明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

愛しい人へ捧ぐ歌 桑田佳祐

2021-05-03 16:55:00 | 僕の音楽日記

涙枯れても止まぬ蝉しぐれ
海鳴る風
今は亡き人の面影に抱かれ
ひとり心と身体を横たえる

見つめ合うたび永久の幸せを
夢見た頃
波音はいつも寄せて返すのに
胸の振り子はあの日で動かない

また生まれ変わって僕と踊ろうよ
ふたりで寄り添って風になろうよ
こんな駄目な 野暮な男のわがままだけど
No, I'll never cry.
もう一度そばにいて

長い旅路を歩き疲れたら
荷物を降ろして
真夏の夜空に流れる星こそ
君が瞬く明日(あす)への道標

今、悲しみ去って空が晴れてく
またひとりで立って歩き出そうよ
こんな馬鹿な 弱気な僕を見つめて欲しい
Yes, I'm gonna try.
夢にも逢いに来て

また生まれ変わって愛を語ろうよ
ひとつに重なって風になろうよ
こんな駄目な 野暮な男の生きがいだもの
No, I'll never cry.
もうすぐ夜が明ける
…夏はゆく

Moving on. Keep me dreaming on.



もう一度
生まれ変わったら…
誰と過ごす?

ホントの事は
言わないね
言えないね

君がキミであったから
全てを抱えて
生きていたのだから
君だけの幸せでなく
周り全ての幸せを思い

恋から
愛に変わっても
気持ちが
時間と共に
薄まっていくのを
見届けて
このまま
ありのまま
ホントの気持ちに
気がついた時は
君の面影をかたどった
輪郭は
儚く消えた。



松本隆のコトハ歌コトバ その1

2021-05-03 08:07:00 | 松本隆のコトハ歌コトバ
不幸の意味を
知っているのなんて
ふと
顔を上げて
なじるように
言ったね…
[Tシャツに口紅]



松本隆さんのコトバは
歌になると
映像化される
それは
歌い手のもつ
声だったり
歌い手のキャラクターだったり
そこから
醸し出される
作られる世界が
聞く側に
想像を掻き立てさせ
映像化させる


この「Tシャツに口紅」
という作品の
このフレーズが
この歌のもつ
別れの風景を引き立てる

不幸の意味って
男が思う不幸と
女性が感じる不幸とは
ひょっとしたら
真逆なのかもしれない
男からしたら
考えもつかない事だったり
するのかも…


男は頭で考え
女は心で感じる

不幸の意味は…

ポツンと呟く事で
なじるように
男を見ることで
精一杯の抵抗をみせた


「別れたくない」と素直を言えない
悔しさと
いじっぱりなところ

このワードでそこまで
深く探りをいられるくらい

このフレーズは
唸ってしまうのです。