アメリカン・ブルーです。
8月4日・・・なとり夏祭りの花火大会。
東日本大震災で亡くなられた多くの方々への鎮魂と
復興への願いを込めた4000発の花火が夜空を彩る・・・
今年は7年目のお盆を迎える名取です。
ルナと一緒にベランダに座って見ました。

以前は、閖上漁港で打ち上げられていましたが、
今は、仙台空港線「美田園駅」近くの、下増田小学校グラウンドに変わりました。
ここは津波がギリギリ来なかったエリアでしょうか・・・

「青の家」を建てたころは、
我が家の2階のベランダからも、花火は本当に小さくですが見えたし、
閖上の花火大会がその音と共に感じることができました。
何時からでしょうか・・・
周辺の建物に阻まれて、ベランダからは見えなくなってしまいました。

今年、花火の音に誘われてベランダへ出てみると、
お気に入りの夜景の中に、その音と共に再び花火大会が浮かんでおりました。
私の技術が悪くて、花火そのものが綺麗に写せませんでしたが、
およそ1時間ほどをたくさんの想いと共に過ごしました。

翌日、5日は、義姉の7回忌の法要で、
夫の故郷である山形県米沢市へ向かいました。
50歳で若年性アルツハイマーを患って、60歳という若さでこの世を去りましたが、
その家族と、茨城県にお住いの義姉の兄夫婦、私達夫婦・・・
法要の後、お墓に線香を手向け冥福を祈ると、
皆に挨拶をしようとした義兄は目頭を押さえた切り顔をあげられなくなって、
しばらくの時間、誰もが言葉を失いました。
7回忌になっても・・・「未だ立ち上がれません。。。」
そう言っておりましたが、
私は、7年の時間を超えても夫が墓前で泣いてくれる義姉は、
本当に素敵な人だったと思いました。
人は、アルツハイマーのような病気で記憶を失うと、
ある種・・・別世界へ行くと、
その人本来、もともと持っていた理性では補えない性格が出てくるそうで、
義姉は私が見舞いに着くと、
既に忘れられていましたが、私の手を握って、
優しい笑顔を崩さず、時折真顔で見つめては、また、遠い花畑をかける少女のようでした。
縁あって、「姉・妹」として過ごせた時間は短かったけれど、
若い遺影はいつまでも崩れることはありません。

米沢へは、久しぶりの帰省となりました。
東北中央道の福島大笹生IC~米沢北IC間が、2017年11月4日に開通しました。
福島ー米沢間は長い年月をかけてトンネル工事が行われ、
栗子峠を20分ほど短縮して、
山道の安全を確保したということでしょうか・・・

長い長いトンネルでした。
トンネルとしてはその長さおよそ9kmで、日本で第6位。
無料で通行できる道路トンネルとしては日本最長だそうです。
その便利性と冬道の安全性は高く評価できると思いましたが、
夫・・・楽しめない道・・・だね~
確かに、福島から米沢へのピーチラインは、
春は桃の花のピンクが濃く、そのあとは白い梨の花、
お盆の時期は、桃売りの旗がたなびいて、
ぶどう棚が遠くの山に見え隠れ・・・
ふとそこに誘われ、
秋は紅葉を楽しんで、冬はその山肌に真っ白い雪を愛でる。
母が、「日本一良いところ・・・」
そう言っていた景色は長い長いトンネルに吸収されて、
時間と共に削除されたようにも感じます。
栗子スキー場も閉鎖になったことで、
国道13号線の山道は、どう変わってゆくのでしょうか・・・

おまけ・・・
東北道で出会った3台のスーパーカー。
前日に「菅生」にでも集結だったでしょうか?
後ろにつかれたので、夫は道を譲りお先にどうぞ~で、むしろ後ろについて楽しむ。
このあと、前方で2台の軽自動車に阻まれ・・・(笑)
右往左往~♪
登坂車線まで使って追い抜こうとしたけれどタイミング合わず。
どんなに性能が良くても、空気の読めない車の後ろでは実力発揮は難しい~
あおり運転は止めましょう~
揃ってパーキングへ入ってゆきました~(笑)

今週末から帰省ラッシュ。
安全運転を心がけましょう~!!!