あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

いま 世界の子どもたちは

2024-12-28 18:41:06 | 日記
今日の朝日新聞を読んで驚き、そしてとても悲しくなりました。
海外の出来事を紹介する欄に、次のような記事が二つ並んで掲載されていました。

〇紛争地域の子ども 4.7億人  「ユニセフ史上、最悪の年」
 国連児童基金(ユニセフ)は、紛争地域に暮らす子どもが4億7300万人を超え、武力紛争による子どもたちへの影響が「過去最悪のレベルに至った」と明らかにした。
 ユニセフの28日付の声明によると、紛争地域に暮らす世界の子どもの割合は、1990年代は1割ほどだったが、現在は2割近くなり、6人に1人以上に相当するという。今年はパレスチナ自治区、レバノン、ミャンマー、スーダンなどでの紛争の激化により、住まいを追われた人が増加。難民の約4割、国内避難民の約5割が子どもたちだという。
 紛争地域では、5200万人以上の子どもたちは学校に通えていないと推定される。パレスチナ自治区ガザの子どもたちは1年以上通えず、ウクライナ、コンゴ民主共和国、シリアなどでも学校の破壊などによって数百万の子どもが学習機会を失っているとみられる。

〇乳児3人 寒さで死亡  ガザ テント内の気温低下
 イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで今週、3人の乳児が冬の寒さで死亡したとAFP通信が26日伝えた。
 AFP通信によると、亡くなったのは、生後3週間、生後3日、生後1カ月未満の乳児だという。いずれも深刻な気温の低下が原因だとしている。病院の小児科医によると、生後3週間で亡くなった女児は、テント内の厳しい寒さで気温が大幅に低下して死に至ったとのこと。……

 この世に生を受けて間もない子どもたちの死に、心が痛むばかりです。争いのない平和な世界で生まれたならば、子どもたちにはどんな未来が待っていたでしょうか。もう自分の手で描くことのできない未来の前で、もっと生きたかったと願う子どもたちやもっと生きてほしかったと悲しむ親たちの声が、聞こえてくるようです。
 大人たちが子どもたちに用意するのは、命を奪い合う世界ではなく、子どもたちが安心して暮らすことのできる平和な世界であるはずなのに、世界の4億5000万人を越える子どもたちは、いまだに戦火におびえ、命を奪われ、住む家を追われ、寒さに震え、学ぶ機会さえ奪われた環境の中で暮らしているのだということ。
 この事実の重さを改めて心に刻み、争いのない平和な世界の実現を心から願います。
 それを果たすのは、大人の役割であり責任なのだと思います。
 絵本「サンタクロースってほんとにいるの」の中で語られているように、「子どもの幸せを願う人は、誰でもサンタクロースであり」、そんなサンタが子どもたちにおくる最高のプレゼントは、「子どもたちが安心して暮らせる<平和>」なのですから。
 争いの当事者となっている大人たちが、サンタの心を取り戻し、武力に頼ることなく平和の実現の為に歩み寄る一歩を踏み出してほしい、と切実に感じます。

 いま この時も、世界のどこかで 子どもたちの尊い命が失われることがないようにと 心から祈るばかりです…
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