今日から学校に行っている子どもたちは冬休みですね。
夏休み、冬休み、春休みというものがなくなった、
社会人なりたてのとき、「ああ、もっともっともっと遊んでおくんだった!」と
思ったものです。
一昨年の冬休みは、高校入試を控えた子どもが家にきて、
一緒に勉強をしました。
その子どもは、勉強ができる、とは言えないものの全くできないわけではない。
ただ、宅習をきちんとやる習慣や提出物を忘れずに出すということが、
なかなかできない子どもでした。
そして、日常生活において、ハサミやカッターを使うことが苦手で、
場に応じた対応や態度を取ることが苦手。
注意されると素直に応じるものの、
その実なぜ注意されたかはわかっていない、という子どもでした。
なので、職員室で厳しく追及されて、
本人の顔がみるみるうちに吊り上がって緊張ではじけそうになったり、
学校内で奇行にはしったりしていました。
中学校に上がってすぐから、その子の言動態度は目について、
色々な方向からの支援が必要ではないか、具体的な支援策を考えるためにも
発達の凸凹具合を専門の先生も交えて…、という話になりましたが、
「様子をみる」ということで、結局、中学3年生の夏まできてしまいました。
夏休みが明けてから、高校入試まで4ヶ月。
どんな高校を選ぶのかに、子どもも親も先生も揺れに揺れ、
普通高校に行くと決めて、本格的に勉強をはじめました。
私がその子と取組んだことは、
冬休み明けて、すぐの実力テストで5教科で合計200点以上取るということを目標に、
基本問題を落とさない、
得意教科で苦手教科分もフォローするだけの点数を取る、
自分で見直しができるようになること。
さらに、高校に入学してからのことを考えて、宅習を3ページ以上毎日すること。
これは高校でノートを取るスピードについて行くためと
赤点を取ったときに、課題として与えられたものを、
こなせるだけのスピードを付けるための練習も兼ねていました。
そういうことを学校の日の放課後と冬休みを使ってやり、
高校入試の直前まで、来る日も来る日も続けました。
根がまじめな子どもなので、友だちに唆されて怠けそうな日もありましたが、
こちらがそれを察知して、
今、なぜ、あなたにはこういう勉強が必要かを話した日も
何度かありました。
冬休み明けのテストで、自己最高の合計点で、
充実した満足げな顔でもらいたての成績表を見せにきてくれたときは、
こちらも一緒に抱き合って、跳ねて喜びました。
私のしていることは、
おせっかいか、過干渉かなぁとの思いもあったので、
その子の嬉しそうな顔を見て、心から良かったと思ったのでした。
学校は、学校のシステムの中で、流れに乗れる子どもにとっては、
苦もなく、普通に通り過ぎる場所です。
でも、少しでも学校のシステムに合わない子どもがいた場合、
なかなか、個々の担任の先生だけの思いで、動ける場所ではなくなるように思います。
学年の先生方に話をおろす、特別支援の話し合いに事例を出す、
教頭、校長が話を判断する、保護者の方に話をする、再び、学年で云々。
そういうことをしている間に、あっという間に一学期が終わり、
気がつけば、学年が終わる、ということになります。
家での気づき、学校での気づきがスムーズに話し合うことができて、
子ども本人の凸凹の差を小さくすることが、スムーズにできると、
中学3年の4ヶ月でどうにかなるか、ならないか、の綱渡りをしなくても済むのになぁ、と
思うことです。
夏休み、冬休み、春休みというものがなくなった、
社会人なりたてのとき、「ああ、もっともっともっと遊んでおくんだった!」と
思ったものです。
一昨年の冬休みは、高校入試を控えた子どもが家にきて、
一緒に勉強をしました。
その子どもは、勉強ができる、とは言えないものの全くできないわけではない。
ただ、宅習をきちんとやる習慣や提出物を忘れずに出すということが、
なかなかできない子どもでした。
そして、日常生活において、ハサミやカッターを使うことが苦手で、
場に応じた対応や態度を取ることが苦手。
注意されると素直に応じるものの、
その実なぜ注意されたかはわかっていない、という子どもでした。
なので、職員室で厳しく追及されて、
本人の顔がみるみるうちに吊り上がって緊張ではじけそうになったり、
学校内で奇行にはしったりしていました。
中学校に上がってすぐから、その子の言動態度は目について、
色々な方向からの支援が必要ではないか、具体的な支援策を考えるためにも
発達の凸凹具合を専門の先生も交えて…、という話になりましたが、
「様子をみる」ということで、結局、中学3年生の夏まできてしまいました。
夏休みが明けてから、高校入試まで4ヶ月。
どんな高校を選ぶのかに、子どもも親も先生も揺れに揺れ、
普通高校に行くと決めて、本格的に勉強をはじめました。
私がその子と取組んだことは、
冬休み明けて、すぐの実力テストで5教科で合計200点以上取るということを目標に、
基本問題を落とさない、
得意教科で苦手教科分もフォローするだけの点数を取る、
自分で見直しができるようになること。
さらに、高校に入学してからのことを考えて、宅習を3ページ以上毎日すること。
これは高校でノートを取るスピードについて行くためと
赤点を取ったときに、課題として与えられたものを、
こなせるだけのスピードを付けるための練習も兼ねていました。
そういうことを学校の日の放課後と冬休みを使ってやり、
高校入試の直前まで、来る日も来る日も続けました。
根がまじめな子どもなので、友だちに唆されて怠けそうな日もありましたが、
こちらがそれを察知して、
今、なぜ、あなたにはこういう勉強が必要かを話した日も
何度かありました。
冬休み明けのテストで、自己最高の合計点で、
充実した満足げな顔でもらいたての成績表を見せにきてくれたときは、
こちらも一緒に抱き合って、跳ねて喜びました。
私のしていることは、
おせっかいか、過干渉かなぁとの思いもあったので、
その子の嬉しそうな顔を見て、心から良かったと思ったのでした。
学校は、学校のシステムの中で、流れに乗れる子どもにとっては、
苦もなく、普通に通り過ぎる場所です。
でも、少しでも学校のシステムに合わない子どもがいた場合、
なかなか、個々の担任の先生だけの思いで、動ける場所ではなくなるように思います。
学年の先生方に話をおろす、特別支援の話し合いに事例を出す、
教頭、校長が話を判断する、保護者の方に話をする、再び、学年で云々。
そういうことをしている間に、あっという間に一学期が終わり、
気がつけば、学年が終わる、ということになります。
家での気づき、学校での気づきがスムーズに話し合うことができて、
子ども本人の凸凹の差を小さくすることが、スムーズにできると、
中学3年の4ヶ月でどうにかなるか、ならないか、の綱渡りをしなくても済むのになぁ、と
思うことです。