あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

「はだしのゲン」について

2013-08-22 00:12:06 | インポート

松江市教委の指示で、「はだしのゲン」が、子どもが自由に読めない閲覧制限の対象図書となったことに驚きました。これまで自由閲覧できたものが、なぜ読めなくなったのか。そもそも蔵書として購入した時点では、子どもたちにとって有益な図書としての判断がされていたのではないでしょうか。その判断を否定し、閲覧制限を加えなければならないほど有害な図書と判断した理由はどこにあるのでしょうか。

マスコミによれば、その理由は 日本軍の蛮行が描かれ子どもたちに悪影響を及ぼすという考えからということです。しかしそれは大人の考えであって、これまで「はだしのゲン」を読んだ子どもたちが、その中から何を感じ何を考えたのか、本当に悪影響を与えた不良書だったのかどうかについて、謙虚に子どもの側に立ってその声に耳を傾けることの方が大切なのではないかと思います。

これまで、自由に読み接することのできた図書が、大人の一方的な判断や考えで 子どもたちから遠ざけられてしまうことに、大きな問題があるように思います。

大人には、さまざまな立場や考えがあります。日本軍の蛮行を 蛮行として認める人、認めない人。蛮行の場面が子どもたちに悪影響を与えると考える人、逆に原爆や戦争の悲惨さを知る機会となると考える人。作品にある 天皇の戦争責任を問うことに意義を唱える人、肯定する人。そういった違いはあるものの、原爆投下がどんなに悲惨な状況を招いたのかについては、理解を共有できるのではないかと思います。

子どもたちがこの作品から共通して受け止めるものも、原爆や戦争の悲惨さであり、平和の大切さや命の尊さなのではないかと 私は思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦没者追悼式での首相式辞

2013-08-16 18:52:44 | インポート

戦没者追悼式での安倍首相の式辞に対して疑問を感じました。歴代の首相が取り上げてきた戦中でのアジア諸国への加害責任について語らず、不戦の誓いにも触れませんでした。「歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻み」という一節を語りながら、その結果何を教訓にしたのかについては一言も触れませんでした。

政府主催の追悼式であるからこそ、諸外国に向けての日本のリーダーとしてのメッセージが発せられるものと期待していましたが、国内向けの内容でしかなかったようです。

韓国や中国との歴史認識や領土問題をめぐっての対立がある現状の中、新たな隣人外交をつくりだす契機としなかったことに、落胆の思いがあります。

個人としての歴史観を 首相としての歴史観として ごり押ししているような気がしてなりません。首相の言動は、日本の代表としての言動でもあります。であるからこそ、個人的な歴史観にとらわれず、さまざまな価値観や多様な歴史観を視野に入れた言動が求められるのではないかと思います。

今回の式辞の内容は、安倍首相が見直しを主導して作成されたとのこと。戦後50年に出された村山談話〈植民地支配と侵略への反省を示した〉に批判的な首相の考えが反映され、加害責任には触れない内容となったようです。また、集団的自衛権の行使を前提にした考えが、不戦の誓いを取り上げなかった理由ともなったのではないかと思います。

村山談話は、アジアとの平和外交を進めていく上での基本認識とも言えるもので、それを前提に未来志向の良好な隣人関係がつくられてきたように思います。そうして積み上げられてきたものを、狭小な歴史観を主張することで打ち壊してしまい、現在の険悪な中・韓関係を招いてしまったのではないでしょうか。

内向きに、私的に、愛国的になればなるほど、外との関係は閉ざされたものになってしまうのではないでしょうか。真に歴史と謙虚に向き合うのであれば、進むべき方向も違って見えてくるのではないかと思うのですが…。

過去の歴史の加害責任を認め、不戦の誓いを新たにする、この二つを柱にして外交努力を続けていくことこそ、今は必要とされているように思います。時の歯車を逆に回すことで、日本の未来はますます閉ざされてしまうのではないかと心配になってしまいます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長崎市長の平和宣言を読んで

2013-08-16 18:52:03 | インポート

宣言では、被爆国としての原点に返ることを日本政府に求めています。その主張には、現状における政府の歩む方向が被爆国としての原点を忘れていることを 強く批判する思いが込められているように感じました。

一つは、ジュネーブでの核不拡散条約〈NPT〉を検討する会議で、核兵器の非人道性を訴える署名に賛同しなかったこと。これは、核兵器の使用を状況によっては認めるという姿勢を日本政府が示したことになり、二度と世界の誰にも被爆の経験をさせないという、被爆国の原点に反することだと指摘しています。

もう一つは、NPTに加盟せず核保有したインドと、原子力協定交渉を再開したこと。これは核兵器を増やさないというNPTのルールを形骸化させる対応であり、NPTを脱退して核保有を目指す 北朝鮮などの動きを正当化させる口実になるという指摘です。

