日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

自力は大事、かも。

2016-03-29 21:42:02 | 発達応援
 早朝の職場の駐車場の桜が5分咲きくらいになりました。
山手のほうから駐車場に向かって、斜めになるように生えている桜の木です。

 明日から天気が怪しい、鹿児島なので、
咲かんとする頃に雨に打たれないといいけどなぁ~と、
同僚たちと日々桜の心配話です。

 桜の季節になると、元同僚だった先生方の異動話や
新しい学年に向かうお子さんの話しを聞いたり、変化があるなぁ~と、
つくづく思う季節です。

 地元の新聞では、
発達障害の子への理解が進まない現場への批判も込めた記事が、
今、毎日、特集で組まれています。

 私も支援員になりたての頃から、しばらくは、
「ああ、この子たちの一生懸命を教科担当の先生や担任にもわかって欲しい!」と
教科担当の先生と言い合いになったこともあれば、
担任の先生と遅くまで話しをしたこともありました。

 それと同時に、家で関わる保護者の方にも協力を求め、
学校と家で、色々な取組みを試したり実行もしたりしました。

 やってみて思ったのは、学校と家での徹底した取組みの大切さ。
中途半端では、ダメなのです。

 宿題も最低ラインを決めたら、何が何でも、それをする。
忘れてないか確認し、徹底してする。

 毎日のことだから、家では和やかに過ごしたい。
その気持ちも、そうだな、と思うので、
学校で、ギリギリまで一緒にやって、残りを家でやって来さようとすると、
翌日、学校でやったところまでしかできずに、
「先生、してない、出せない、どうしよう」とおろおろしてくる中学生。

 あと、3問だから、家でしておいで、と家路につかせ、
担任の先生が家に「ここまでしてるから、家でもやらせてくださいね!」と、
電話をしてくださったものの、家では宿題はできなかった、ということも
何度も、何度もありました。

 そんなことが重なると、「宿題は放課後に先生と!」とただただ、
依存心の強い子にしてしまうだけで、ちっとも、その子の自力がつきませんでした。

 そこから、自分で自分のやることを考えられる子、
必要な助けは求められるけど、自立できる子になるには、
どうしたらいいのか、ということをとても意識するようになりました。

 手をとり、足をとることも必要だけど、
自分で漕ぎ出し、自分が行きたい方向を見つけて、
そこに向かって、自分で考え、向かう力を子どもたちにつけてほしいな、
そんなことのために、学校や家で協力できたら良いな、と思うのでした。
 
 学校でも家でもないannonでは、
考え方を考える、自力を養う手伝いができるかな、と考えています。

 発達障害の子、知的に遅れのある子、学習は問題ないけれど何か問題があると思う子、
考えがまとまらない大人、思考が停止できない大人、…、
色々な人とああかな、こうかな、と一緒に考えられる教材があります。

 お時間があるときに、のぞいてみてくださいませ。

 
コメント
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