昨夜は高校の同級生4人で集まる夜会がありました。
一人は元日銀の局長で、今は日本を代表する機関投資家のアドバイザーとなっているH君。もう一人は財務省の現役官僚のM君。あと一人は元証券マンで、今は個人経営の投資銀行家、かつ有名ブロガーとなっているY君(通称だと「Gさん」ですね)。
元日銀マン・財務官僚・元証券マン・信託銀行員が集まれば、話題は金融マーケットや政局の事になると思いきや、ワイン講座から病気自慢に始まり、挙句の果てには「高校の時に誰が好きだったか!(一応男女共学でしたので‥)」というテーマで、ほとんど喧嘩になりかけたりで、バカみたいに盛り上がりました。
ただ最後に真剣な議論になったのは、今後の労働市場の話。就労可能人口(15歳~64歳)がピークだった1995年は8700万人、直近2016年では7600万人、そして2065年には4500万人と、労働人口がほほ半減してしまう現実を前に、発想を変えなければならない危機感は4人とも共通でした。女性活躍はもちろん、高齢者活用や優秀な海外からの移民受入れ、AIに代替できるものは可能な限り代替させるのは、むしろ当然だと。
ちなみに、AI活用については、「それでも労働人口が足りない!」ことを危惧する意見(私です)と、「AIよりも付加価値のある仕事ができる人間は実は数が少ないので、悲惨な格差社会が待っている」と危惧する意見(有名ブロガーのGさん)に分かれました。
まぁ確かに、朝の通勤電車の中でも、新聞を読んでいる人を見かけることは少なく、多くがスマホでゲームをしている状況を鑑みるに、これはGさんの意見の方が正しいのかもしれませんね。