日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

伸ばそう!生活力。

2016-03-09 14:49:15 | 発達応援
 朝はすごい雨の中を職場に行き、
帰りも土砂降りの中を帰ってきました。

 明日からの週間天気予報は腫れ。
えーーー、そんなに晴れるかぁ~と思っていたら、
昼過ぎから、みるみるうちに晴れてきて、今はパソコンにも青空が映り込んでいます。

 もうちょっと早く晴れたら、部分日蝕見ることができたのになぁ~。

 発達の凸凹がある子どもさんは、学校に行きはじめると、
学習の理解度や学校での生活のことが保護者の方は気になるかなぁ、と思います。
そこで、学習面に力を入れ、少しでも学校で学べるようにと塾に行かせたりするのだと思います。

 学習面が伸びることは、子どもにとっても嬉しいだろうし、
保護者の方にとっても、目に付く、とても見えやすい子どもの成長だと思います。

 学習は、もちろん、大切なのですが、
同じくらい、生活面での伸びについても、もっと目を向けて欲しいなぁ、と
思うことがあります。

 先日、私が再会を果たした子は、
学習面の凸凹や感情思考方面の凸凹がある子です。
でも、家族思いのやさしい子なので「、家族におみやげを買いたい」、と言いました。

 ところが、何を買えば良いのかが、まったく浮かばずに、
「先生、何が欲しいですか?」と私の欲しいものを聞く始末でした。

 そこで、まず、おみやげは食べ物するか、食べ物以外にするかを聞きました。
すると、「食べ物」という返事。

 次に「食べ物は甘いものにするか、そうでないものにするか」と聞き、
「甘いもの」まで、絞り込ませました。

 更に、「家族のそれぞれが好きな甘いもの」を思い出させて、
どんなお菓子を買ったら、家族が喜んでくれるか、ということを考えてもらいました。

 こういう、「親しい人におみやげを買う」という行為でも、
自動的には「ああ、これが良いかな、あっちがいいかな。」とはいかず、途方に暮れる子を見ながら、
こういう、生活の中であるであろう選択する行為のとき、
自分で試行錯誤することができる力って大切だなぁ、と思うことでした。

 生活するということは、ただ、与えられたものを受け取ることや
一方的にお世話することではないと思います。

 この子も、自分で選び、買い物する楽しさなどを味わって欲しいなぁ、と思う子ことでした。





コメント (2)
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