こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第8章・・月あかりの散歩道・・・私とルナと一緒に月に想いを馳せて散歩しませんか~♪

カタクリの花

2015-03-31 23:01:35 | 第3章・こまちの里から

アメリカン・ブルーです。



今日、思いがけなく「カタクリの花」に出会いました。


秋田県には、カタクリの群生地があって、
それは仙台に居る頃から是非行ってみたいとずっと思っていた場所です。
花はタイミングが大事で、開花の時期はなかなか思うように定まらず、
遠方からともなると断念せざるを得ないことは多いものです。
せっかく秋田に住んでいるのだから、その思いを遂げようと、
この春、私の中のもっとも大事なミッションになっています。


開花は4月中旬から・・・・
場所のチェックはできています。








そのチャンスに先駆けて、
今日、お天気に誘われて夫とルナと出かけた潟上市の道の駅に隣接する広大な公園で、
偶然にもその序章にもなったカタクリの花の挨拶に合い、
確実に春へと季節が渡った・・・・そう思うようでした。










実は、カタクリの花に気が付いたのは、
わずかにほころぶ梅の花に出会ったからです。
ほんの一本の梅の木に、ようやく開いた数輪の八重の花。
それは、未だどこも枯れ草で覆われた中にあって、色鮮やかと言うよりは、
一色の淡い染料を落としたような・・・・やんわりぼかした作品のようでした。







東北では、梅をゆっくり見る機会が少ないと思っています。
梅も桜も、多くの花達が一気に花開いて、順番が無いのです。
日本人の心を最も揺さぶる「桜」だけが、存在感を膨らませる春なのです。



ひたむきに こころ閉ざしなに想う 忘れ置かれし 水仙の花



この短歌は私が中学3年に詠んだものです。
私が育った盛岡市では、桜はGWにかかるころ、ようやく咲きます。
雪国では待って待って・・・・桜が春爛漫の装いで、すべての色を独占するかのように、
長い冬を消し去るのです。
人々の心が、桜一色になるころ、ひっそりと水仙もまた春を告げに咲くのですが、
その様子がなぜか心にかかって、こんな歌になりました。


遥か昔ですが、国語の先生が「文化祭に文芸部の作品と一緒に展示したい。」
そう言ってくれたのが嬉しくて、今まで、ずっと心の中に書き留めておきました。
今日、ふと、そのことを思い出したのには、
今年初めての梅の花に心奪われ、
私のカメラの方向は、高い空の方へと向けられていたからです。
その後、夫とルナを見失わないように・・・・と思った瞬間・・・・
気付かなかった足元に、薄紫のカタクリの花を見つけたのです。


忘れ置かれし・・・・・カタクリの花



その花言葉は、「初恋」「嫉妬」「寂しさに耐える」
花はみな「わたしを見て!!」そう言っているように思うのです。









今日は、秋田市でも気温が上がって風もなくお散歩日和でした。
また、花を追いかける日が返ってくると思うと、
気持ちに最初に花が開く想いです。









ルナもとても楽しそうに、すごい広い公園一周、しっかりと歩きました。





コメント (14)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クリスマスローズ便り | トップ | 神戸・フランツの赤い箱 »
最新の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
カタクリの花 (ちっぷ)
2015-04-01 06:12:12
「初恋」「嫉妬」「寂しさに耐える」、その花言葉がピッタリ来る感じですよね。
「男と女の隠れた仲」を感じさせずにはいられないカタクリ。。
『ひたむきに こころ閉ざしなに想う 忘れ置かれし 水仙の花』
私は中学で詠まれたこの名歌に軽いショックさえ覚えましたよ。


&ルナちゃん、歩け歩け‥

返信する
梅の花・・ (koumama)
2015-04-01 07:47:55
ようやくアメブルさんのところにも一気に春がやってきたかな?いつも最後に素敵な写真がいっぱいになるから
春をずっと堪能できるので嬉しいです。
うふふ。。写真見てて
一番最初の写真。。パパさん確かにずっと前の方歩いてるんだねえ(笑)
歩調が速い。。ってわかるなぁ~うふふ。

カタクリの花って聞いたことあるけどあんまり見たことなくて綺麗なお花ですねえ。
こちらは今日は昨日と違って。。雨模様ですよぉ。
返信する
こんにちは~。 (みちみち)
2015-04-01 10:05:17
お久しぶりです。
それから先日はありがとうございました。
少しづつ元気になって来たのでPCに向かってます。
カタクリの花は私もとても好きな花のひとつです。
子供のころから摘んできて遊んでました。
こちらでも、佐野の三毳山に行くとそれはそれは素晴らしいカタクリの群生がみられます、たしか今頃が満開かと.。。。
でも、今年は体調がいまいちなので、これからママさんが楽しまれるカタクリの花を楽しみにしてますね~。
返信する
ちっぷさんへ (アメリカン・ブルー)
2015-04-01 17:11:10
ちっぷさん   今日は雨です。。。

