こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第8章・・月あかりの散歩道・・・私とルナと一緒に月に想いを馳せて散歩しませんか~♪

「よだかの星」に遥かな想い出・・・・・

2010-08-21 18:44:09 | memories
ルナです。


ここ、3日ほど、気温が低くて涼しかった仙台・・・・
また、暑さが復活
でも、一時期みたいな猛暑日ではないから、エアコンなしで頑張ったよ。


ママさんは、長く夏休みをしていたけれど、今日から、お仕事再開だよ。
ルナも、久々、ママさんのお仕事部屋で、お昼寝してみたよ・・・えへっ
ママさんのそばが良いし、けっこう落ち着くんだよ。






久し振りにお仕事したから、休憩タイムに、
この前、マーブルママさんから頂いた、ママさんの大好きな、LUPICIAの紅茶
封を切って、飲んでみたんだよ。
ママさんは、ここのお茶の贈り物には目が無いのだ・・・・


当然のこと、お菓子を探す、ママさん。
そうだった・・・花子さんから頂いていたお菓子があった。
パイラスクはもう食べちゃったけど、もうひとつは取ってあったね。






宮沢賢治の名作「よだかの星」 知ってる?


ママさんは、急に、ボーーーーーと、何処か遠くを想い始めていたよ。
どうしたの?  ママさん?


 もう、相当古い話なんだけど、
夏休みの宿題に「読書感想文」ってあったの。
一冊本を呼んで、その感想を、原稿用紙5枚くらいにまとめるの。


中学3年の夏にその宿題にヘルマンヘッセの「車輪の下」を読んで、
その年の、市長賞・知事賞を貰ったの。
その時の、課題図書の方が「よだかの星」だった。
どちらにしようか悩んで、こっちにした記憶があるけど、
「よだかの星」は短編でも奥が深くて、表現が難しそうだったから・・・


その頃の私と言えば、もちろん、受験生・・・
夏休みも勉強というよりは、詩やおかしな小説を書いてばかりの少女だった。
スタジオ・ジブリの「耳をすませば」に出てくる主人公 月島 雫は
その頃の自分によくかぶる。


そこに流れる、オリビア・ニュートンジョンのカントリー・ロードも
まさに、ドンピシャの年代である。


そんなこんなで、勉強不足で、当然の結果、
受験に失敗・・・1年、予備校で勉強して、
翌年、志望校に合格・・・・そこで、花子さんに出会う事となる。
期せずして、花子さんが送ってくれた、「よだかの星」のお菓子から、
古~~~い話を思い出してしまった。


この後、また、大学も浪人させて・・・
さすがに親にもそれは言えず、仙台の学校に進学。
そこで、パパさんに出会ったのよ


大きく脱線してしまったけど、
 思い出はきっかけで、どんどん引き出しが開いて、
数えきれないほどを歌い始めるものね







ママさん、昔むかし・・って、ルナ、すっかり寝てしまったよ。
よく、お兄ちゃんを寝せる時に読んでたでしょ。
「よだかの星」も何度も読んだろうね~


お茶もお菓子も大変美味しく頂きました・・・って、
ママさん、休憩時間、長く無かった?


今日は、仕事始めの肩慣らし・・・ですか~








 あったわよー   ポチ   日記@BlogRanking


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あれから2年・・・・・

2010-07-12 16:40:44 | memories
ルナです。


今日は、ママさん、朝早くお出かけして行ったと思ったら、こんな綺麗な花籠を持って帰って来たよ。
「ママさん、どうしたの?」
「うん、今日はね、コロンお姉ちゃんの命日っていう、大事な日なんだよ。」

う~~~ん。。。。
それで朝からいつもより沢山お香を焚いていたのか・・・・
ママさんは、それこそコロンお姉ちゃんが天国へ行ってから、ずっと毎日お香を絶やさず、お姉ちゃんにお水を供えてるよね。
ルナが来てから、ずっとそうしてるの知ってるよ。


周りの人から、早く新しい家族を迎えた方が良い・・・って、何度も言われたけど、ママさんはもう二度とそれは無いだろうって思っていたらしいよ。


その年は、4月にお兄ちゃんが就職で東京に行ってしまい、7月にはお姉ちゃんが天国に逝ってしまい、ママさんとっては涙か枯れるほどの1年だったらしいよ
でも、それから、一年が経った頃、ママさんはブログを立ち上げ、少しずつ元気になって行ったんだって。


