1976年リリースされた
ふきのとう
3枚目のアルバム
「風待茶房」に収録
細坪さんの
作詞作曲 アレンジは
瀬尾一三さん
三拍子のバラードで
70年代中期によく
耳にした
カントリーポップス
安定の楽曲
いまじゃぁ
三拍子の曲
聞かなくなったなぁ
あの頃
ぜったい
ふきのとう
なんて
耳を傾けるなんて
しなかったグループ
軟弱で柔な
音楽性と詩の世界
その向こうで
男らしさと激しさを追求
していた
僕には
やさしさ
男らしさ
激しさに
勘違いと先入観と
固定観念が
それにはこびりついて
いたようだ
その作品がもつ
素晴らしさは
心を穏やかに
余分な
雑念を捨てて
耳を傾けると
見えなかったものや
聞こえなかったものが
聞こえてきたりするもので
よくある
聞き逃し、
聞かず嫌いの
僕の残念だった過去に
過去へ
遡って
「これ、いいじゃない?」
「なんでこれ聞かなかったのか?」
そう思うことが名曲に巡り会えた
時に思う感情だ
その時
聴くことができなかった
何かが
きっとあったはず
幼すぎたのか
大人になれてなかったのか
今思えば
大人としての耳をもって
聴いていたら
聴けた曲
聴けたアーティストは
沢山あったと思う。
ふきのとう
君に
僕の心をよせて
君によせて…