５年日記

父の誕生日に何か贈ろうと考えて、たどりついたのが、日記
でした。３年、５年、１０年・・・長さはいろいろ・・・
悩んだ末に、ますは３年
そう思って贈りました。
父は、ちょうど買わなくては・・・と思っていた所だったと、喜んでくれました。

実は、その時、自分の分もを買いました。
なんと、自分のはいきなりの５年日記

そこそこ長くなった自分の人生で、日記を書き続けたことはなく、
無駄になるんだろうなぁ～
そんな気持ちのままに、なぜか始めて・・・もう５年日記のページは今年で最後になりました。

辛かったのは、最初の一年
たくさんのことは書かず、その日、どこに行った・・とか
誰かと会った・・とか、誰かが訪ねて来た・・とか、が届いた・・とか、その日の所感よりは、記憶ノートのように、とりとめのないことを綴りました。

一年が過ぎると、信じられないくらい、これが楽しくなるのです。
去年の記載が、上の段にあるからです。
同じ日に、同じ友人に会っていたり、同じ頃にかげんが悪い・・と書いていたり、
実に面白くなっていきました。

二年・三年・・ますます書きとめられた記憶ノートは、膨らみを見せ、
無くてはならない存在になりました。
今では、時々、夫の去年のスケジュールに答えたり、友人の５年日記みてちょうだいに笑ったり・・・

一冊の本を５回読むこともめったにないけれど、この日記は、行ったり来たり、過去の自分を呼び出して、今の自分を知る日々をずっとつないでくれました。
私のお気に入りの一冊です