風のメロディーの
B面に
収録されていた
「ともだちのあなただから」
メインボーカルの
財津和夫さんの裏声でテープを遅く
させて仕上げた
お遊びなのか?
色合いの違う作品。
和製ビートルズを地でいく
バンドだったチューリップ
ビートルズを意識した
作品が多いことから
ビートルズ好きなら
微笑ましく感じる作品は多い。
この作品は
ジョンのようにボーカルを加工
してる作ってるし
財津和夫さんの裏声でまた、
B面でありながら
当時
変わった曲でよく聞いていた
印象。
当時は面白いなぁ程度。
でも曲自体
ビートルズというより
10ccの
【Donna】という曲にそっくり
また、【風のメロディー】は
ジグソーの
【SKY-HI】にサビが似てるし、
ビートルズっぽいなら
まぁ、仕方ないか
なんだけど
ちょっとこのシングル盤は
チューリップらしくない
寄り道して他をかじっちゃった
作品になってしまった。
ともだちのあなただから
…
なんて
好きな人から
面と向かって
言われて
友達トークなんだからと
関係を定義されたり、
もうそれ以上踏み込めない
感じを匂わせて
絶妙な予防線を張った
バリケードのような言葉
「あなたと私は
友達よね?」
よね?には強制力と半分強迫的な
感情が見え隠れする。
男と女の愛情を
友情に強引に結びつけようと
させる言葉
そして何より
自分に言い聞かせてる
言葉でもある
「ともだちのあなただから」
ともだち以上恋人未満の
状態の男女の関係を整理するとき
女性のほうから
あなたは友達だから…
ともだちのあなただから…
と
恋人になりかけよう上向きの
二人の雰囲気と
関係を格下げさせようとする
強引な言葉
男は恋人になりたいと願い
女は恋人には思えない
思いたくない
なんて
もどかしい関係は
よく
日常でも
ドラマでも
見受けられる
発展する関係は
素敵だけど
友達の域に長く居すぎると
恋人に格上げした
万が一の時
空々しくなることもあったりする
ここから先は
この先の領域には
入ってはダメ
と
念を押されるように
「ともだちのあなただから…」
と言われたら
男は
心の中で
(俺は恋人になりたいし恋人じゃないんかい?)とツッコミを
入れてたりすることも
あったり、
なかったり…
意識と感情はなかなか
同じというわけには
いかないんだなぁ