この小さなおてて
この小さなあんよ
嬉しかった。。。
生まれてきてくれて
本当にありがとう~
「有難い」
この言葉の意味がこれほどまでに感じた瞬間はありませんでした。
11月26日
娘夫婦に赤ちゃんが誕生しました。
12月12日の予定だったのですが。。。
ちょっと早い出産でしたが、2,785gの元気な男の子でした。
26日の午前3時ころ、
「お母さん、ちょっと変なの。破水かも?」
そんな娘の言葉に飛び起きました!
すぐ病院へ連絡を取り、主人も驚いて車の用意をしてくれました。
入院の準備をして来るようにと言われ、
娘も慌てること無く落ち着いていました。
夜間の看護師さんがとっても親切で、
こんな時間なのに嫌な顔せず、
しかも全く動揺もせず、(看護師さんだもんね。)
私もずっと付き添っていました。
私は一旦家に帰ることにして、
主人が車で迎えにきてくれました。
歩いて帰れる距離なのですが、
午前4時半くらいってまだ真っ暗です。
病院の外で主人の車を待ちながら空を見上げたら、
綺麗なお月さまとキラキラ輝く星達。
「今日中に会えるかな?
こんなに綺麗な夜空を見上げた事ってあるかな?
ないなぁ~
どうか元気に生まれてきてね。」
そんな言葉を胸に待っていました。
午後になってkoutaさんも会社を早退して来てくださいました。
私も昼食を済ませ、家事を済ませ病院へ行きました。
娘の陣痛も順調に進み、
koutaさんは追い出されていて、
私が行っても声も出さずに「来ないで!」って手を振っているのです。
追い出された私達は、
このシャンデリアの下でおしゃべりをしながら、
長い時間を過ごしました。
主人は「私が居ても。。。生まれそうになったら連絡して。」
お父さんてそんなもんだね。
娘は立ち会い出産は希望していませんでした。
と、言うか、
私が常々言っていたことがありまして、
「甘ったれた根性でお産に臨んだりしたらダメよ!
大きな声でわめいたりしたら承知しないからね!
歯を食いしばって頑張り抜くんだよ。
お母さんになるってそういうことだからね。」
な~んて偉そうなことを!
それって、私が母に言われたことなんです。
でも、いざとなったら、
「koutaさんの助けが欲しくなったら言いなさい。
でも、一人の方が頑張れそうだった正直にkoutaさんに言っていいのよ。」
娘は「生まれた瞬間は三人で迎えたい。」と希望していました。
待ちくたびれそうになっていたkoutaさんに看護師さんが、
「これを着てドアの前で待っていてください。」
しばらくしてkoutaさんが呼ばれて入って行きました。
駆け付けた主人と私。
主人はじっとして待っていられる人。
私、待てない人!
ドアの前に行っても娘の苦しそうな様子も全く気配がありません。
でも、
聞こえました!
赤ちゃんの元気な泣き声!
「お父さん、生まれた!生まれた!
泣いてる!元気に泣いてる!!」
溢れる涙が止まりません。。。
あの主人も泣いてる。。。
それを見て余計に涙が溢れました。
koutaさんの一声。
「何一つ足りないものはありませんでした。よかったです。」
嬉しかった。。。
本当にほっとした瞬間でした。。。
元気な泣き声がこんなにも愛おしく聞こえたなんて、
今まで感じた事がないくらい感動しました。
大きな声で泣いてくれた初孫です。(携帯画像)
「ありがとう~生まれてきてくれて本当にありがとう~」