先週はグランアレグリア頭固定で爆死しました(涙)。
とは言え、ここは気を取り直して、今週のビクトリアマイルは、古馬牝馬で最もマイル適性が高いプリモシーンから入りたいと思います。何と言っても、昨夏の関屋記念では古馬や男馬相手に1:31.6で快勝、前走のダービー卿CTでも牡馬の有力マイラー達を尻目に、これまた1:31.7で2着を確保。牝馬限定GⅠのここでは、プリモシーンを中心視するのはむしろ当然といったところ。
ところが、この馬には変な弱点があるのです。なぜか牝馬限定レースだと、原因不明のボロ負けを繰り返すのです。
原因はいくつか考えられます。牝馬限定レースだとペースが遅くなるので、地力のある馬が「引っかかる」状態に陥って、力を出し切れないこと。かつてウオツカという名牝にも同じ傾向がありました。牝馬同士のGⅠでは脚を余らせて取りこぼすのに、安田記念・天皇賞(秋)・ジャパンカップで牡馬の一線級と闘うと、男馬を全部蹴散らせて勝利してしまうのです。
また、牝馬同士のレースでは、馬体をぶつけ合うような激しいことは殆どありませんが、男馬が入ると結構乱暴なレース展開になることもしばしば。ウオツカやプリモシーンのような馬は、馬体が接触することで、かえって闘争心に火がつくタイプなのかもしれません。
人間社会でも同じような光景は見ることができます。女同士の人間関係では浮き気味の「イケイケOL」が、男女が入り混じった派手なパーティ現場では、微妙に身体接触を施しつつ、一気にスーパースターへ駆けのぼることも珍しくありません。(なお「イケイケOL」という表現は、愛読blogである溜池通信:上海馬券王のページ、から借用いたしました!)
イケイケOL風のプリモシーン。今回は牝馬限定レースですが、思い切り弾け飛んで、「ジュリアナ東京」競馬場のお立ち台で輝いてほしいものです。