被爆国としての日本だからこそ、立たなければならない原点があり、その原点に沿ってリーダーシップを発揮するような対応が必要なのだと私も思います。

「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにする」という日本国憲法前文にある平和希求の理念の体現こそ、原点そのものなのではないかと思います。NPTによる核不拡散のルールが世界で共有され、核兵器はつくらず・もたず、この地球上から一掃されることで、軍事力に頼らない真の平和が実現されていくものと考えるからです。

今から68年前に、広島と長崎で何があり、どれだけ多くの命が一瞬にして奪われたのか。被曝された人々が原爆の後遺症でどんなに苦しく辛い生活を強いられてきたか。その事実の重みと長崎や広島の願いをしっかりと受け止め〈原点に立ち返り〉、すべての核兵器が廃絶され 真の平和な世界の実現されることを心から願います。

核兵器は、誰が何と言おうとも、絶対悪なのですから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族が増えました!

2013-08-08 23:58:18 | インポート

今日から、家族が一人〈厳密には一匹ですが〉増えました。名前は、未定です。どんな名前にしようかと家族会議で熱く検討しているのですが、まだ決まりません。候補はたくさんあるのですが、どれもしっくりと来ないということで、もう少し時間が必要です。呼ぶのに困るので、明朝までには決定したいと思っているのですが……。

それにしても、見ているだけでほほえましくなるかわいい子犬です。我が家にたどりつくまで、紆余曲折があったのでなおさら愛しく感じます。

002

006

飼い主の方と子犬をもらう約束をしていたのですが、事情があって他の家にもらわれていくことになり一度はあきらめていました。ところが、もらわれていった家でも 事情があって元の飼い主のもとに子犬がもどされることになり、再度飼い主の方から連絡があって、今日改めてもらってきたという経緯があったのです。

妻は、やはり我が家に来る運命にあった子犬だったのではと言うのですが、そのことに共感すると同時に、そうであるからこそ大切に育てたいものだと感じています。四月に亡くなったクウタは、13年間家族の一員として一緒の時間を過ごしました。子犬にも長生きをしてもらって、たくさんの思い出を一緒に刻んでいけたらと思っています。

眠っている子犬の姿を見ていると、命そのものがそこにあるような 感動を覚えます。新たに出会った命とともに、新たな日々を生きていきたいと思っています。

※追記  名前は、ポコになりました。ポコポコ元気に育ってほしいと願っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近況 あれこれ

2013-08-07 15:42:28 | インポート

やっと梅雨明けとなり、遅れた夏がやってきそうです。暑くても、太陽の光がまぶしく降り注ぎ、青い空が広がる やはり夏らしい夏がいいですね。とは、いうものの、午前中に畑仕事に汗を流したら、もう暑さにバテバテです。梅雨の頃の涼しさを恋しく思うのは、勝手すぎますが……。

プロ野球では、我が楽天イーグルスが まばゆいほどの輝きを放っています。現在6連勝中で、2位以下のチームを7.5ゲーム以上離し 首位の座をキープしています。投打のバランスがよく、劣勢になっても逆転するなど確実な強さを身につけ、チーム全体が一丸となった好調な状態が続いています。この勢いのまま、今年は是非 悲願の優勝を勝ち取ってほしいと願っています。まだ今シーズンは、一度しか応援に行っていないので、これからも何度かクリネックスタジアムまで足を運ぶことになりそうです。クライマックスシリーズはもちろんのこと 日本シリーズもクリスタで開催され、日本一になることができたら、どんなに東北全体が盛り上がることでしょう。そんな夢と期待を抱きながら、これからも熱く応援していきたいと思います。

庭先では、楽天の熱い快進撃を応援するかのように ニッポンアサガオが真っ赤な花を咲かせています。花が小さいため目立ちませんが、シンプルな花の形と鮮やかな単色の赤に 素朴な日本の美を感じ、見とれてしまいます。

012  011

畑では異変がありました。収穫間近のトウモロコシが何者かに食べられてしまうという出来事がありました。実の皮を上手にむき、きれいに食べられたトウモロコシが、7・8本ほど捨てられてありました。何本か倒された幹もありました。近所でも同様な被害があり、タヌキかハクビシンの仕業ではないかということでした。網で周りを囲むようにすれば侵入しないということでしたので、さっそく周りを網で包み込むようにしました。今のところは、新たな被害は出ていませんが、食べている様子を実際に見てみたかったなあと思いました。それにしても 我が家でおなかを満たすことができなくなった 侵入者は どうするんだろうか と 気にかかったりもするのですが……。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする