福知山花火大会爆発事件被告人供述

【謝罪】「一生かけて償いたい」福知山爆発で被告人質問(ABC NEWS 関西ニュース) - goo ニュース
　渡辺良平被告人は，「タオルで給油口を両手で押さえたが押さえきれず、河川敷の芝生に移動させようとした。」と供述し，「これから自分でできることは、一生かけてでも償いたいと思います。」とも供述したそうです。
　この「一生をかけて償います。」は，法廷でよく聞きます。しかし，被告人自身が実際に一生をかけて被害弁償をした例は聞いたことがありません。
　これが現実です。犯罪被害者は，この類の供述で，またダメージを被るのです。

佐村河内さん騒動の評価～ゴーストライターなんて何の問題ない

佐村河内さん別人作曲　講師、五輪使用で公表決意(産経新聞) - goo ニュース
　テレビのニュースキャスターでさえ，ニュースにつけるコメントを他の人に考えてもらっているのですから，今回の作曲も「佐村河内工房作」とすればよいのです，レンブラントのように。
　今回の騒動，勝手に佐村河内さんの虚像を作り上げた人達こそ，責任を負うべきでしょう。　

破産のための「審尋」手続

　昨日は，私がある人（債務者）の申立代理人となって，破産を申し立てた事件で，「審尋」（裁判官が事件の当事者等から事情を聴く手続）が行われました。
　この審尋手続には，債務者本人と申立代理人（私）が出席するのですが，事前に，この手続は，要するに，裁判官が債務者を思いっきり叱る手続です，と債務者には説明していました。その効果がありすぎて，その債務者は前夜，眠れなかったそうです。

　しかし，昨日の裁判官は，債務者を優しくさとして，債権が消滅して泣いている債権者のことを忘れないでくださいね，と言われました。私の事前の説明と裁判官の説示が上手く組み合わさって，結果的に，実りある審尋手続となりました。よかったです。