野党党首も苦戦=自民の勢いに焦り【14衆院選】(時事通信) - goo ニュース
2014年12月5日(金)20:15
14日投開票の衆院選で、民主党をはじめ野党党首の議席の行方も焦点となっている。各党とも選挙区での苦戦が伝えられ、党首といえども盤石とは言えないためだ。できれば自らの選挙区に張り付きたいところだが、応援に全国を飛び回らざるを得ず、焦りもにじんでいる。
「私は代表なので、とにかく代表の職務を誠実に執行する」。民主党の海江田万里代表は5日、札幌市内で記者団から「地元の東京1区は激戦のようだ」と指摘を受けたのに対し、あくまで党公認候補の支援に全力を挙げる考えを強調した。
海江田氏は、公示日の2日に福島で第一声を上げて以降、北陸や東京の激戦区などを駆け回り、自らの選挙区では活動できないでいる。
前回は比例代表での復活当選。2回続けて選挙区で敗れれば、求心力低下は避けられないが、自らの選挙に力を注ぐわけにもいかない。地元では9日の街頭演説以外は予定を組んでいない。
維新の党の江田憲司共同代表は、神奈川8区で無所属でも勝ち上がる強さを見せてきたが、今回は余裕がない。第一声は自身の選挙区に近いJR横浜駅前を選んだが、その後は東日本を中心に応援に回っている。5日は静岡市で「安倍政権の暴走に歯止めをかけよう」と支持拡大を訴えた。
次世代の党の平沼赳夫党首は、岡山3区の自らの選挙事務所で第一声を上げた。党のトップが地元で選挙戦を始めるのは珍しい。「自分の選挙区を投げ打って応援に来た」。5日の相模原市での街頭演説では悲壮感が漂った。
生活の党の小沢一郎代表は6、7両日に地元の岩手4区に入り、出身地の岩手県奥州市水沢で街頭演説する。水沢での街頭演説は異例で、危機感の表れといえそうだ。
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