10月7日に名古屋マーケティング・インカレ第2回中間発表会が愛知淑徳大学において開催されました。私は第1回の中間発表会を見ることができず,今年度初めて参加しました。その感想を述べます。
今年度,28チーム,150名程度の学生が集まるという最多参加者の大会になっています。発表グループは5つ設けられ,1グループに5~6チームが配置されています。過去の大会では,1グループ4~5チームでした。そのためか,スケジュールが少し過密になっています。
発表内容の出来具合は,例年通りでした。例年,第2回の中間発表会は,混乱した発表が続出します。各チームは第1回の中間発表の際様々な指摘を得ます。それを受けて,改善すべく,夏休み中に色々な調査を行います。しかし,指摘を取捨選択できず,獲得した知識を整理できずに,消化不良を起こしてしまうのです。努力したがゆえに混乱しているということなのです。今回もそういうチームをいくつか見ました。
具体的な仮説を提示しているチームがありましたが,大半はあいまいな仮説提示に終わっていました。本大会で高い評価を受けることができるかどうかは,この仮説の具体化にかかっています。具体化するためには,「対象や範囲を狭くする」「別の言葉で表現してみる」「数的に変化を把握するために,指標を考え出す」などの思考を繰り返す必要があります。
賢いやり方としては,先行研究を探し,そこで提示されている仮説や結論に対し,自分たちなりに修正を加えようとすることがあります。先行研究で設定された条件を,自分たちなりに変更してみるのです。対象となる企業,業界,製品を変えてみる,時期や地域の設定を変えてみる,先行研究で取り上げていない対象に焦点を当ててみるなど。意外にも,先行研究を検討してから仮説を導き出すという作業を行っているチームは少数でした。迂遠なようで,実は近道なのがこのやり方です。各チームは本大会まであと2か月足らずと,差し迫った状況におかれていますが,そうだからこそこのやり方を取り入れて欲しいと思います。
うちのゼミのチームの発表については,やはり混乱が見られました。そして,あいまいな仮説提示や課題導出にとどまっています。上記の作業に取り組んで欲しいと思います。
うちのゼミのチームについて,気になっているのが,チームが機能していないことです。チームでやる場合のほうが,個人でやる場合よりも,複雑で難しい問題に取り組むことができるのです。より規模の大きい,範囲の広い調査に取り組むことができるのです。そうでなければ,チームを編成する意味はありません。しかし,うちのゼミの場合,チームは単に個人が集まっているだけで,組織として動いていません。本大会に向けて,改善を図るためには,チームのあり方を見直すところから始めなければならないようです。
発表会後,例年通り懇親会が開かれました。人数が多すぎて,複数の部屋・階に分かれて座らざるを得なくなっていました。そのためか,例年と比べて,大学間の交流が少し不活発になった印象でした。バカ騒ぎも少なかったようでした。ただ,積極的に他大学の教員に発表に対するコメントを求める姿があちこちで見られたのは例年通りでした。モチベーションは維持されているようです。
今年度,28チーム,150名程度の学生が集まるという最多参加者の大会になっています。発表グループは5つ設けられ,1グループに5~6チームが配置されています。過去の大会では,1グループ4~5チームでした。そのためか,スケジュールが少し過密になっています。
発表内容の出来具合は,例年通りでした。例年,第2回の中間発表会は,混乱した発表が続出します。各チームは第1回の中間発表の際様々な指摘を得ます。それを受けて,改善すべく,夏休み中に色々な調査を行います。しかし,指摘を取捨選択できず,獲得した知識を整理できずに,消化不良を起こしてしまうのです。努力したがゆえに混乱しているということなのです。今回もそういうチームをいくつか見ました。
具体的な仮説を提示しているチームがありましたが,大半はあいまいな仮説提示に終わっていました。本大会で高い評価を受けることができるかどうかは,この仮説の具体化にかかっています。具体化するためには,「対象や範囲を狭くする」「別の言葉で表現してみる」「数的に変化を把握するために,指標を考え出す」などの思考を繰り返す必要があります。
賢いやり方としては,先行研究を探し,そこで提示されている仮説や結論に対し,自分たちなりに修正を加えようとすることがあります。先行研究で設定された条件を,自分たちなりに変更してみるのです。対象となる企業,業界,製品を変えてみる,時期や地域の設定を変えてみる,先行研究で取り上げていない対象に焦点を当ててみるなど。意外にも,先行研究を検討してから仮説を導き出すという作業を行っているチームは少数でした。迂遠なようで,実は近道なのがこのやり方です。各チームは本大会まであと2か月足らずと,差し迫った状況におかれていますが,そうだからこそこのやり方を取り入れて欲しいと思います。
うちのゼミのチームの発表については,やはり混乱が見られました。そして,あいまいな仮説提示や課題導出にとどまっています。上記の作業に取り組んで欲しいと思います。
うちのゼミのチームについて,気になっているのが,チームが機能していないことです。チームでやる場合のほうが,個人でやる場合よりも,複雑で難しい問題に取り組むことができるのです。より規模の大きい,範囲の広い調査に取り組むことができるのです。そうでなければ,チームを編成する意味はありません。しかし,うちのゼミの場合,チームは単に個人が集まっているだけで,組織として動いていません。本大会に向けて,改善を図るためには,チームのあり方を見直すところから始めなければならないようです。
発表会後,例年通り懇親会が開かれました。人数が多すぎて,複数の部屋・階に分かれて座らざるを得なくなっていました。そのためか,例年と比べて,大学間の交流が少し不活発になった印象でした。バカ騒ぎも少なかったようでした。ただ,積極的に他大学の教員に発表に対するコメントを求める姿があちこちで見られたのは例年通りでした。モチベーションは維持されているようです。