5月17日 金曜日はとっても爽やかな一日でした。
私の一人旅の記録の続きです。
この建物が、
「富弘美術館」です。
4枚の大きな絵に駆け寄りました。
何度も繰り返し読み、眺めてから
入館しました。
中でのカメラはNGです。
(画像はネットからお借りました)
御記帳所もあり、
私は、最後に記帳させていただきました。
入館して、
最初に目に付いたのが、
「音声ガイド」があるという事でした。
「音声はどなたのですか?」と尋ねたら、
「富弘さんが読んでくださっていますよ。」と言う返事。
私の耳元で、
「星野富弘さん」ご自身の声で
30点を聞くことができました。
あたたかで、
やさしくて、
ここちいいこえ。
泣きながら進みました。
朝早く家を出たので、
一息つきたくて、
カフェに寄りました。
この席を選びました。
この湖は「草木湖」
シフォンケーキとコーヒー
とっても美味しかった。。。
一人でゆっくり出来ました。
その後、
ビデオルームでの星野さんのお話を聞きながら、
最初に読んだ「かぎりなくやさしい花々」に書かれていた
闘病の時期のお母さんとのお話には、
涙が溢れました。
帰りのバスの時間まで外に出て、
歩いてみました。
「クリンソウ」
「カキツバタ」???
「モミジ」
「ハルジオン」
いつも見ている草花なのに、
あらためて、
愛おしさを感じたりしました。
新緑の季節に
汗ばむほどのお天気でしたが、
風が爽やかで、
本当に行って良かった!!
そして、
どの絵もどの言葉も
身に沁みてどれか一つと選べないのですが、
私もそうでしたが、
皆さんが立ち止まってじっくり読まれていた
星野さんのメッセージがありました。
「いのちより大切なもの」
全てではないのですが、
メモをしてきました。
いのちがいちばん大切だとしたら
健康で長く生きることだけが
価値ある人生なのだとしたら
生きるのはあまりにも悲しく苦しい連続ではないでしょうか。
自分で苦しみながらみつけた時に
あなたにとって意味があるのです。
見つけたと思っても、もしかしたら違ってくるかもしれない。
一生探し続けて死を迎える前に
ようやく自分なりの答えが見つかるかもしれない。
肝心なのは 自分で見つけるということです。
そのメッセージの隣にあった絵が、
この絵でした。
平日だったせいか?
入館者もそれほどでもなく、
小学生の課外学習だったのかな?
ゆっくり、
じっくり、
拝見出来ました。
美術館を出る前に、
「星野さん」の遺影に手を合わせ、
記帳をさせていただき、
隣りに用意されていたノートにも、
お礼の言葉と「やすらかに。。。」と
記帳させていただきました。
素晴らしい絵、心に染み入る言葉に触れられた一日でした。
「神戸駅」からの帰路への線路