愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

派遣研修

2011年07月06日 | 運営
愛知学院大学商学部と九州経済調査協会とは昨年度学生派遣研修の協定を結びました。九州経済調査協会は福岡県にあるシンクタンク(調査研究機関)です。本学の学生を九州経済調査協会に派遣し,そこで調査研究の手伝いによって就業体験をしてもらいます。さらに,同時に,九州経済調査協会スタッフの協力を得て,学生独自の調査研究を実施してもらいます。

九州経済調査協会は既に九州大学と立命館大学から同様の学生を受け入れています。今年度本学からも派遣することになり,うちのゼミの4年生岸さんの派遣が決まりました。岸さんは,夏休み中2週間,九州経済調査協会において調査研究の手伝いをしながら,九州経済に関する独自の研究も進めていくことになっています。

岸さんは独自テーマとして博多駅の開発と阪急百貨店出店に関する調査を行う予定です。過去10数年日本の小売業界で進んできたターミナル百貨店開発ですが,博多駅におけるその実例を取り上げて,集客戦略の在り方や顧客の買い物行動などについて調査する予定です。具体的なテーマは現在検討中です。

派遣期間中,ゼミ担当教員として私も当地に出向いて就業体験および独自調査の確認とアドバイスを行うことになっています。少々手間がかかりますが,わざわざ九州にまで出向いて研修を受けるというゼミ生の意欲を是非サポートしたいと思っています。学内では不人気筆頭の低評価ゼミではありますが,このような意欲と能力の高い学生が所属して活躍してくれることは大いに誇りとするところです。

九州という見知らぬ土地に2週間ただ一人派遣され,難しげな仕事を手伝うというだけでうちの学生にはかなりハードルが高そうです。さらに,九州大学や立命館大学のような有名大学の学生たちと同じ立場になるというのもプレッシャーになります。しかも,この派遣研修の費用は学生自己負担です。応募者は現れないだろうと思っていました。自分なら学生時代応募はしないでしょう。しかし,あっさりうちのゼミから出てくれました。能力的には派遣に値すると評価されました。

岸さんが応募するに至った背景として,昨年度名古屋マーケティング・インカレのためハードな1年間を過ごしたことが挙げられます。調査や研究,プレゼンテーションなどにある程度自信が持てるようになったようです。それが,見知らぬ土地での研修に躊躇しない原動力になっています。また,インカレでの研究発表が不満足なものに終わってしまったという不完全燃焼感を持っていることも,新たな挑戦を起こす原動力になっているようです。

来年度以降もこの派遣研修は続く予定です。うちのゼミから応募する学生がまた出てくれればうれしい。ただし,このゼミが今後も存続していればの話しですが。不人気低評価故に存続が危ぶまれています・・・。ゼミ生の活躍でも挽回はできないというところが悲しい。


追伸。派遣費用の一部について,商学部の同窓会組織である商経会から助成を受けることになりました。ゼミ担当教員として大いに感謝いたします。

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