3月17日で95歳になる母が旅立ちました。
2月8日、父の命日に電話をした時、
いつも通りの母の声でした。
「わたし、100まで生きられるかもよ」と
いつも通りの笑い声でした。
だから、
ずっと元気でいてくれる!と信じてたのに。。。
数日前、妹からのラインで、
急に転ぶようになって、
病院へ行き、点滴を受けたけど、
寝たきりになってしまった。
という知らせ。
私も電話を切る時、
いつも、
「転ばないようにね。慌てないでね。」と言うと、
「うん、だいじょうぶ、だいじょうぶよ。」と、
朗らかに答える母でした。
そして、
昨日、
妹が母の傍から泣きながらラインをして来た。
母の様子を見て驚いた。
あんなに元気だった母が。。。
「おかちゃん、わたし、くらり!わかる?」
小さく頷く母。
「明日、会いに行くね!」
か細い声で、
絞り出すような声で、
「まってるよ」
今朝早く、家を出て、
妹が迎えに来ている駅に行きました。
実家について、
母の部屋に入ったら、
ベッドに寝ている母が、
じっと私を見てくれた。
母の手を握りしめたら、
冷たい手。
「おかちゃん、手が冷たいね。寒い?」
返事も無く、
ただ、ただ、私を見てる!
どうしても、
最後に、
私の子供達に会っておいて欲しかった。
ラインで
アメリカに居る息子も、
家族で母に会ってくれた。
都内に住んでる娘は、
「まことくん」と「しおりちゃん」は
学校と幼稚園で残念でしたが、
婿さんはリモートでお家にいたので、
会ってもらえました。
母と二人っきりで、
ずっとずっと話すことが出来、
言いたい事、伝えたい事、
ぜ~~~~んぶ話せた。
おでことおでこもくっつけた!
母のほっぺも頭もなでてあげた。
「長く生きてくれて本当にありがとう~」
救急車に乗って病院へ。
私だけが付き添い。
ここでも母と二人。
救急車の中で、
母は機械で衝撃を与えられ続けていて、
それが可愛そうすぎて、
「これって、病院へ着くまでしていないといけないんですか?」と言ってしまいました。
救急隊員の方が、
「そうなんですけど。。。」
痩せて、小さくなってしまった母が、
「可哀そう過ぎて。。。」って言ったら、
「そうですよね。ここは外して、
私が優しく手でやりますね。」って。。。
すごく有難かったです。
実家の弟が病院へ来るまで、
担当のお医者さんからの説明を聞きました。
最後の最後まで、
母と二人きり。
私は、
母と離れて暮らしているので、
母の看取りは出来ないと思っていたのですが、
こうして最後まで私に看させてくれた母。
あの最後の私をじっと優しく見てくれた母の目。
言葉は無かったけど、
「これでお別れだよ。」と言われたようでした。
「まってるよ。」と言ってくれた最後の言葉。
これからの私の生き方に
ずっとずっと傍にいてくれる言葉になりました。
やっぱり
悲しい
寂しい