昨日見たカタクリの花も、
今日は冷たい雨で、なお、うつむいているような気がしますね。
カタクリの花を最初に見たのは小学生の頃でした。
三陸の海岸線の山肌に咲くものでしたが、その光景が最も私の中のカタクリの花のイメージが強いのです。
初対面、第一印象・・・・そんなことでしょうか・・・
今回は、拙い短歌など紹介してしまいましたが、
私の両親は短歌の会で知り合ったとか(笑)
父の方はあまりよく解りませんが、母はいつも頭の中で季節の歌を考えているような人です。
久しぶりに雪のない広い場所を歩けたルナは、
途中であげようとしたおやつにも目もくれず、
興味がもっと違うところにいっぱいあったのかと思うほどよく歩きました。
散歩が心地よい季節になりますね。
返信する
koumamaさんへ (アメリカン・ブルー)
2015-04-01 17:19:09
koumamaさん   こんにちは~(*^-^*)

今日は秋田市も朝から雨です。
でも、寒くはないので、花たちには、良い水分補給になっているような気がします。
カタクリの花・・・・見かけませんか?
どうしても山の方にあるので、koumamaが住んでいるような都会には珍しいかもしれませんね。
カメラは、たぶん引き寄せて撮っていたと思うので、
実際はもっと向うに居る感じですが、
私がゆっくりなので、程よい距離感でしょうか~(笑)
まずは、今年初めての梅を見ましたので良し!って感じです。
このあと、大好きな雑草と言われるような花たちにもスポットが浴びますよ~♪
返信する
みちみちさんへ (アメリカン・ブルー)
2015-04-01 17:24:56
みちみちさん   復活!!

10日ほどもお休みされたでしょうか・・・・
季節の変わり目は、いろいろ体調も変化しますね。
いつも、健康にも気を使っているみちみちさんでも、そう言うことがあるのですね。
今までと違った気の遣い方も考えてゆかないと・・・そんな気もしています。

カタクリの花はそうです!みちみちさんが見せてくれた群生地がとっても素敵で、
東北にもないのかと探したら秋田にあることを知りました。
仙台からではなかなかたどり着けませんでしたが、今年、チャンスがあれば、是非とも行きたいと考えています。
返信する
Unknown (kao)
2015-04-01 18:41:17
ようやくこちらの桜の枝も
グレーからほんのり紅く染まって来ました。
週末には咲くのかな?

カタクリの花大好きですが
繊細すぎて押し花には難しい花です。

今年は盛岡も開花が早そうですね。
桜の時期に合わせて久々の帰省計画中です♪
返信する
Unknown (atli)
2015-04-01 21:21:18
中学3年生で、この短歌を、、、
「高校行っても、一緒にバンドやろう」などと
能天気な事を言ってた僕とはエライ違いです (ToT;)

一気に訪れ花開く!
秋田は、仙台と違い
より北欧に近いのかもしれませんね
北欧に行った事はありませんが(笑
そう言っても
健気に足元に咲くカタクリの花
ブログに載せてくれた事をきっと照れながらでも
感謝してるでしょうね~☆
返信する
kaoさんへ (アメリカン・ブルー)
2015-04-01 23:04:29
kaoさん   こんばんは~(*^▽^*)

仙台の桜、週末には咲きそうなんですか?
そう言えば、盛岡で暮らしていた頃、入学式に桜の絵があることをとても不思議に思っていました。
その背景に桜がある入学式って仙台がばっちりなのかと思う気がします。
約一ヶ月季節が違う桜前線・・・・北上しながら、秋田へ到達するまで、まだ3週間ほどがかかりそうです。
カタクリの花・・・・
うつむく花が好きで、なかなかその中心をのぞき込めませんが、
花便りを期待して、田沢湖付近まで出かけてみたいと思っています。
桜に合わせて帰省も良いですね。
いま、盛岡駅がとても良い駅との評価で盛り上がっているようですね。
返信する
atliさんへ (アメリカン・ブルー)
2015-04-01 23:13:09
atliさん   こんばんは~('◇')ゞ

実は、秋田に「北欧の杜」という公園があるんです。
私が住んでいる秋田市から青森県の弘前方面へ抜ける方向ですが、
もう少し緑が強くなったら行ってみたいと思っています。
カタクリの群生地は、田沢湖に近い場所にあって、
山の中だと思いますが、一面、薄紫色になっていることを楽しみにしています。
ただ、花はタイミングなので、早くても遅くても・・・(;´∀`)
条件のいい時に出会えれば、
忘れ置かれることなく、私のブログに登場してもらえるといいなぁ~と思っています。
拙い短歌よりも、「「高校行っても、一緒にバンドやろう」のほうが、ずっと希望があって気持ちのいい15の春だったかと思います。
返信する

コメントを投稿

第3章・こまちの里から」カテゴリの最新記事