愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

残念なこと

2019年12月10日 | 名古屋マーケティング・インカレ
11月30日土曜日に,名古屋マーケティング・インカレの本大会が開催されました。うちのゼミからは3年生2チームが参加し,発表しました。2つともボロボロの発表だったことについて,本人たちは自覚しています。

先週反省会を開催しました。つぎの2月の学内研究発表会に向けて改善してほしいからです。自分たちの取り組みでよくなかったこととして,彼らはつぎのような指摘をつぎつぎ口にしました。

 研究発表の方法をそもそも知らなかった。
 マーケティングの基本的知識がなかった。
 チーム内のコミュニケーションが悪かった。
 テーマを具体的にできなかった。

正直いって,私と上級生たちはあきれてしまいました。研究発表の方法は2年次からレクチャーしています。さらに,指定教科書である白井利明・高橋一郎『よくわかる卒論の書き方』〔第2版〕に,テーマ設定から,調査方法,議論の進め方など分かりやすく丁寧に記述されています。それをよく読むように何度も諭してきました。マーケティングの基礎知識については,コトラーの教科書の記述を図書館で調べてから,発表内容を組み立てるように春学期中に私は指示していました。上級生も,理解すべき専門用語や基礎概念について毎週指摘していました。

結局彼らは,この8か月間何も学ばなかったのかとため息をついたわけです。

また,コミュニケーションが悪かった例として,あるチームは,Lineで集合して議論する旨の連絡をしているにもかかわらず,メンバーの中には既読すらなかった者がいた。そのこともあって,集まって何かすることはうまくいかなかったと嘆いていました。Lineのメッセージでうまく連絡できないなら,電話するか,別途メッセージを送る方法を考えればいいのに。ただLineメッセージに既読がつかなかったというだけで先に作業を進めず,やり過ごしたことに驚きました。集まって何か作業ができないならば,各自が分担を決めて個人でどんどん進めてしまえばよかったのではないかとも思います。コミュニケーションの取り方や作業の分担など,チームワークが機能していななかったということです。結局そのチームは夏休みにはほとんど発表準備が進むことはありませんでした。貴重な2か月を無為に過ごしてしまったわけです。

この反省をきっかけに,あと2か月間できる限り改善してくれれば,少しの成長は見込めると思います。ただ,彼らはもう就職活動に目が行っているかな。そうなると研究発表に対して,モチベーションを高めることはない。大学教育における知的成長の絶好のチャンスを逃してしまう・・・

もちろん,ここでこのように厳しく書いているのは,彼らに知的成長してほしいからです。

 

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