親の物忘れが始まり、マイドクターに紹介状を貰い完全予約の専門医へ。
流れと仕組みを分かり易く教えて頂いたのですが、懸念されていた薬の副作用が早くも出て電話で相談。
点滴を受け一段落したのですが、認知症の本人、介護する人の大変さが垣間見え、何とか進行を遅らせたいと人に聞いたり検索したり。
専門医が私に「これは余談ですが、睡眠時間取れてますか? 血栓が出来ない様に、ビタミン剤の点滴や、食事だと納豆、ナットウキナーゼを摂取した方が良いですよ。血栓も出来てしまうと大変ですから」と。
さて、アロマの入浴剤を買って来るかな。
脳の神経細胞を再生へ アロマテラピーの認知症予防効果に期待
08月27日 07:00AERA dot.
(前略)
精油の利用法としては(1)機器で空中に拡散して芳香浴をする(2)精油を混ぜた湯で入浴する(3)成分を鼻や口から直接吸い込む(4)希釈したものを体に塗ってマッサージする、などがあります。
いずれにしろ、良い香りの中に身を置くことが、心身のリラックスや気分の高揚をもたらすことは想像できます。
認知症では、物事を忘れてしまう記憶障害、時間や場所がわからなくなる見当識障害、いつもやっていたことができなくなる遂行機能障害などが起きます。こうした症状を中核症状といい、さらに、この症状から二次的に生まれる周辺症状(BPSD)があります。徘徊する、暴力的になる、抑うつ、無気力になる、妄想が生まれる、睡眠障害を生じるといったことです。
この周辺症状は中核症状から引き起こされるものですから、中核症状への対応次第で、症状の軽減や解消が期待できます。
アロマテラピーが認知症の周辺症状に効果的なのは以前から知られていました。精油は心身をリラックスさせますから、周辺症状を引き起こすストレスを緩和して興奮状態を沈静したり、睡眠障害を改善したりするのです。
注目されるのは、アロマテラピーが周辺症状だけでなく中核症状にも効果があるという研究報告があることです。アルツハイマー病の患者さん77人に、28日間、芳香浴によってアロマテラピーを行ったところ、中核症状である見当識の部分で効果があらわれたというのです。
アルツハイマー病の患者さんは脳の海馬にタンパク質の一種(アミロイドβ)が沈着し神経細胞が変化します。これが中核症状を引き起こすと考えられています。
ところが、アロマテラピーによる匂いの刺激は直接、海馬のある大脳辺縁系に伝えられ、その刺激が海馬で神経細胞を再生させることにプラスに働くのだと見られているのです。
(以下略)