先日ゼミ3年生に,「ゼミ内の口頭発表の内容や議論の過程をノートにメモして残すように」と指示しました。例年その旨ゼミ生には指示するのですが,今回はとくに強調しました。
なぜ発表内容と議論の記録を残す必要があるのかといえば,堂々巡りの議論を回避するためです。研究発表において最も重要な事柄はテーマ決定です。テーマはなかなか決まりません。私など締め切り間際になっても見直すほどです。ゼミ生たちも簡単には決定できず,何度も議論を繰り返します。その際,初期段階で議論し,棄却したはずの研究方向性を,数か月後もう一度俎上にのせ,初期と同じ議論を繰り返した挙句結局再度棄却するという展開を見せます。しかも,よろしくないことに,ゼミ生たちは,自分たちが同じ議論を繰り返していると気づかないままです。思考が全く深まらずに時間を浪費しています。まさに堂々巡り。
もし,議論の過程を記録しているならば,堂々巡りの議論を回避することができるでしょう。繰り返し同じ研究方向性を議論するとしても,記録を振り返ることができれば,焦点の当て方を変えたり,領域をずらしたりすることで,議論の展開を変えることができます。それによって,新たなアイディが生まれるかもしれません。
記録ノートはチームに1つではなく,各自1つとするように指示しました。なぜならば,人によって議論の受け止め方が違うからです。そして,その違いこそが思考の違いであり,生み出されるアイディアに影響を与えるのです。研究テーマの決定は,問題集で解答を求めることとは違い,正答はありません。したがって,異なる思考のぶつかり合いが必要なのです。各自の記録によって,異なる思考の存在を明瞭にチーム内で確認することができます。
先週から,研究テーマの議論を始めましたが,記録をとることの重要性をゼミ生たちはまだ認識していないようでした。こういう些細なことが,成果に大きな影響を与えるという考え方は,生活や仕事の様々な場面で重要です。しつこく諭します。
なぜ発表内容と議論の記録を残す必要があるのかといえば,堂々巡りの議論を回避するためです。研究発表において最も重要な事柄はテーマ決定です。テーマはなかなか決まりません。私など締め切り間際になっても見直すほどです。ゼミ生たちも簡単には決定できず,何度も議論を繰り返します。その際,初期段階で議論し,棄却したはずの研究方向性を,数か月後もう一度俎上にのせ,初期と同じ議論を繰り返した挙句結局再度棄却するという展開を見せます。しかも,よろしくないことに,ゼミ生たちは,自分たちが同じ議論を繰り返していると気づかないままです。思考が全く深まらずに時間を浪費しています。まさに堂々巡り。
もし,議論の過程を記録しているならば,堂々巡りの議論を回避することができるでしょう。繰り返し同じ研究方向性を議論するとしても,記録を振り返ることができれば,焦点の当て方を変えたり,領域をずらしたりすることで,議論の展開を変えることができます。それによって,新たなアイディが生まれるかもしれません。
記録ノートはチームに1つではなく,各自1つとするように指示しました。なぜならば,人によって議論の受け止め方が違うからです。そして,その違いこそが思考の違いであり,生み出されるアイディアに影響を与えるのです。研究テーマの決定は,問題集で解答を求めることとは違い,正答はありません。したがって,異なる思考のぶつかり合いが必要なのです。各自の記録によって,異なる思考の存在を明瞭にチーム内で確認することができます。
先週から,研究テーマの議論を始めましたが,記録をとることの重要性をゼミ生たちはまだ認識していないようでした。こういう些細なことが,成果に大きな影響を与えるという考え方は,生活や仕事の様々な場面で重要です。しつこく諭します。
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