日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

国旗少年。

2014-12-09 13:38:38 | 発達応援
 乗り物はバイクしかないので、通勤も毎日バイクなのですが、
職場では「今日、寒かったのにバイクなの?」とか「雨の日もバイクなの?」とか
「風が強かったのにバイクなの?」とか「もっと寒くなってもバイクなの?」とかとか日々聞かれます。
命の危険を感じない限り、バイクですよ、職場のみなさん!

 横浜での話の続きです。

 懇親会で横に9歳の少年が座りました。
片手にスマホで、私に言っているのか、独り言なのかわからない感じで、
「外国からの侵略、抑圧云々」とか「まさかの緑一色!」などとつぶやいています。

 「なに見てるの?」と聞くと、
「国旗。国旗、好き?見る?」というので、一緒に見ました。
一緒に見ているのですが、最初は彼のペースで彼の好きな国の国旗を次々と見ていきました。

 少し、早口の彼の説明がわからないので、「なんて?もう一回説明して!」とか
「なんでそんな色なの?」と私も疑問に思ったことを聞き、
彼の説明に「そこ興味ないし!」と突っ込みながら、次々と国旗を見ていきました。
途中、「ねぇ、スクロールが早すぎて、私、見れてないんだけど!」と抗議などもしつつ、
どのくらいの時間、一緒に国旗を見ていたでしょう。

 すると、彼が「ねぇ、どこか見たい国の国旗ある?」と私に聞いてくれました。
そして、彼が「ねぇ、順番に見たい国言っていこうか~?」と提案。

 最初に横に座ったときの一方的感は消えて、一緒に楽しく国旗について語り、
クイズも出し合って、だじゃれも言い合って、いつの間にか、イスもみっちりくっつき合って、
本当に楽しいひとときでした。

 帰りがけに、同じテーブルだった方に
「気をつかって、席を変わろうかと思ったんだけど、
本気ですんごく楽しそうだったから、放っときましたよ(笑)」と言われました。

 その通り!
私も気をつかって少年の相手をしていた訳ではなく、
私の知らない国旗の話をしてくれる「国旗マニア」の少年の話に引込まれていただけなのです。

 でも、一緒に何かをするなら、
「早すぎるよ!」とか「意味がわかんないよ!」とかちゃんと言いながら、
少年にも私のペースや飲み込み具合を伝えて、合わせてもらうことはしました。
それに応えてくれたから、懇親会の後半の大部分を一緒に楽しく過ごせたのだと思います。

 大人でも子どもでも、やっぱり、本気が楽しいですね。

 ちなみに、彼が国旗に興味を持ったのは、
「色とりどりでがきれいだからだよ。」とのこと。
自分の国旗を作るなら横に8色だそうで、PACE旗みたいだなぁ~と思ったことでした。