その頃は、よく、パパさんと旅行に行ったり、映画を見たり、そして、少しずつ、ペットショップでに声をかけれるようになって来たらしい。
ルナに出会ったのは、コロンお姉ちゃんが天国へ行ってから1年2か月が過ぎた頃だった。
だから、ママさんは、去年のブログにはこんな事を書いていたよ。


     コロンへの手紙


ルナが、ママさんのところにやって来た日、ママさんは、コロンお姉ちゃんにルナを紹介して、よろしくねって、ルナの手を合わせてお願いしたんだよ。
ルナもお姉ちゃんの大事なものに、にいたずらはしないよ。


        


今日は、午前中に、Mちゃんがお供えを持って、お参りに来てくれたよ。
午後からは、お向かいのSさんがお花を持ってお参りに来てくれたよ。
みんな、今日の日を覚えていてくれたんだね。ありがとう。
愛されていたコロンお姉ちゃん。
ルナも、あとをついで、ママさんを支えて行くんだよ・・・・えへっ


ルナが来てから、ママさんはまた元気になって来たし、ブログで沢山のお友達にも恵まれて、ルナがいてくれて良かった・・・って言ってもらってるよ。
今日は、お姉ちゃんの日だから、ルナは静かにお祈りしてるね。



  



     今夜はママさん班長会議・・・  ポチ   日記@BlogRanking
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針供養の思い出

2010-02-09 14:31:44 | memories
昨日、2月8日は「針供養」の日・・・
裁縫で折れてしまった針を柔らかいものにさして、その労に感謝し、また、技術の向上を願って、針を供養する習わしがあります。


そんな風習を知ったのは、服飾系の専門学校の教師に就職してからでした。
そこは、洋裁科と和裁科・・研究科とほぼ18歳から22~3歳くらいのまさに若い女性ばかりの学び舎でした。


大学を卒業して、系列の女子高に、今でいうところの「内定」を頂いていた私は、家庭科の教師になるつもりでいたのですが、4月から専門学校の方に・・・とまさかの番狂わせ。
それは、考えていた以上の戸惑いでした。


大学の専攻は染色学で、主に草木染めを研究しながら、教員免許を取得する方向でしたから、洋裁・和裁・手芸は各1年ほどしか習っておらず、そのほか、衣食住に関する全般を一般教養と共に学んだので、染料と筆ばかりの学生で、針と共に想いを馳せた時間は極端に少なかったと思います。


「どうにかなるさ・・・」は、その頃からの持ち前の楽天感覚だったのか、とにかく、そこは、私にとっては、何もかもが別世界の感覚に思えたスタートになりました。
「この学校で働く者が、針も満足に持てないようでは、恥ずかしいから・・・」
校長先生のその一言で、私は昼間は被服材料・管理・染色を教える教師であって、夜は、針を持って、勉強する一人の学生に戻りました。



        


そこから、約2年間、専門学校夜間部の卒業証書を頂きました。
そんな、学校生活で初めて、針供養の行事と出会いました。
神主さんが学校に作られた神殿に、学生たちの使った沢山の針を奉納して、供養とお祓いをしてくださるのでした。


針供養のあとは、恒例のかるた大会になります。
百人一首のクラス対抗戦が体育館で盛大に始まります。
4年生になると、それはもう、迫力満点・・・・
最近、NHK土曜夜「咲くやこの花」鳴海璃子主演のおこいちゃんがいっぱい居ました。
教員Bチーム(愛嬌チーム)の私は、ほとんど取れず、ただただ圧倒されて見ていただけでした。



         


それ以来、毎年、2月8日が来ると、当時を思い出しながら、いま、こうして日々針を持っている自分を振り返ってみると、すべてが積み重ねであったことと、昼間は先輩同僚であり、夜は恩師となった、今も変わらぬ友人関係である仲間に支えられて、くりかえしくりかえしやって来た、一針、一針に感謝です。



陽射しが春を思わせる今日・・・
ふと、思い出話をしてみました。


    p.s  昨日の記事にコメント頂いた、「あっぴんさん」へ・・・回答です



     一針に想いあり  ポチ   日記@BlogRanking
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サンタクロースの思い出

2009-12-25 22:22:44 | memories
みなさんの所に、サンタクロースはやってきましたか?


