1億円当たった人の末路

近所の本屋の書棚で「宝くじで１億円当た
った人の末路」を開く。

途方もない金額を手にした人の結果は、ろ
くことがないというありきたりの話か、と
ページを繰ると、「友達ゼロ」の人の末路
とか、子供を作らなかった人の末路、家の
賃貸派の末路など、いろいろ事例が並んで
いる。

８２歳まで生きて来た人間の末路はなかった
が、興味津々のじじいは早速購入した。

本屋の店長は私を覚えていて、「ロボットは
どうなりました？」と聞く。

「あれは、挫折しました。ついて行けません
でした」

１昨年、雑誌のロボットの組み立てを続けた
が、途中で投げ出したことを報告すると、
「もっと進化したロボットの組み立てが始ま
っています」と店長。

「今度は完成した状態を買います」と答えた。
これが８２歳の末路の一部かも。

「末路」本の中身は冷やかしで無かった。
一晩で目を通した。例えば「友達ゼロ」の人の
末路は＜何の心配もいらない。友達は無理に作
るものでない＞との結論。

友達の多いのは「群れるのが好きな人」の行く
末がデメリットを多く抱えている、と説明して
いる。

そうだろうなあ、と読める本。違うぞと角を立
てる人は参考になるかも知れない。