満開だった桜の花びらが 風に舞うようになりました。
地面にたどりつくまでの旅を楽しむかのように、無数の花びらが風の勢いに乗って目の前を通り過ぎていきます。
ひとつの終わりは、新たな始まりでもあります。
五月になれば、桜は新緑で包まれた葉桜となって、目を楽しませてくれることでしょう。
こうして少しずつ季節は春から夏へと移り変わっていくのでしょう。
最近、思い出す映画音楽があり、その映画を観ました。
「ブラザーサン シスタームーン」という映画で、ご覧になった方もたくさんおられることでしょう。
日本で公開されたのが1973年、私が学生時代に観た映画でした。
聖フランチェスコの生き方を描いた作品です。
宗教的題材でありながら、生きることの意味や幸せの在り方について深く考えさせる作品でもありました。
裕福な家庭に生まれ、十字軍の兵士として戦いに加わり、その悲惨な体験の中で心も体も傷ついて帰還したフランチェスコ。
ある朝、小鳥の声に目を覚まし、その小鳥を追って屋根に出て、新たな世界に気づきます。
小鳥が自由に空を飛び、美しい自然が目の前に広がっている世界のすばらしさに。
その中で、富める者が富に縛られ、貧しき者が病に苦しむ世界があることに。
彼は、自分を縛るすべてを捨て、貧しき者によりそいながら、本当の心のよりどころとなる教会をつくろうと決心します。
幼い頃からの友人も加わり、やがて教会が再建され、貧しい人たちが集うようになります。
しかし、そうやってつくりあげた教会が焼かれ、それを守ろうとした信者が死んでしまいます。
なぜ 人と人とが争わなければならないのか、彼は自らに問い、その答えをローマ教皇に求めようとします。
教皇との謁見を通して、彼は自分の思いを伝え、答えを見出します。
教皇もまた、彼の言葉を通して教皇という権威と飾りに縛られた自分を悟り、傷ついた彼の素足に口づけします。
映画の中で特に印象的だったのが、ドノヴァンのつくった主題歌でした。
訳詩は桑原一郎さんです。
Brother Sun and Sister Moon, ブラザーサン シスタームーン
I seldom see you, seldom hear your tune その声はめったに私には届かない
Preoccupied with selfish misery. 自分の悩みだけに心を奪われて
Brother Wind and Sister Air, 兄である風よ 姉である空の精よ
Open my eyes to visions pure and fair. 私の目を開いておくれ 清く正しい心の目を
That I may see the glory around me. 私を包む栄光が 目にうつるように
I am God`s creature, of him I am a part 神に与えられた命 私にも宿る
I feel his love awaking in my heart その愛がいま この胸によみがえる
Brother Sun and Sister Moon ブラザーサン シスタームーン
I now do see you, I can hear your tune 今こそその姿にふれ その声を耳に
So much in love with all that I survey そして胸を打つ あふれるこの愛
地面にたどりつくまでの旅を楽しむかのように、無数の花びらが風の勢いに乗って目の前を通り過ぎていきます。
ひとつの終わりは、新たな始まりでもあります。
五月になれば、桜は新緑で包まれた葉桜となって、目を楽しませてくれることでしょう。
こうして少しずつ季節は春から夏へと移り変わっていくのでしょう。
最近、思い出す映画音楽があり、その映画を観ました。
「ブラザーサン シスタームーン」という映画で、ご覧になった方もたくさんおられることでしょう。
日本で公開されたのが1973年、私が学生時代に観た映画でした。
聖フランチェスコの生き方を描いた作品です。
宗教的題材でありながら、生きることの意味や幸せの在り方について深く考えさせる作品でもありました。
裕福な家庭に生まれ、十字軍の兵士として戦いに加わり、その悲惨な体験の中で心も体も傷ついて帰還したフランチェスコ。
ある朝、小鳥の声に目を覚まし、その小鳥を追って屋根に出て、新たな世界に気づきます。
小鳥が自由に空を飛び、美しい自然が目の前に広がっている世界のすばらしさに。
その中で、富める者が富に縛られ、貧しき者が病に苦しむ世界があることに。
彼は、自分を縛るすべてを捨て、貧しき者によりそいながら、本当の心のよりどころとなる教会をつくろうと決心します。
幼い頃からの友人も加わり、やがて教会が再建され、貧しい人たちが集うようになります。
しかし、そうやってつくりあげた教会が焼かれ、それを守ろうとした信者が死んでしまいます。
なぜ 人と人とが争わなければならないのか、彼は自らに問い、その答えをローマ教皇に求めようとします。
教皇との謁見を通して、彼は自分の思いを伝え、答えを見出します。
教皇もまた、彼の言葉を通して教皇という権威と飾りに縛られた自分を悟り、傷ついた彼の素足に口づけします。
映画の中で特に印象的だったのが、ドノヴァンのつくった主題歌でした。
訳詩は桑原一郎さんです。
Brother Sun and Sister Moon, ブラザーサン シスタームーン
I seldom see you, seldom hear your tune その声はめったに私には届かない
Preoccupied with selfish misery. 自分の悩みだけに心を奪われて
Brother Wind and Sister Air, 兄である風よ 姉である空の精よ
Open my eyes to visions pure and fair. 私の目を開いておくれ 清く正しい心の目を
That I may see the glory around me. 私を包む栄光が 目にうつるように
I am God`s creature, of him I am a part 神に与えられた命 私にも宿る
I feel his love awaking in my heart その愛がいま この胸によみがえる
Brother Sun and Sister Moon ブラザーサン シスタームーン
I now do see you, I can hear your tune 今こそその姿にふれ その声を耳に
So much in love with all that I survey そして胸を打つ あふれるこの愛
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