サンタクロースが一度だけ、私の所へやって来た日のことは、今も忘れません。
私が、小学校の1年生のクリスマスの日・・・・。


雪で外は真っ白・・・
そんな夜に、「ブルーちゃんは、いますか?」
そう言って、大きな体のサンタクロースさんが訪ねてきました。
プレゼントは、着せ替え人形用の、木製の洋服ダンス


私は、怖くって、柱の陰に隠れて、せっかくのプレゼントを受け取りに近づいて行くことができませんでした。
母に、背中を押され、勇気を出して一歩、一歩・・・・
ようやく、そっと手を伸ばし、サンタクロースさんから、プレゼントをもらうことができました。





これは、私の母が頼んだ、デパートの企画で、サンタクロースが家に来る・・というものだったとか。。。


昭和30年代に、地方の小さな都市で、フィンランドから来たような、本物の外人さんを頼み、サンタクロースの衣装を着せて、個別にプレゼントを配達していたことが今は信じられない気もします。


後にも、先にも、サンタクロースらしき人との出会いを思いだせるのはこの時かぎり。その時の、怖かった、嬉しかった、複雑な想いが、今も忘れることなくクリスマスの日に思い出されます。



       


自分の思い出を、いつか、息子にも・・・そう思って、彼が小学校1年生になった時、私も、そんな企画を尋ねて頼み、私の方が楽しみにしていました。
約束の時間に、家の前にク○ネコのトラックが止まった時には・・・ワクワクしてしまいました。





運転手さんは、家の前でサンタの衣装に着替え、ピンポ~ン♪
息子は、30年前の私と同じように、私の後ろに隠れ、怖々サンタクロースを見ていました。  ○○○くん・・・


そう言って、息子にプレゼントを渡して・・・・


   「ハンコお願いします。  ありがとうどざいます。」



   「おかあさん・・・サンタクロースもハンコいるの?」


            



私の、企画は、もろくも崩れ、時代の流れにサンタクロースは伝票を持参する、黒い猫柄のエンジン付きそりでやって来たのでした・・・・・。
息子はその日の事を、どう、記憶しているのでしょう・・・


今夜、帰って来てら聞いてみようかと思っています。


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加賀の指抜き

2009-10-15 20:29:24 | memories
きょう・・・思いがけなく、友人から、ヤマトのメール便が届いた。
なんだろう~??


開けてみると、綺麗なレースの中に、リングが4つ


    


    


手紙が添えられてあり、最近私のブログを見ているうちに、ケーキの回数が増え、仕事の合間に、手芸の時間を持っている・・・内容が書いてあった。
すごく、嬉しかった。


加賀の指抜き・・・
絹糸でかがる、緻密な作業・・・
目が大変だったと解る・・・が、とても、美しい柄が浮き上がる。


    


私の指には、青いこの指抜きがちょうど良かった。
さっそく、使ってみた。
針のずれがなく、納まりも良い。


使うのがもったいないくらいだが、せっかく作ってくれたものだし、使い心地も良いので、まずは、大事にひとつずつ使わせてもらおう。
ありがとう・・・大切にするね。


贈ってくれた友人は、高校時代の親友で、クラスも部活も一緒だった。


4年ほど前に、骨密度の検査に行ったとき、スポーツは何かしてましたか?・・・の質問に、「はい、フィギュア・スケートを・・・」と言ったら、先生と看護師さんが大爆笑して以来、あまり、公開しなかったプロフィールのひとつだが、二人でいつも、練習帰りに、甘いものを食べて笑って過ごした。


冬なのに、(国体のお手伝いをしたとき)二人だけ真っ黒な奴が居る・・・と教科担任に馬鹿にされながらも、体調悪く学校は休んでも、夕方にはリンクに立っていたり、勉強もスケートも一生懸命だった。


それも、彼女が一緒だったからだった。


久しく、年賀状のやり取りだけだったが、近年、携帯メールなる便利なものに乗せられて・・・時を掛ける少女?に戻り・・・今度は、こうして、ブログが、私たちを次なる展開へといざなって・・・


指抜きを手にするたびに、思い出があふれそう・・・


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