芳崖「悲母観音」
空を浮遊している観音の神々しさ。
藝大所蔵 竹下久一「神武天皇立像」
木製で3m。他を圧する存在感で
堂々と立つ姿は凛として
仰ぎ見るお顔は厳かな気持ちになります。
絵画・工芸・写真など約150点を
明治ニッポン美の歩を通して、
紹介していました。