父の日「高額化」!? 景気回復期待…商戦ラストスパート(産経新聞) - goo ニュース
16日の「父の日」に向けた商戦が本格化してきた。父親向けの支出は家計の優先順位が低いとされ、「母の日」に比べると盛り上がりに欠ける印象だ。だが今年は安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による景気回復期待から単価の高いギフト商品も人気といい、百貨店など小売り各社も需要の取り込みに力を入れている。
「一度に2セット買っていく人もいる」。西武渋谷店(東京都渋谷区)の担当者が好調な売れ行きを強調するのは、「ピルスナー」に「ラガー」といったビールの種類に応じて使い分ける4種類のグラスセット。独シュピゲラウ社製で、6825円と高価だが、今年に入ってからの売り上げは前年比約10%増。夫や父親へ送る女性客も多く、「父の日も、かなりの需要が見込める」(同店)とソロバンをはじく。
これまでは夏季限定の商品だったが今年は通年で取り扱い、前年比2~3倍の売上高を見込む。
一方、流通大手イオンは先月、米カジュアルブランド「カリビアン・ジョー」の国内独占販売を開始。プリントポロシャツ(2980~3980円)など、南国をイメージした男性向け商品で、初年度10億円の売上高を目指しており、担当者は「父の日は弾みをつけるいい機会」と意気込む。このほか高島屋新宿店(東京都渋谷区)も、同店初の父の日特設コーナーを設置。「父親に着せたい服」と銘打ち、カラフルなシャツなどを展開している。
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