人生アラカルト

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いつまで、京都のぶぶ漬け

2017-05-25 22:39:36 | 80はミステリーゾーン
養老先生の「京都の壁」を読んで、京都人を語る
とき定番になっている「ぶぶ漬け」が出て来た。
いつまで言われるんやろな。

京都の先の大戦が「応仁の乱」やし。

いつまでも、こうした伝説は続く。

京町家で、こじんまり坪庭で我慢しても、周りを山
で囲まれている京都は「借景」という手がある。

しかし、街中で「借景」なんてもはや贅沢。
「そんな高いビル立てられたら大文字が見えへんや
ないか」、「比叡山が隠れるやないか」
これについては、10階のマンションに住む我が家
もある時から比叡山が見えなくなってしまった時に
実感した。がっかりしたが、我がマンションが他の
家から眺望を奪っているかも知れないと思った。

無理だなと思う注文をされた時、「考えときまひょ」
とやんわりお断りする京都人の術は、今はやりの忖度
の領域で、どこにもある話。

養老先生がいう「壁」はこういうことかなあ。