12月3日午前9時から午後6時に,第6回名古屋マーケティング・インカレの本大会(日経ビジネス協賛)が名城大学において開催されました。今回は,愛知大学,愛知工業大学,愛知淑徳大学,名城大学,名古屋学院大学,愛知学院大学から25チーム120名の学生が参加しました。また,日経BPより日経新聞社の田中陽氏はじめ2名の特別審査員をお招きしました。
午前中に5つの発表グループに分かれて全チーム発表の予選が行われ,学生による相互評価(採点)によって各グループにおいて優秀賞を決定しました。午後は各グループから勝ち上がったチーム(優秀賞)による決勝の研究発表が行われました。
優秀賞は以下の通り。
名城大学 仙石MASANA
名古屋学院大学 2MAN
愛知大学 ダンデライオン
名城大学 しえいく
愛知淑徳大学 bear★bear
名古屋学院大学 オラクル,前以上にすぐ来る
同一発表グループからbear★bearとオラクル,前以上にすぐ来る2チームが選ばれましたが,得点差で,bear★bearが決勝で発表を行うことになりました。昼食をはさみ,午後はまず日経新聞社田中陽氏による講演が行われました。その後決勝が行われました。全チームによる採点に,特別審査員の採点を加え最優秀賞を決定しました。
最優秀賞に選ばれたのは名古屋学院大学 2MANでした。このチームは,今なお広告の中心的存在であるテレビCMにおいて,企業の多額の支出にもかかわらず消費者側がCMに注目しないというギャップ,CM内容について企業の意図と消費者の受け取り方とのが食い違うというギャップが存在することを指摘しました。そのうえで,消費者の属性によって,CM露出を選択する仕組みを,インターネット等とのメディア・クロスによって実現する提案を行いました。消費者である学生に対するアンケート調査,広告代理店等へのヒヤリング調査などから得たデータをもとにギャップを指摘し,それを埋めるための仕組みを既存研究に基づきながら論理的に提案することを試みていました。調査,論理性,プレゼンテーションにおいて減点の少ない,バランスの良い発表をしたことが高評価につながったと思います。
全体を総括すると,参加チームの平均レベルがこれまでの大会の中で最も高かったということがいえます。我々教員の目では,予選では,優秀賞に実際には選ばれなかったチームでも,決勝に残ることができたのではないかと思うものがいくつもありました。ひどいなと感じる発表はありませんでした。最終的な採点上はチーム間の差が出るようになっていますが,実際には大きな差はないという印象を持ちました。どれも調査をきちんとやり,明快な主張を展開できるよう努力してきた跡が見えました。
ただ,とびぬけたレベルのものはありませんでした。例年注目する,第2回の「長浜商店街の二極化」を超える発表があったかといえば,残念ながらありませんでした。最優秀賞の発表も含め,オリジナリティーが今一つという印象です。また,戦略提案をしているチームが多かったのですが,その実現可能性の検討,その導出の根拠が弱いという印象も持ちました。
なお,特別審査員がそれぞれ今回はプレゼンテーションのレベルが高いと述べられました。日経ビジネスが協賛している同様のビジネス系の学生研究発表会と比較して,名古屋マーケティング・インカレでは学生のプレゼンテーションが巧みだと評価されました。パワーポイントのシートは見やすく,弁舌は明るく堂々としている。笑いを取って注目を集める,質問を投げかけて聴衆を集中させるなどの手法も上手に織り込んでいる。いいプレゼンテーションを見ることができたというコメントを頂きました。我々教員も同様の感想を持っています。
今回参加学生は120名を超え,過去最高となりました。過去の経験者,下級生,企業人など発表参加者以外の聴衆も例年より多く,決勝では150名を超える聴衆の前で優秀賞受賞チームは発表することができました。今までで最も盛り上がった大会になりました。ただ,大会運営上はこれで限界だと思います。今後は,量的拡大ではなく,質的向上で,この盛り上がりを維持することに努めなければなりません。
午前中に5つの発表グループに分かれて全チーム発表の予選が行われ,学生による相互評価(採点)によって各グループにおいて優秀賞を決定しました。午後は各グループから勝ち上がったチーム(優秀賞)による決勝の研究発表が行われました。
優秀賞は以下の通り。
名城大学 仙石MASANA
名古屋学院大学 2MAN
愛知大学 ダンデライオン
名城大学 しえいく
愛知淑徳大学 bear★bear
名古屋学院大学 オラクル,前以上にすぐ来る
同一発表グループからbear★bearとオラクル,前以上にすぐ来る2チームが選ばれましたが,得点差で,bear★bearが決勝で発表を行うことになりました。昼食をはさみ,午後はまず日経新聞社田中陽氏による講演が行われました。その後決勝が行われました。全チームによる採点に,特別審査員の採点を加え最優秀賞を決定しました。
最優秀賞に選ばれたのは名古屋学院大学 2MANでした。このチームは,今なお広告の中心的存在であるテレビCMにおいて,企業の多額の支出にもかかわらず消費者側がCMに注目しないというギャップ,CM内容について企業の意図と消費者の受け取り方とのが食い違うというギャップが存在することを指摘しました。そのうえで,消費者の属性によって,CM露出を選択する仕組みを,インターネット等とのメディア・クロスによって実現する提案を行いました。消費者である学生に対するアンケート調査,広告代理店等へのヒヤリング調査などから得たデータをもとにギャップを指摘し,それを埋めるための仕組みを既存研究に基づきながら論理的に提案することを試みていました。調査,論理性,プレゼンテーションにおいて減点の少ない,バランスの良い発表をしたことが高評価につながったと思います。
全体を総括すると,参加チームの平均レベルがこれまでの大会の中で最も高かったということがいえます。我々教員の目では,予選では,優秀賞に実際には選ばれなかったチームでも,決勝に残ることができたのではないかと思うものがいくつもありました。ひどいなと感じる発表はありませんでした。最終的な採点上はチーム間の差が出るようになっていますが,実際には大きな差はないという印象を持ちました。どれも調査をきちんとやり,明快な主張を展開できるよう努力してきた跡が見えました。
ただ,とびぬけたレベルのものはありませんでした。例年注目する,第2回の「長浜商店街の二極化」を超える発表があったかといえば,残念ながらありませんでした。最優秀賞の発表も含め,オリジナリティーが今一つという印象です。また,戦略提案をしているチームが多かったのですが,その実現可能性の検討,その導出の根拠が弱いという印象も持ちました。
なお,特別審査員がそれぞれ今回はプレゼンテーションのレベルが高いと述べられました。日経ビジネスが協賛している同様のビジネス系の学生研究発表会と比較して,名古屋マーケティング・インカレでは学生のプレゼンテーションが巧みだと評価されました。パワーポイントのシートは見やすく,弁舌は明るく堂々としている。笑いを取って注目を集める,質問を投げかけて聴衆を集中させるなどの手法も上手に織り込んでいる。いいプレゼンテーションを見ることができたというコメントを頂きました。我々教員も同様の感想を持っています。
今回参加学生は120名を超え,過去最高となりました。過去の経験者,下級生,企業人など発表参加者以外の聴衆も例年より多く,決勝では150名を超える聴衆の前で優秀賞受賞チームは発表することができました。今までで最も盛り上がった大会になりました。ただ,大会運営上はこれで限界だと思います。今後は,量的拡大ではなく,質的向上で,この盛り上がりを維持することに努めなければなりません。
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