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1975年の吉田拓郎 その16 ドラマその② 俺たちの勲章

2019-05-21 22:48:00 | #1975年の吉田拓郎
音楽 吉田拓郎のクレジット。
主題歌 『あゝ青春』
青春刑事ドラマといわれたり、
俺たちシリーズの始めといわれたり、
 
前の年に「太陽にほえろ」のジーパン刑事役を
殉職して、入れ替わるように
同じ日テレの刑事ドラマに登場した。
 
ぶっきらぼうで冷たい感じだが、心優しい
面をももつ中野刑事役の 松田優作さん
おっちょこちょいでお人好し到底刑事に向かない
性格の五十嵐刑事。
 
音楽担当の吉田拓郎さん
 
この関係を見たとき
中野刑事と五十嵐刑事を足して2で割ると
吉田拓郎さんになるような気がして…
 
そんな楽しみ方をもって、当時
リアルタイムでも見ていたし、何十回と再放送
されてきたこの番組をつどつど
楽しみに見てきた。
 
 
吉田拓郎さんと初めて組んだ作詞家松本隆さんの
作品は
「あゝ青春」
数え歌として
ひとつから
はじまる
粋で味のある言葉が並んでいる。
 
劇中のシーンにも
拓郎さんの曲がちょいちょい流れていたりもした。
コーヒー屋のUSENの歌に使われていたり、
スナックからの音声だったり……
細かな演出に得した気分に…
 
演奏 トランザムも当時 インストゥルメンスとロックを主に演奏するバンド。
 
トメ北川さんが歌詞付きの「あゝ青春」を歌って演奏しているトランザム。
 
 
 
また、劇中挿入歌として
「中村雅俊さんの いつか街であったなら」
があった。
作詩 喜多條 忠
作曲 吉田拓郎
この歌もヒットチャートを賑わした。
 
 
 
多分 この歌たちがなかったら
おそらく
俺たちシリーズ
は続かなかったし
俺たちの勲章のヒットと
今なお
語り継がれ
再放送も数字が取れるような作品には
なってなかったのだろうと…
 
1975年の吉田拓郎さんにとっても
背中を押してくれた
作品となった。
 
ドラマには拓郎さん出てなかったけど…75年は
それどころじゃなかったし、色々な出来事がありすぎて、でも
本来このドラマにも
拓郎さん出て欲しかったと願いと希望
があった。
 
出たならなんの役?
犯人役?
刑事役?
 
通りすがりの通行人役?
 
 
喫茶店のマスター役?
 
 
吉田拓郎の役?
 
 
音楽と演伎
 
青くさい男たちの
青春を描いたこのドラマは
 
それまでの刑事ドラマとは
違った人間味ある
刑事ドラマ。
1話完結で、
ゲストも水谷豊さんだったり、
浅茅陽子さんだったり、五十嵐淳子さんだったり
名の売れ出した人から
これからの人とか、
出ていたり、
神奈川相模警察という、架空の警察署だったが
港横浜を舞台に
時には地方にもロケもありと、
スタートしたのだった。

まちがいさがし 菅田将暉

2019-05-21 04:10:54 | 僕の音楽日記
米津玄師さん
作詞 作曲 プロデュース
 
『まちがいさがし』
 
菅田将暉
 
まちがい探しの
まちがいの方に
生まれて来たような気でいたけれど
まちがい探しの正解の方じゃあ
きっと出会えなかったと思う
 
相応しく笑い会えること
なぜだろうか涙が出ること
 
君の目が貫いた僕の胸をまっすぐ
その日から何もかも
変わり果てた気がした
風に飛ばされそうな
深い春の隅で退屈なくらいに
何気なくそばにいて
 
間違いだらけのささいな隙間で
くだらない話をくたばるまで
 
正しくありたい会えない淋しさが
何を育んだでしょう
ひとつずつ探し当てていこう
起きがけの 子供みたいに
君の手が触れていた指を重ね合わせ
間違いか正解かだなんて どうでもよかった
瞬く間に落っこちた青い靄の中で
君じゃなきゃいけないとただ強く思うだけ
 
君の目が貫いた僕の目をまっすぐ
その日から何もかも
変わり果てた気がした
風に飛ばされそうな
深い春の隅で
誰にも見せない顔を見せて
君の手が触れていた指を重ね合わせ
間違いか正解かだなんてどうでもよかった
瞬く間に落っこちた青い靄の中で
君じゃなきゃいけないと
ただ強く思うだけ
 
 
 
 
 
 
ここで見たとき
良いというのは
もう、周知の事実。
米津玄師さんの才能と作品。
菅田将暉さんの個性と歌
それぞれとってみても、
素晴らしい素材。
 
思うに、
あまり素晴らしすぎて、
料理でいえば最上級の素材と
凄腕の料理人からつくられた
料理のようであり
 
ぜったい美味しいやつやん!!
ってなりすぎて、
心の中で
???
とパーフェクトすぎて
少しの疑問と確認を
持ってしまう始末。
 
そんな感覚に似てる。
 
これでいいのか?
いいんだよなぁ?
いいに決まってる!!
 
 
と確認作業が始まる。
 
だってという既成事実が
疑問を打ち消しに来る。
 
菅田将暉さんというシンガーを見たとき
彼は車なら
排気量の大きい
アウトバーンを疾走できる
古き良き性能のいい車に例えて
僕は見ている。
 
一方
 
米津玄師さんは
最先端のコンピュータ内蔵のスタイリッシュな快適な車
というイメージだ。
 
今回の提供曲に関して言えば
その米津玄師さんの作った車に乗り込んだ
菅田将暉さん
 
米津玄師さん側に寄せていった
菅田将暉さん
といった印象が僕には否めない。
 
菅田将暉さんの個性を第一に考えると
もったいないと思うのだが
菅田将暉さんの世界を変える、広げる
新しい一面
と言う点で見れば
大成功。
 
でも
本来一番心地よく
気持ちいい
歌い方
聴き方
としての菅田将暉
というアーティスト作品
というと
この歌ではないかもしれない
 
折り目
切れ目
山あり
谷あり
強い
弱い
そうやって
侘び寂びを作りながら
個性を膨らませ
歌の世界をうまく
表現していけるのだろう。
 
前にも書いたけど
菅田将暉さんは
表現者だと。
 
素晴らしい才能ある若者であるし、
米津玄師さんも才能ある
アーティスト。
 
今回の両個性のぶつかりあいは
足し算とみるか、
掛け算とみるか、
 
 
ファンにとってはどうでもいいことで
 
でも、一つ言えることは
この作品は
米津玄師さんが歌ってもヒットしたことは
間違いないというくらい
素晴らしいということ。
 
最近
耳について離れない
 
『まちがいさがし』
 
何かの
まちがいじゃないのか?
 
おじさんは
ケチをつけたくなるんだよねぇ